白い巨塔

私のお気に入り度 ★★★★☆(83点)

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2日で一気に全22話を観たから、頭の中ではAmazing Glaceが何度も流れ、財前教授回診の大名行列が通り過ぎていく。『Dr. House』『E.R.』『グレイズアナトミー』など海外の病院ものに比べると、これはもう真面目~!固~!理想や正義感に萌え~!面白味に欠け、なかなか話の中に入っていけなかったが、気がついたらうるうるしながら最終回を観ていた。そしてやはり日本のTVドラマだなぁと痛感。素晴らしい原作をドラマ化したということもあるが、観るものの心に訴えたり社会問題を提起しつつ静かに完了するスタイルは、海外のものに比べると格段に優れていると思うのだ。模範的すぎて鼻白むところがない訳ではないが、この手のドラマを観て感動する私って、やっぱり日本人だあ。



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大きな反響を呼んだTVドラマだが、多くの人と同じようにわたし的にも突っ込みどころ満載(^^) ドラマの舞台が大阪の病院にしては、関西弁を喋る人が少ないし、くれない会の教授夫人たちのおっほっほ~!ぶりやら、教授 vs 助教授の間に飛び散る電光石火の火花★やら、大袈裟すぎたり逆に地味すぎて居ても居なくても?なキャストがいたり…。その中で光っていたのが、第一外科教授(その後近畿労共病院院長)を演じた石坂浩二。さすがベテラン!年の功!表情筋の動かし方一つをとっても声の出し具合にしても素晴らしい。それから関西弁を話す馬鹿デカい顔の西田敏行のお陰で、このドラマの舞台が大阪であることを思い出させてくれた。伊武雅刀、侮れないっ!こういった輩たち、私たちのまわりにもいますな。男たちを支えた女性陣もそれぞれによかった。が、あの矢田亜希子(東佐枝子) ってのは何なの?登場するたびに、「わたしはぁ…」「わたしはぁ…」って乳臭い台詞吐いて。日本語ゼロに近い夫まで、「わたしはぁ…」って真似してますた。あれが夫のツボにハマるとは、ぷっ。いやはや、癇に障る女優でつ。

唐沢くん!顔小さっっ!原作を読みながら想像した財前は、もっと脂ぎって目ぢからと艶のある声の持ち主だったから、唐沢くんが登場した時には、正直言って拍子抜けだった。こじんまりまとまっている彼が、はたして財前の役をこなし切れるのかなぁ?という視線で観ていたが、回を追うごとに成長した気がする。そして最終回に最高潮を迎えた。財前の魂が乗り移ったかのような渾身の演技に気圧されました。相変わらず顔は小さっ!



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反響を呼んだ背景として、放送開始の数年前より次々と表沙汰となった医療ミス問題を取り扱っていることもあり、山崎自身も、執筆当時はフィクションとして書いたことが、現実として起こっている状況に驚きをもっていた(ただし執筆当時、山崎は医療ミスよりも大学病院医局内の封建制にも似た師弟関係や権力闘争に主眼を置いていた)。Wikipediaより。

私がキャスティング・ディレクターだったら(ここからは妄想の世界デス)、こんな配役にしてみたいなー。ありきたりなんだけどさ。
財前五郎(第一外科助教授→第一外科教授) … 阿部寛
里見脩二(第一内科助教授→千成病院内科医長) … 豊川悦司
関口仁(弁護士・原告代理人) … 香川照之
佐々木康一(佐々木康平の息子) … 瑛太
製作国:Japan
初公開年:2003~2004年
プロデューサー:高橋萬彦、川上一夫
原作:山崎豊子
キャスト:唐沢寿明, 江口洋介, 石坂浩二, 片岡孝太郎, 伊藤英明, 伊武雅刀, 西田敏行, 水野真紀, 若村麻由美, 黒木瞳, かたせ梨乃, 野川由美子, 池内淳子 ...


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by amore_spacey | 2009-10-20 02:52 | - Japanese film | Comments(7)
Commented by 小夏 at 2009-10-20 10:59 x
基本的に、自分にとって財前五郎は誰が演じてもダメだと思ってました。
財前五郎の欲望むきだしで傲慢、なのに繊細で脆い、この二面性を演じる田宮二郎@財前バージョンがあまりに強烈すぎてそれ以外受け付けなかったというか。
このへんは田宮サン自身、自分の人生を「財前五郎」にまんま重ね合わせていたみたいだし、その後に至る彼の壮絶な顛末を考えると、誰も敵わないやねぇ~・・・だったんですが。

・・・不覚にも泣けてしまったんですよ、唐沢@財前バージョンで。
唐沢クンの「無念だ。」
セリフはたった一言なんですが、いや、あれは凄かった!
間のとりかたといい、表情といい、鳥肌モノでした。

