Manuale d'amore (イタリア的、恋愛マニュアル)

私のお気に入り度 ★★★★☆(85点)

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ベストセラーになるCD付き「恋愛マニュアル」をLivia(Anita Caprioli)がレコーディングする第1章~小児科医Goffredo(Carlo Verdone)がそのDVDを手にする第4章からなる。世代の違う4組のカップルの恋愛模様をオムニバス・リレー形式で描くラブコメ。


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第1章 L'innamoramento(めぐり逢って)
さえない青年Tommaso(Silvio Muccino)は偶然出会ったGiulia(Jasmine Trinca)に恋をする。どんなに冷たくあしらわれても、めげないTommasoに根負けしたGiuliaは、デートの誘いを受け入れる。Tommasoはなんとかデートを成功させようと意気込む。Tommasoの猛烈アタック攻撃は一歩間違えばストーカー行為になりかねないけれど、彼の純粋な気持ちが頑なで誤解していたGiuliaの心を徐々に融かしていくのですね。↑このシーンは『ローマの休日』にダブりますね。

Jasmine Trincaちゃん、可愛い~♪ La Meglio Gioventu (輝ける青春)Piano, soloで翳のある女性を演じているので、何やら不幸で暗いイメージが付きまとうが、今回は元気溌剌な観光通訳で、等身大の彼女をみることができた。この作品のSilvio Muccinoは可もなく不可もないが、Gabriele兄と一緒にインタビューを受ける時、何だってあんなにカッコつけてるの?「オレさ、イケてるよね。」 ファンの視線を充分に意識した安っぽくて小ざかしい上目遣いはやめれ。自意識過剰!Riccardo Scamarcioのように素直な男の子のほうが好感もてるなぁ(って、彼のことをあんなに嫌っていたのに…苦笑)。



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第2章 La crisi(すれ違って)
倦怠期を迎えているMarco(Sergio Rubini)とBarbara(Margherita Buy)夫妻。子供を作って危機を乗り越えようとせがむBarbaraだが、Marcoは断固として首を縦に振らない。ある日友人のバースデーパーティーに招かれたBarbaraは、泥酔し迎えにきたMarcoと共に、朝まで公園で過ごすことにする。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、じゃないが、気持ちが冷めるとどうなるか?箸の上げ下げまで気になる&吐き気がする。「この人、いつからこんなに汚いご飯の食べ方をするようになったんだろう」 夫は夫で常にイライラ。何をやってもかみ合わない倦怠期の夫婦。それでも泥酔したBarbaraを公園のベンチで介抱しながら、妻への淡い慈しみの気持ちがMarcoの中に湧きあがってくる。実生活で結婚&離婚を経ているこの2人だからこそ尚、双方の言い分に現実味があり譲歩できないものがあるのだ。



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第3章 Il tradimento(よそ見して)
婦人警官のOrnella(Luciana Littizzetto)は、夫がありながら同じアパートに住む人気キャスターを誘惑する。自分がそんなことをしながら、夫Gabriele(Dino Abbrescia)には浮気の心配はないと確信しているOrnella。ところが偶然にもGabrieleの浮気現場を目撃してしまったOrnellaは、うさ晴らしに交通違反のチェックで冷酷無情&情け容赦のない取り締まりをする「名物コワモテ婦人警官」になる。何だかんだ言いながら結局Ornellaは、夫Gabrieleと元のさやに納まる。

浮気現場を目撃したあとのLuciana Littizzettoの切れ方が、メッチャいいわぁ。Laura MoranteやGiovanna Mezzogiornoに演じさせたら、もっとヒステリックで凄みがあっただろうなぁ。想像するだけでコ・ワ・イ!



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第4章 L'abbandono(棄てられて)
妻に捨てられた小児科医Goffredo(Carlo Verdone)は、書店で「恋愛マニュアル」を手に取って、実践しようと試みる。理由も解からず妻に去られアタフタする中年男は、髪が薄くて出腹のメタボなオジサンだが、一途で真面目ゆえに、空回り&裏目に出るのが哀れでもあり可愛く可笑しくもある。このエピソードはCarlo Verdoneの独壇場であります!!! 彼の目や眉の動きは、年々磨きがかかって秀逸(爆) 別れのあとには新たな出会いあり。天は私たちを決して見捨てたりはしない。あとはその1歩をあなたが踏み出すかどうかだけ。

私のまわりにもこんなカップルがいる。いきなり妻から離婚を切り出され問い詰めたら、同僚の教師と恋に落ちていた。仕事が終わって家に帰ると、寝室で妻と若い男がいた。「僕は結婚には向かない」といって妻&娘を残し、大学教授~ガソリンスタンドの女まで女性遍歴を続ける男…。しかしごく少数を除いて、どの人も新しい伴侶を見つけ新しい人生の扉を開いている。

ところで…、日本語のタイトルの頭に「イタリア的」ってつけたのはなぜ?何かあざといんだな、こういう手は。

製作国:Italy
初公開年:2005年
監督:Giovanni Veronesi
キャスト:Carlo Verdone, Luciana Littizzetto, Silvio Muccino, Sergio Rubini, Margherita Buy, Jasmine Trinca, Rodolfo Corsato, Anita Caprioli ...


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by amore_spacey | 2009-08-04 18:07 | - Italian film | Comments(0)
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