La prima cosa bella

私のお気に入り度 ★★★★☆(84点)

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【あらすじ】 Bruno(Valerio Mastandrea)はミラノの高校で文学を教える冴えない中年男。ちっとも運が巡ってこない自分の人生にうんざりしていた。ある日母Anna(Stefania Sandrelli)が癌で余命いくばくもないという連絡を妹のValeria(Claudia Pandolfi)から受けて、久し振りに故郷リヴォルノに帰省する。彼はここで過去と対峙し、これまでの関係を修復することに決める。思い起こせば1971年の夏、8歳だったBrunoは家族と一緒にリヴォルノの海でヴァカンスを過ごしていた…。


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Brunoを演じるValerio Mastandreaの人生を投げた諦めぶりや屈折した思いや無気力な毎日が、彼の背中や薄くなった髪やだるい喋り方に垣間見えて、「おい、しっかりしろよ」と思わず肩を叩きたくなる。若かりし頃の母Annaを演じたMicaela Ramazzottiは、正統派美人でもなければものすごく顔が整っている訳でもないのに、同性の私が見てもそそられるクラクラッとくる色気を漂わせている。ちょっぴり突っ張ったところが好きだな。

思わせぶりな素振りや仕草をしないのに男たちから声をかけられる魅力的な母。彼女のエロティシズムや自由奔放な生き方に、物心ついた頃から家族は振り回されている。本当は母のことが大好きなのに、妙な嫌悪感が邪魔してBrunoはいつもひねくれていた。2人の子どもたちに無類の愛を注いできた母。そんな母を独り占めしたかったのかなぁ?エディプスコンプレックスが絡んだ母と息子の関係は、母と娘のそれよりある意味厄介なのかも。


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そして現在の母を演じたStefania Sandrelliは、さすが大御所であります。素晴らしい!息子に甘える口調や仕草、ぷいっと横向いて怒っちゃう表情が可愛らしい。あんな可愛いおばあちゃんになりたいなー。


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黒白はっきりしたメリハリのある妹役のClaudia Pandolfiや、Bruno&Valeriaの子ども時代を演じた2人がとてもいい。主役と脇役のバランスが見事だった。時間をおいて繰り返し観たい作品である。

製作国:Italy
初公開年:2010年
監督:Paolo Virzì
キャスト:Valerio Mastandrea, Micaela Ramazzotti, Claudia Pandolfi, Stefania Sandrelli, Dario Ballantini ...


↑1日1回応援ぽちっ☆ ありがとうございます(^^)
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by amore_spacey | 2010-06-07 02:42 | - Italian film | Comments(0)
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