La Prima Linea

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 1989年11月TorinoのLe Nuove刑務所で1人の男、イタリア左翼ゲリラ組織Prima Lineaを結成したSergio Segio(Riccardo Scamarcio)が、自分の辿ってきた過去を語り始める。折り合いが悪かった両親、生涯の友人との仲違い、Susanna(Giovanna Mezzogiorno)に初めて出会った日のこと、結成したゲリラ組織、そして1982年3月Veneziaに集結した仲間とともに、Rovigoの刑務所に投獄されているSusannaら4人を助け出そうという計画…のことなどを。



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鉛の時代(anni di piombo)と呼ばれた1960年代終盤~1980年代初頭のイタリア、それは『野良犬たちの掟』(映画TVドラマ)にも描かれているように、武装したテロリストが暗躍し爆弾テロや要人暗殺が横行、また学生や労働者をも巻き込んだ労働運動が各地で勃発した暗黒の時代である。同じ頃日本では1969年に共産主義者同盟赤軍派(通称赤軍派)が結成され、武装闘争の時代に突入しようとしていた。テロリストによる革命の嵐が世界中に吹き荒れた時代であった。しかしどういう訳か?鉛の時代についてイタリア国内では、あまり議論されない傾向にあるらしい。クサいものには蓋?だからこの時代を映画化するには、監督の着眼点や力量が問われるに違いない。



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武装闘争の時代でありながらこの作品のようにむしろ静寂が時に心地よく、時間軸に囚われないでSergioの現在と過去を交錯させた描写に好感が持てた。しかもSergioの過去のほんの幾つかに的を絞ったことにより、あの時代を知らない者にも比較的分かりやすい流れになっていたように思う。Riccardoくんは甘ったるい恋愛モノより、こういった硬派な作品が断然向いているね。今後の成長に期待!驚いたことに今回はGiovanna Mezzogiornoが、1度もヒステリックに叫んだりわめいたりしておりませぬ!(爆) 肩の力を抜いた淡々とした役者たちの演技が、武装闘争に狂走したあの時代の若者たちのリアルな心情に寄り添うことができたのではないかな?

製作国:Italy, France, U.K., Belgium
初公開年:2009年
監督:Renato De Maria
キャスト:Giovanna Mezzogiorno, Riccardo Scamarcio, Michele Alhaique, Awa Ly, Lucia Mascino, Fabrizio Rongione, Lino Guanciale, Daniela Tusa ...


↑1日1回応援ぽちっ☆ ありがとうございます(^^)
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by amore_spacey | 2010-05-14 00:03 | - Italian film | Comments(2)
Commented by s_fiorenzo at 2010-05-14 22:52
「私が正妻だ」とヒステリックに叫んだりわめいたりしまくりのGiovanna Mezzogiornoを先日観てまいりました。
…こう書くと魅力半減ですが、「VINCERE」見応えありました。
表情豊かですごい女優さんですね~。結構好きかも。
Commented by amore_spacey at 2010-05-15 01:04
☆ ACCOさんへ。
彼女って見るからに、「こいつを怒らせたら大変だなー」って顔してませんか?苦笑 それが少々ウザいのですが、あれも彼女のキャラの一部なんですね。この作品では観ている者が心配になるくらい?押さえたトーンでしたョ(^^)
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