ダウントン・アビーのGrantham公爵が… (Hugh Bonneville)

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『ダウントン・アビー』のGrantham公爵は、いかにも英国の貴族といった風貌でした。



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先日ホテルのTVで偶然『ノッティングヒルの恋人』(1999年)を観ていたら、こんなところに公爵がいるではありませんか。友人が開いた夕食に、ハリウッドの大女優Annaが招かれ、みんなはそわそわしている中で、彼女が何者なのか知らない公爵は、KYな言動でまわりをヒヤヒヤさせるという役どころでした。大部分の男優のように、公爵も歳を重ねた今のほうが断然魅力的です。いやぁ、Hughが若くて初々しい。この映画は何回観ても、素晴らしいです。


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# by amore_spacey | 2017-11-22 01:12 | My talk | Comments(0)

夜 (La notte)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (72点)

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【あらすじ】 1960年代のミラノ。ある日の午後、売れっ子作家Giovanni(Marcello Mastroianni)と妻Lidia(Jeanne Moreau)は、回復する見込みのない病を患う友人のTommaso(Bernhard Wicki )を見舞う。TommasoはLidiaのことを愛していたが、彼女はすでにGiovanniと結婚していた。彼女は作家夫人として何不自由のない毎日を送っているが、その生活に得体の知れぬ不安を抱いている。1961年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞。(作品の詳細はこちら


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不毛の愛や虚無感と言ったら、Michelangelo Antonioni監督。全てが虚しくておぼつかない、そして救いのない孤独感。監督の手にかかると、この感覚に先の見えない不安が加わり、残酷で絶望の淵に立たされたような気持ちになる。Marcelloのコメディシリアスの演じ分けが素晴らしい。

この映画を思春期に観たら、もっと評価は高かっただろうし、少なくとも途中でうたた寝なんぞしなかった。愛の不条理・倦怠・退廃・堕落・形而上美…、あの頃は少し背伸びしてそういうものに憧れる時期だから。不毛の愛についてグチグチ捏ね繰りまわすフランス映画のような本作品は、繊細な心を持った青年期に観るには、ちょうどいいかもしれない。そういうことを考えてる自分ってステキ、みたいな。「人生の意味って何?」「永遠の愛?」「幸せって何だっけ?」なんて突き詰めて考えている時は、ちょっと不健康で、あまりよろしくない状況にあることが多いのではないかしらーん?


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愛って育んでいくもので、頭の中で考えたり、あーだこーだ議論を戦わせるものではないと思うんだけど、この作品の登場人物たちは知的レベルが高すぎるせいか、ついつい哲学的&観念的に追求したくなってしまうのね。そんなに難しく考えないで、例えばレジのおばさんが間違っておつりを多目にくれてラッキー!だったり、お年玉つき年賀はがきの3等賞くらいに当たったり、好きな人が手料理をおいしそうに食べてくれたり、ソファーでうたた寝している私に、彼がそっと毛布をかけてくれたりしたとき、嬉しくなっちゃう。そんなありきたりの些細なことがけっこう幸せで、じわっとぬくもりに満たされるものなんだけど。それだけじゃダメなのね、特にLidiaは。


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夫婦関係が崩壊し終焉を感じながら、それでも何とか夫の愛を取り戻そうとする。彼女は夫に組み伏されながら、「もうダメなの!あなたとは別れることに決めたの!すべてはもう手遅れなの」と、ラストシーンで叫ぶ。なのに不思議なことに、Lidiaの表情は生き生きと輝いているのだ。個々の気持ちや夫婦の関係なんてものは、他人からみたら謎だらけなもんです。


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# by amore_spacey | 2017-11-19 20:55 | - Italian film | Comments(2)

フライデー・ナイト・ライツ 全5シーズン全 76話 (Friday Night Lights Season 1-5 76 episodes)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (75点)

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【あらすじ】 テキサスの小さな町にあるDillon高校のアメリカン・フットボールチームPanthersの新コーチに、元スター選手Eric Taylor (Kyle Chandler)が就任した。毎週金曜日の夜、アメフトに青春の全てを賭ける選手たちや、試合の勝敗に一喜一憂する町の人々。高校アメフト部の勝利に情熱を燃やすコーチと選手たちの交流や、激しくも儚(はかな)い至高の瞬間を生きる人々の光と影を描く、ピュリッツァー賞ジャーナリストH.G. Bissingerの原作をドラマ化。(作品の詳細はこちら


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Taylor Kitsch1人祭り、まだやってます。5シーズン全76話を一気に観る予定でしたが、シーズン5に入ってからTaylorの出番が少なく、モチベーションが下がりっぱなしで、シーズン5の第2話まで観た後、1年半以上も放置状態だったことに気がつきました。鑑賞途中ですが、一区切りつけるため、レビューを残しておきます。


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チームの花形選手であるTim Riggins(Taylor Kitsch)は、Jason Street(Scott Porter)の無二の親友だが、Jasonの彼女Lyla Garrity(Minka Kelly)を好きになってしまう。そんなTimはアルコール依存症で、兄のBilly Riggins(Derek Phillips)と暮らしていた。という具合に話は始まります。このTVドラマはアメフトなしには語れません。アメリカ人にとってアメフトは、イタリア人のサッカーや日本人の野球と同じで、切っても切れないスポーツ。生活の一部、いえ、身体の一部のように馴染んでいるのです。


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保守的な田舎町が一丸となって、高校のフットボールに熱狂する姿は、純粋に楽しい。試合の勝敗だけでなく、選手たちの学園生活や恋愛や家族が抱える問題の行方も大いに気になる。中でもTimとLylaの関係には、ハラハラしっ放し。この2人に限らずティーンの恋愛って、眩しくて初々しくて新鮮なんだけど…ったく、まどろっこしい。素直になれないから、丸く収まる話も空中分解するし、あっちこっち回り道をしては、またふりだしに逆戻り。


