Black Swan (ブラック・スワン)

私のお気に入り度 ★★★★☆(84点)

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【あらすじ】 ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するNina Sayers(Natalie Portman)は、元バレリーナの母(Barbara Hershey)とともにその人生のすべてをバレエに注ぎ込んできた。ある日バレエ団の芸術監督Thomas Leroy(Vincent Cassel)は、プリマ・バレリーナBeth(Winona Ryder)を新シーズンの「白鳥の湖」から降板させることを発表。Ninaは後任のプリマの第一候補だったが、新人ダンサーLily(Mila Kunis)もまた有力候補の一人だった。「白鳥の湖」は、純粋で気品のある白鳥と、狡猾さと官能性を併せ持つ黒鳥の両方を演じられなければならない。Ninaは白鳥役にぴったりだが、Lilyは黒鳥の化身のようだった。二人の若きバレリーナは、敵対心からねじれた友情を発展させ、やがてNinaは自らの心の闇にのみ込まれていく。


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華奢でエレガントなNina、その彼女が自己破壊に向って徐々に落ちていくさまは凄まじくも哀しい。プリマ・パレリーナのポストへの執着、パーフェクトな演技への固執、そして心理的なプレッシャーとの戦い、それらが黒鳥という姿になって彼女に乗り移った。鬼気迫る黒鳥は、Ninaの心情そのものだった。特に後半の彼女の心情描写は、映像と音楽が観る者の不安を煽り秀逸である。主役争いやパーフェクトな演技への固執と言えば美内すずえの『ガラスの仮面』を、自己破壊と言ったら永遠の若さと引き換えに狂気の世界に飲み込まれたOscar Wildeの『ドリアングレイの肖像』を思い出す。いずれも凄かった。


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『Mesrine』を観たあとにコレだったから、Vincent Casselの芸域の広さに驚いた。ギャングスターからバレエ団の芸術監督かぁ、すごいな。彼のエロティズムに徐々に飲み込まれていくアタシ(*^^*) Monica姐が彼のことを好きになるわけだ(納得)

製作国:USA
初公開年:2011年
監督:Darren Aronofsky
キャスト:Natalie Portman, Mila Kunis, Vincent Cassel, Barbara Hershey, Winona Ryder, Benjamin Millepied, Sergio Torrado ...


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by amore_spacey | 2011-02-23 00:05 | - Other film | Comments(0)
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