たそがれ清兵衛

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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江戸末期、庄内の平侍・井口清兵衛(真田広之)は、労咳を患った妻の死後、娘2人萱野(伊藤未希)・以登(橋口恵莉奈)と老いた母親のきぬ(草村礼子)をなんとか養い暮らしている。仕事が終わると同僚との付き合いを断って帰るため、仲間には「たそがれ」と呼ばれていた。ある夜清兵衛は、久しぶりに再会した幼なじみの朋江(宮沢りえ)を家に送った際、朋江が離縁した男に果し合いを申し渡され、木刀で打ち負かしてしまう。噂はたちまち城中に広まり、朋江も清兵衛に心を砕いていく。その頃、藩主の死により城は揺れ始めていた…。



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真田広之って、何かこう、力んだところがあって嫌だなぁと、『ラストサムライ』を観て思っていた。殺陣シーンが得意なだけのアクション俳優だと思い込んでいたんです。が、この作品の彼の立ち居振る舞いに、そこはかとない男の色気や哀愁を感じました。2人の娘を見守るまなざしも優しかったですね。

宮沢りえちゃんは『トニー滝谷』で抱いた、「あれっ、りえちゃんってこんな顔だったっけ?」という違和感がこの作品にもありました。ちょっと痩せすぎなのね。人気絶頂時に出した篠山紀信撮影の写真集『Santa Fe』の頃は、もっとふっくらして柔和な表情だったのに。それにしても色っぽい。言葉に表せない秘めたる想いが見えないベールとなって彼女のまわりに漂うシーンに、ズケズケ物を言う国に暮している私は、はっと胸をつかれました。「そんな父のことを、私は誇りに思っております…」という次女の言葉にしみじみ。



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エンディングに流れる井上陽水さんの♪決められたリズム♪(音が出ます!)がいい。メロディーも歌詞も陽水さんの艶やかな声も全てがいい。時代劇と陽水さんが歌うエンディング。エンドロールを見ながら彼の声を聞いていたら、涙が滲んできました。

製作国:Japan
初公開年:2002年
監督:山田洋次
原作: 藤沢周平
キャスト:真田広之, 宮沢りえ, 田中泯, 丹波哲郎, 岸惠子, 小林稔侍, 大杉漣, 吹越満, 草村礼子, 中村梅雀, 尾美としのり ...


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by amore_spacey | 2009-11-17 22:21 | - Japanese film | Comments(4)
Commented by melocoton1 at 2009-11-17 23:09
この映画好きです♪
時代劇ってどうもチャンバラが表に出てしまうのが多いけど、この映画は人間味があっていいですよね。

真田広之>トム・クルーズと同じ意味で苦手ですが(笑)、この映画では本当、よかったですよねー。
Commented by 紫香楽 さわこ at 2009-11-18 00:22 x
こんにちは、こちらへおじゃまさせていただきました。

実は、わたし時代劇のファンです。 鬼平犯科帳や必殺仕事人・・・
池波正太郎や藤沢周平大好きです。 といきなりすみません。
雨上がるなんて大好きです。
井上 陽水さんの独特な音色は、本当に最高です。
Commented by amore_spacey at 2009-11-19 03:41
☆ meloさんへ。
何となーく観始めたんですよ、ぼぉっと。そしたら知らないうちに引きずり込まれて、最後まで観てました。そうそう、現代のサラリーマンの姿が被る部分が多く、人間味溢れていましたよね。

真田広之とかトムとか渡辺謙って、どーも「オレ様」の度合いが強すぎて好きになれないんですが、真田さんはこの作品でちょっと見方が変わりました(^^) 残りの2人は苦手なのだー。
Commented by amore_spacey at 2009-11-19 03:44
☆ 紫香楽 さわこさんへ。
こちらでははじめまして~♪^^ですね。コメントをありがとうございます。私も勧善懲悪モノの時代劇が大好きなんです。池波正太郎や藤沢周平、それから吉川英治氏や山本周五郎のような渋目も好き。嬉しいサープライズはエンディングの陽水さんでした。何よりも歌詞に涙しました。
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