Amarcord (フェッリーニのアマルコルド)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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春一番が吹き荒れた日の夜、北イタリアの小さな港街では街中の人々が広場に集い、うず高く積み上げられたガラクタの上に冬の女神の人形をかかげて火をつけ、訪れる春を祝って歌い踊り、騒ぎ明かしていた。15歳を迎えるTitta少年(Bruno Zanin)も父(Armando Brancia)や母(Pupella Maggio)やおじいちゃん(Giuseppe Ianigro)や弟たちと一緒に祭に加わった。Amarcord とはリミニ地方のロマーニャ方言で a m'arcord = io mi ricordo(私は覚えている)という言葉が訛ったものである。1930年代を舞台にしたFederico Fellini自身にとって生涯忘れ得ぬ一年間の物語。


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食事のシーンに必ず登場するSangiovese(赤ワイン)、イタリアの豪華定期船レックス号、ムッソリーニのファシズム旋風、欲情するおじいちゃん、巨乳に挟まれて窒息するTitta少年…など、象徴的なシーンが次々に登場する。誰もが一度は通過するさまざまな人生の別れを体験しながら、Titta少年はやがて来る激動の青春期への旅立ちを、漠然とした意識の底にではあるが確実な手応えとして感じていた。お母さん役のPupella Maggioは、ニュー・シネマ・パラダイスでもお母さんを演じていた。1999年12月8日逝去。遅ればせながら合掌。

製作国:Italy
初公開年:1973年
監督:Federico Fellini
音楽:Nino Rota
キャスト:Pupella Maggio, Armando Brancia, Magali Noël, Ciccio Ingrassia, Nando Orfei ...


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by amore_spacey | 2009-08-04 00:11 | - Italian film | Comments(0)
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