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このドラマでTaylor Kitschは一躍有名になり(セミロングの髪型も)、役者としても大きく成長した。チームの中では超イケメンの花形選手だけど、私生活はとっ散らかってメチャクチャ。アルコール依存症だし、兄は無職に近い下衆(げす)な男だし、兄弟は住所不定ときている。この設定がすでにドラマチックじゃありませんか。彼らを取り巻く友情や裏切り、コーチ一家の夫婦や娘との関係、また登場人物それぞれの生き方に、2000年前半のアメリカ社会が垣間見えてくるかも。アメフトのルールを知らなくても、若き日のTaylor Kitschを観たい方なら、十分に楽しめるドラマです。


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# by amore_spacey | 2017-11-17 02:36 | - TV series | Comments(0)

特捜部Q キジ殺し (Fasandræberne / The Absent One)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

ネタバレあり!

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【あらすじ】 前回の事件の解決により、特捜部Qは窓際部署から未解決事件特捜部に昇格した。ある日Carl(Nikolaj Lie Kaas)のデスクに、20年前に捜査終了したはずの、全寮制高校で起きた双子惨殺事件のファイルが置かれていた。何者かの意図を感じた助手のAssad(Fares Fares)たちは再捜査に乗り出すと、事件当時に重要情報を知っていた少女Kimmie(Sarah-Sofie Boussnina)が失踪していたことが判明する。一同はすぐにKimmie(Danica Curcic)の行方を追い始めるが、Kimmieを探し続けている人物は他にもいた。Jussi Adler-Olsenのミステリー小説『特捜部Q』を映画化。(作品の詳細はこちら


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地味な特捜部Qに、出来る秘書Rose(Johanne Louise Schmidt)と猫が加わって、いくぶん賑やかになってきました。でも猫の名前がキャットって、、、どんだけ無関心やねん。仕事以外はダメダメなCarl、女性を前にすると頭が真っ白になるのか?さらっと気軽に誘えなくて、歯痒いったらありません。


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今回は20年前の事件。これに全く無関係な人なら(まぁ大部分の場合がそうです)、「えーっ、そんなコトあったっけ?」「双子の惨殺事件?言われて見れば、あったかも」くらいの曖昧な記憶しかないけれど、当事者や被害者にとっては、一生忘れられない事件だ。表向きは解決されたことになっているが、まだ終わっていないどころか、この先また死者が出るかもしれない。犯人の共犯者であり犠牲者でもあるKimmieが、命を懸けて復讐しようと、犯人を追い続けているからだ。


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品行方正なお金持ちのおぼっちゃんたちは、蚊も殺せないほど繊細な心の持ち主かと思いきや、残虐で凄まじく暴力的なやつらだったね。級友を虐めるシーンはおぞまし過ぎて、目を背けてしまった。そんな奴らだから、大人になっても富裕階層にのさばり、権力と金で暴力沙汰を揉み消して、のうのうと暮らしている。ったく、吐き気がする話だ。

結局こいつらはうまく立ち回って逃げ切るんだろうと諦めていただけに、CarlやAssadたちが仕留めたときには、幾らか胸のつかえが取れた。しかしこのエピソードも、後味が悪いったらない。いや、後味がいい殺人事件なんて、この世に1つもないのは、分かっちゃいるんだけど。この事件の犯人たちの、更生しそうにない残虐性に、深い闇や絶望を感じます。


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Carlはギクシャクしている義理の息子との関係を何とかしたくて、彼を夕食に誘っておきながら、犯人探しに躍起になるあまり、すっかり約束を忘れてしまう。「やっちまったー」って彼じゃなくても、豆腐の角に頭をぶつけたくなる。仕事バカのCarlらしいエピソードだ。

因みに「キジ殺し」とは、特権階級による娯楽としての狩猟を意味し、娯楽目的で鳥を撃ち殺して、征服欲を満たす狩猟心理と、身勝手な傷害・殺人事件を起こす犯罪心理を重ねているという。イタリアにも狩猟解禁の時期になると、国内だけでなく国外まで出かけて行って、狩猟を楽しむ階層がいる。… 何だか … なぁ。


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# by amore_spacey | 2017-11-10 01:11 | - Other film | Comments(0)

テルマエ・ロマエ II

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (65点)

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【あらすじ】 ユニークな浴場を作り上げ、一気に名声を得た古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、剣闘士の傷を癒やすための浴場建設の命を受け、頭を悩ませていたところ、またもや現代の日本へタイムスリップした。そこで風呂雑誌の記者になっていた真実(上戸彩)と再会を果たすも、やがてローマ帝国を二分する争いに翻弄(ほんろう)されることになる。『テルマエ・ロマエ』の続編。


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さすがに最初の20分は我慢して観たけれど、ストーリーも何も・・・あれは手抜きでヒドすぎやしませんか。ジョークも、笑えないどころか興ざめで、ぜんぜんノリノリじゃないし。なので早送りして、阿部ちゃんと北村氏のシーンだけゆっくり観るという、反則ワザで何とかフィナーレに辿り着きました。


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阿部ちゃんや北村氏の、雄雄しい姿やナイス・バディを堪能できたので、ま、いっか。ああ、また温泉に行きたくなってきました。因みに原作者のヤマザキマリさんが、日伊両国間の友好関係発展に貢献した1人として、イタリア星勲章のうちCommendatori(司令官)を受勲されたそうですね。おめでとうございます。


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# by amore_spacey | 2017-11-05 02:40 | - Japanese film | Comments(0)