The king's speech (英国王のスピーチ)

私のお気に入り度 ★★★★☆(84点)

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【あらすじ】 吃音障害を抱えた内気なGeorge6世(Colin Firth)が、オーストラリア生まれの言語療法士Lionel(Geoffrey Rush)の型破りな治療法&厚い友情、そして妻Elizabeth王妃(Helena Bonham Carter)の愛情に支えられて障害を克服し、第2次世界大戦開戦にあたり国民を勇気づける歴史的演説を成し遂げ、国民のリーダーとして戦争という難局に立ち向かう。George6世を演じたColin Firthは、第68回Golden Globeで主演男優賞(ドラマ部門)を受賞。この作品は30年以上前にDavid Seidlerによって企画されたが、「自分の生きている間は公にして欲しくない」とGeorge6世の妻Elizabeth皇太后が許可しなかったため、当時は見送られた。



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娯楽映画だから幾分誇張されたシーンはあるにしても、Colin Firthの抑えた演技の上手さは際立っていました。『高慢と偏見』のMark Darcyで人気沸騰した反面、そのイメージが定着してしまったから、その後の役作りには随分苦労したはず。『Mamma Mia!』の時は脇役ということもあるけれど、曖昧で存在感が薄かったような、彼の中でまだ折り合いがつかず、何か迷っているようにも見えました。

が、あるところでふっきれたのでしょうか?高貴で知的なイギリス紳士というイメージを保ちつつ、3枚目の要素も取り入れて(と言うより、誰にも3枚目なキャラはあるけれど、それを表出するか否かの違い?Colinにはお茶目な天然キャラがあると確信していた私^^)、心身ともに奥行きのある成熟度の高い役者になってくれました(嬉!) 人間味が加わって魅力倍増です。Colin自身の変貌ぶりが、George6世のそれにタブっているような気さえします。Lionelから治療を受ける王の声を聞きつけて、「パパ、どうかしたの?」と言語療法士の息子たちが心配するくらい、汚い言葉をぽんぽん吐き続けるまでに王が「成長」するんだから。3枚目なGeoffrey Rushが、王の幼年期のトラウマや苦悩に真摯に向かい合う時の表情がこれまたよかった。若い頃のシャープさはないものの、エゴを押し通すスリムなGuy Pearceもお見逃しなく。

製作国:USA, UK, Australia
初公開年:2011年
監督:Tom Hooper
キャスト:Colin Firth, Helena Bonham Carter, Geoffrey Rush, Guy Pearce, Michael Gambon, Claire Bloom ...


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by amore_spacey | 2011-01-29 01:44 | - Other film | Comments(2)
Commented by 松たけ子 at 2011-01-29 17:10 x
amoreさん、こんばんは!

いいなあ、もうご覧になったのですね。私も早く観たい~!
コリン・ファースのオスカー受賞は、もう鉄板状態でしょうか?ジェフリー・ラッシュの名演も映画の魅力のひとつみたいですね。
ガイ・ピアースも出てるんですよね!ガイピー大好き!LAコンフィデンシャルの頃の彼、めちゃイケ~!
エリザベス王妃って、今のエリザベス女王の母君クイーン・マザーだっけ?彼女が亡くなったのって、ごく最近?長生きされたんですよね。日本の美智子皇后さまは、いろいろ御心労が多そうで心配...
Commented by amore_spacey at 2011-01-30 00:39
☆ 松子さんへ。
地方都市では珍しく試写会がありまして、招待券をもらったので行って来ました。実は全く期待せずに、時間つぶしができるからいいや、と思って行ったのですが、気がついたらスクリーンに貼り付いて観てました。もう、オスカー主演男優賞はColinのものでしょう!そうです、今のエリザベス女王、その母君もそのまた母君もエリザベスなので、分かりにくいのですが、エリザベス王妃は仰るようにクイーン・マザーのことです。長生きされましたよね。ガイピーって、、、柿ピーを思い出して食べたくなっちゃった。これから松子さんお勧めの『シングルマン』を観ます(^^) 楽しみ~♪
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