もちろん、いまだ自分の中で田宮@財前がナンバーワンであることに変わりはないんですが、それまで今一歩「トレンディードラマ路線の俳優」くらいにしか考えていなかった唐沢クンの認識を改めるには十分でありました。
Commented by 松たけ子 at 2009-10-20 17:02 x
こんにちは☆

白い巨根、じゃない、巨塔、私の周囲には放送当時ハマってる人が結構いました。内容には惹かれるのですが、キャストがいまいち食指をソソらないんですよねえ。↑amoreさんの理想キャストだと面白そう。唐沢さんは、、また山崎豊子原作の連ドラに出てますね。
矢田アキコは、お塩マナブの子供を産んだほどの女ですからねえ。ただだものじゃありません。ただのヤンキーかもしれないけど。このドラマが放送されてたとき、誰が想像できたでしょうか、今の彼女の境遇を。可哀相ですよねえ、子供が。
白い巨塔、田宮二郎版の映画を観てみま~す♪
Commented by amore_spacey at 2009-10-22 21:24
☆ 小夏さんへ。
これを観ていた時、横で夫が茶化すので、最終回だけは静かに観たい!と思い、家族が寝てから一人で観ました。そして一人でうるうる。唐沢@財前教授の人生の引き際は、武士の心に通じるものがありましたね。エンドロールにかぶせるようにして流れたあの台詞には唸りました。唐沢くんが財前を演じることに、原作者の山崎豊子氏が難色を示していたそうですが、分からなくもありません。顔もスタイルもキャラもバランスが取れすぎていて、トレンディではあるけれど財前を演じるとなると?という危惧があったのでしょうね。いやぁ、唐沢くんはこのドラマで大きく成長しましたよ。
田宮二郎ヴァージョンも観てるはずなのですが、実生活の壮絶な最期があまりにもショッキングで、田宮二郎といえばあの事件が真っ先に浮かんでしまうんですよ。また原作を読み直しています。
Commented by amore_spacey at 2009-10-22 21:27
☆ 松子さんへ。
白い巨根?ぐははーーっ(≧∇≦) オープニングでこの映像が出るたび、夫も同じことを言いました。でしょ、でしょう?私もこれはトレンディードラマのノリでやってるんかなぁと思っていたので、全22話DLしてあったのですがずっと観ないでいたんですョ。ふっと原作を読み直したのがきっかけで、観てみようかなぁと思ったのがアリ地獄への一歩、ハマっちゃいました。

矢田亜希子って、、、そうそう、押尾学の元妻だったんでしたね!!!あらびっくり。処女みたいな顔して登場していたんで、山の手の育ちのよいお嬢様かと思ってますた。田宮ヴァージョン、私も検索して観てみようと思ってます。
Commented by xthneh5d at 2009-10-24 06:12
こんにちはー。
初コメントです。読み逃げはもうかなり以前からお邪魔しておりました。
実は好きな俳優の好みが勝手に似ているので、何かウフフな気持ちでこっそり読ませていただいていたのです。
唐沢くん、いいですねぇ。(どうしてもくんづけしてしまうのですが・・・)
2クール目から髪型も変わり、ますます目力がアップ。
最終回はやはり泣けました。
妄想配役、ツボにはまりました。
私も阿部ちゃん(こちらはぜったいちゃんづけ)、香川さまファンです。
唐沢くんの不毛地帯も始まりましたね。
相変わらずの目力ですが、まだ今ひとつ役となじんでいないような気がしますが、これから半年楽しみです。
これからも宜しくお願いいたします。
リンクさせていただけますか?
Commented by amore_spacey at 2009-10-24 21:26
☆ xthneh5dさん、こんにちは。
いらっしゃいませ~♪&コメントをありがとうございま~す(*^^*) 香川氏&阿部ちゃんのファンだなんて、とっても嬉しいです。妄想の世界にまでお付き合い下さいまして…。汗 豊川悦司の代わりに堤真一氏もいいかなぁと。

唐沢くんは全てがきちっと決まりすぎていて、ケチのつけようがない代わりに、財前を演じるには早すぎる?そんな器を持ち合わせていないだろうと、思っていました。僭越ですね。役者と言うのはああやって成長していくものなんだなぁと、『白い巨塔』の唐沢くんを目で追いながら痛感しましたョ。『不毛地帯』も友人にDLを頼んだので、こちらは全回終了したらまた一気に観ようと思ってます。目ぢからは衰えていないんですね。ますますその威力に磨きがかかっていることでしょう(^^) とても楽しみです。

楽しみと言えば、確か今月日本で公開される山崎豊子氏原作の『沈まぬ太陽』も楽しみです。ただ渡辺謙はあまり好きじゃないので…。彼でななくて阿部ちゃんや唐沢くんや堤氏だったらよかったのに。
Commented by amore_spacey at 2009-10-24 21:27
☆ xthneh5dさんへ。(続き)
好き勝手言いたい放題のブログですが、宜しければリンクをお持ち帰り下さいませ。こちらこそこれからもどうぞ宜しくお願いしますね。
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