Non pensarci (考えてもムダさ)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(80点)

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Stefano(Valerio Mastandrea)はローマで暮す35歳のパンクロック・バンドのギタリスト。かつてはそれなりの成功を収めたが、今は落ちぶれて恋人も寝取られる始末。冴えない生活に疲れた彼は、自分の人生を見つめ直すために、久し振りにリミニの実家に帰ることを決意する。彼の帰還を温かく歓迎する家族だが、蓋を開けてみれば、父・母・兄Alberto(Giuseppe Battiston)・妹Michela(Anita Caprioli)はそれぞれ問題を抱えており、Stefanoは否応無くそれら問題に巻き込まれていく。たっぷりのユーモアにほんの少しのペーソスをまぜながら、青春の甘酸っぱさと家族の素晴らしさが歌い上げられるコミカルな快作。映画が好評につきTVドラマ化決定。ただ今放送中。


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父の後を継いでシロップ漬けさくらんぼの瓶詰め工場を営むStefanoの兄Albertoを演じたGiuseppe Battiston。見かけも濃いが、彼の口から出てくるボケや突っ込みが、これまた濃い。シニカルで自虐的なんだな。Pane e tulipani (ベニスで恋して)の怪しい探偵といい、La giusta distanza (まなざしの長さをはかって)のちょっぴり好色なタバコ屋の親仁といい、彼が演じるとより現実味が増して親しみが湧くのだ。でも夏はかなり暑苦しいぞー。



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Valerio Mastandreaって、いつも貧乏くじを引いちゃうんですね。Tutta la vita davanti (見わたすかぎり人生)で演じた労働組合の活動にエネルギーを費やす不器用な青年Giorgioも、このStefanoも誠実で真面目すぎるがために、気がつけば他人の問題を引っかぶっている。そしてそれを懸命に立て直そう!解決しよう!とする姿に、知らず知らずのうちに私たちも引き込まれていくのである。あんなに問題だらけで軌道を逸したNardini家なのに、見ていてそれほど気持ちが沈みこまないのは、ナンセンスでコミカルな台詞のお陰もあるが、イタリア人の持つ底力と「まっすぐ深刻に考えるより、とりあえず今日一日を何とか過ごそう」というよい意味での楽天性に救われるのだろう。



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一言いいでしょうか?007 Casino Royaleでボンドガールに抜擢されたCaterina Murino、あなた何様ですの?

製作国:Italy
初公開年:2008年
監督:Gianni Zanasi
キャスト:Valerio Mastandrea, Anita Caprioli, Giuseppe Battiston, Caterina Murino, Teco Celio, Gisella Burinato ...


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by amore_spacey | 2009-05-26 21:08 | - Italian film | Comments(0)
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