私のお気に入り度
★★★☆☆(78点)
Jeoshua(のちのGesù) の半生を描いた作品。流血争いを好まないJeoshuaが最後に唱える「愛の力で世界を変えよう。」 これは
『ペイ・フォワード / 可能の王国』に通じるものがある。 「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、なにをする?」そんな社会科のSimonet先生(Kevin Spacy)の問いかけに、中学1年のTrevor少年は、きわめてシンプルかつユニークなアイデアを思いつく。それは1人が3人に親切をし、その3人がさらに3人に(計9人)親切をしていくというもの。それがペイ・フォワード。親切の輪が鼠算式に増えていくのだ。これが広がれば世界がよい方向に変わるのではないか?
アラブの衣装に身を包むと、誰が誰だか分からなくなってしまうが、すらりと背の高いKim様だけが突出しているので、すぐに分かる。慣れた手つきで大工仕事をしたり、パン生地を捏ねて焼いたり、洗濯したりするKimの手が、とてもしなやかで美しいのです。そしてあのヒゲ!これぞ
ヒゲ大魔王。彼は内側から滲み出る、静かなカリスマ性を秘めている。そしてこの作品を盛り上げたのが、PivioとAldo De Scalziのサントラ。あれを聞いていると、麻薬をやってトリップしている時のような(やったことありません。あくまでも想像の世界)、蜃気楼を眺めるような浮遊感に誘われる。次々にあらわれる美しくダイナミックな風景に魅了されたが、展開していく話がうまく連動せず、表面的に終わってしまった気がする。
製作国:Italy
初公開年:1999年
監督:Alessandro D'Alatri
キャスト:Kim Rossi Stuart, Massimo Ghini, Boris Terral, Kassandra Voyagis, Saïd Taghmaoui, Jovanotti ...