私のお気に入り度
★★★☆☆(70点)
【あらすじ】 閑静な住宅地に住むBecca Corbett(Nicole Kidman)とHowieCorbett(Aaron Eckhart) 夫妻。彼らは一人息子のDannyを少し前に事故で亡くし、大きな喪失感の中で暮らしていた。そのため妻のBeccaは妹の妊娠も素直に喜べず、夫に誘われて行ったグループセラピーでも苛立ちを隠せなかった。ある日Beccaは車の中から見かけた少年の後をつけた。少年は高校に通うJason(Miles Teller)、Dannyを車で轢いた高校生だった。彼もまた心に傷を負っていた。やがて二人は交流を持つようになる。
Nicole Kidmanが演じる母親は、生活臭が殆どなく(それはそれでいいんだけど)、床の間に大切に飾っておきたいような現実味の薄い女性、という印象が強い。しかも幼い愛息を亡くした壮絶な状況にありながら、理解し難い言動が続くので、まったく作品の世界に入ることが出来なかった。彼女は美しすぎるんです。
そんな美しいNicoleが、「私って、こんな辛い役、母親役もできるのよっ」的なオーラを、身体中から出しているのが嫌味だなぁ。←単なる私のやっかみデス。Jasonを演じたMiles Tellerが、年齢不詳の不思議な存在感を漂わせて光っていた。彼が描いたジョウロの口のような絵。何十個とジョウロの口を描き、それを切り抜いて台紙に貼りつける。さらに色をつけジョウロの口の部分に、3人家族の顔を書き入れていく。徐々に絵が完成していく様子を見るのは、とても楽しかった。
製作国:Japan
初公開年:2010年
監督:John Cameron Mitchell
キャスト:Nicole Kidman, Aaron Eckhart, Dianne Wiest, Miles Teller , Tammy Blanchard, Sandra Oh, Giancarlo Esposito ...