RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

私のお気に入り度 ★★★☆☆(73点)

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【あらすじ】 大手家電メーカーに勤める筒井肇(中井貴一)は昇進も決まり、妻・由紀子(高島礼子)と娘・倖(本仮屋ユイカ)のともに、順風満帆なサラリーマン生活を送っていた。そんな矢先、故郷で一人暮らす母親(奈良岡朋子)が倒れたとの知らせが入る。追い打ちをかけるように、入社同期の親友の川平(遠藤憲一)が事故死した。久しぶりに帰省した故郷の島根で、仕事に追われて家族を気遣うことなく走り続けてきた日々を顧みた。そして彼は、子供の頃夢見ていた“バタデン”の運転士になる事を決意する。


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優等生な中井貴一くんにぴったりの作品だった。夫がいきなり会社を辞めて、「そうね、あなたの夢を追えばいいわ」なんて台詞が吐ける物分かりの良い妻が、この世の中にいったい何人いるんだろう?こういった役柄は中井くんにハマり過ぎて、却って嫌味な感じさえする。少々壊れた?(或いは濃い?)阿部ちゃん(寛)や豊悦や北村一輝のほうが、むしろ親近感が湧いて真実味が出るのでは?と思ったりするんだけど。ええ、このキャスティングは完全に私の趣味です、エヘヘッ。

50歳を目前に会社を辞め転職するにあたって、筒井自身にも辛い葛藤があったはずだが、そのあたりの描写はまるでなし。全てがトントン拍子に進んで、本当にバタデンの運転士になっちゃう。娘との確執も、運転手になった途端、うやむや。サラリーマン時代には部下を怒鳴りつけていた人間が、運転士になるや否や、手のひらを返したように物分りのいい人間になり、同僚の宮田(三浦貴大)に自分語りするなんて、ありえない。しかも子どもを運転席に入れたり、子どもが電車を運転するなど、普通なら懲戒免職処分モノなのに、なぜか美談に…。あまりにも非現実的で、作品そのものが好きになれなかった。

が、春には菜の花が咲き乱れ、夏には青々とした田園が広がる出雲の穏やかな風景の中を、ガタゴト走るバタデンの魅力、宮崎美子の柔らかな笑顔、そして私の好きな奈良岡朋子の圧倒的な存在感。これらに惹かれてがんばって最後まで観たー。それにしても2時間10分は長い。タイトルも長いな。

製作国:Japan
初公開年:2010年
監督:錦織良成
キャスト:中井貴一, 高島礼子, 本仮屋ユイカ, 奈良岡朋子, 橋爪功, 佐野史郎, 宮崎美子, 遠藤憲一, 緒形幹太, 三浦貴大, 笑福亭松之助 ...


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by amore_spacey | 2011-11-07 01:34 | - Japanese film | Comments(0)
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