Angela's Ashes (アンジェラの灰)

私のお気に入り度 ★★★★☆(83点)

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【あらすじ】  世界中が不況にあえぐ1930年代。未来を夢見てアイルランドからNYへ渡ったMalachy(Robert Carlyle)とAngela(Emily Watson)は結婚し、Franc(Joe Breen/Ciaran Owens/Michael Legge)・Malachy jr・双子のOliver&Eugene・Margaretの5人の子どもに恵まれる。しかし父親に仕事の口はなく、わずかな失業手当も酒につぎ込んでしまう始末。満足な食事もできない生活で、Margaretが死んでしまう。

打ちひしがれた家族はAngelaの実家を頼ってアイルランドに戻るが、家族の仕打ちは冷たい。食べるものもなく、双子の弟たちも次々に死ぬ。愛する子どもたちのために、母親はプライドを捨てて教会で施しを受けるが、父親はますます酒に溺れていくのだった。原作者Frank McCourtはこの著書で、1996年にNational Book Critics Circle Awardを、翌年にはPulitzer賞を受賞。2009年7月19日マンハッタンで死去。78歳。


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ずいぶん前に伊語版で原作を読んだ。訳者のセンスのよさに加え、作者Frank McCourtのシニカルだがポジティブな(でなければ、あの状況で生き延びることは無理だろう)作風に惹かれて、一気に読み終えた。原作の雰囲気を損なうことなく再現された本作品も、食い入るように観た。アイルランドvsイギリスやカトリックvsプロテスタントの抗争など、当時の世情に触れつつ、Franc少年がNYに渡るまでの日々が描かれている。


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Francの家族や祖母や叔父・叔母、学校の仲間や先生、社会に出て関わった人々、界隈の人々など、登場したすべての役者は言うまでもなく、幼年期~少年期~青年期のFrancを演じた3人↑↑↑の演技は、秀逸だった。それにしてもアイルランドは、よく雨が降る国だな。鬱々として、家の中はいつも湿っぽい。それでなくても空腹で気が滅入るのに、Francの生命力や潔さ、そして生来の楽天性と前向きな姿勢は、多くの人に勇気と感動を与えてくれるに違いない。

製作国:U.S.A. & Irland
初公開年:2000年
監督:Alan Parker
原作:Frank McCourt
キャスト:Emily Watson, Robert Carlyle, Joe Breen, Ciaran Owens, Michael Legge, Ronnie Masterson, Pauline McLynn ...


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by amore_spacey | 2011-12-27 03:05 | - Other film | Comments(0)
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