Si puo' fare (人生、ここにあり!)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 1983年、ミラノ。1978年に制定されたバザリア法により精神病院が閉鎖され、行き場を失った元患者たちは、病院付属の「共同組合180」に集められ、慈善事業という名目の単純作業をしながら無気力な日々を送っていた。一方労働組合員のNello(Claudio Bisio)は、熱心すぎる活動がたたり、「協同組合180」への異動を命じられる。Nelloは持ち前の情熱で、仕事で稼ぐことの素晴らしさを元患者に伝えるべく、床貼りの作業を提案するのだが…。


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タブー的なテーマを根底に持ちつつ、ここまで人間味のある魅力的な作品に仕上げた監督や役者たちの努力と力量に感服した。希望を託した美談に終わっていなくもないが、元患者の側にも、彼らを受け入れる社会の側にも、乗り越えるべき多くの困難や精神的葛藤のあることを、静かに明確に語っている。これは生半可なことでは解決しないのだ。


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見切り発進のような床貼り作業にしても、一歩間違えば避難轟々たる売春婦と男性の元患者の性の問題にしても、ときにはユーモラスに、しかし茶化し過ぎず、そしてときには深い悲しみを含んで、患者の表情や内面を丁寧に描いている。決して上から目線ではないところに、監督の優しさと意思を感じた。元患者たちを演じた役者陣、もう最高!CMやバラエティ番組に引っ張りダコのClaudio Bisioなんだけど、この人がどーもだめ。偽善者というのか、日和見というのか、軽いというのか…。

製作国:Italy
初公開年:2008年
監督:Giulio Manfredonia
キャスト:Claudio Bisio, Anita Caprioli, Giuseppe Battiston, Giorgio Colangeli, Andrea Bosca, Giovanni Calcagno ...


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by amore_spacey | 2011-10-07 02:57 | - Italian film | Comments(0)
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