砂の器 (2011年TVドラマ版)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(60点)

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【あらすじ】 昭和35年12月11日未明、国鉄蒲田操車場構内で初老男性の他殺体が発見される。顔は潰され判別できないほどであったが、死因は殴殺ではなく扼殺と判明。首を絞められ、死後に顔を潰されたものと推定された。被害者の年齢は50~60歳だが、その身許が分らず、捜査は難航をきわめた。警視庁の今西栄太郎警部補(小林薫)と、西蒲田署の吉村正巡査(玉木宏)らの必死の聞き込みによって、前夜、蒲田駅前のバーで被害者と酒を飲んでいた若い男が重要参考人として浮かび上った。そしてバーのホステスたちの証言で、被害者が東北弁らしき言葉を使っていたことと、『カメダは相変わらずですか』と犯人らしき男が言っていたことの2点が重大な証言となり、「カメダ」を軸に大規模な捜査が始まる。


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ひ、ひどい!脚本がひどすぎる。本作品では、犯罪冤罪差別がテーマとして設定。しかし松本清張氏の「砂の器」は、ハンセン氏病(らい病)に対する社会差別に鋭いメスを入れた作品であり、これなくしては全く意味がないのでは?ハンセン氏病の差別の根源は、病にかかった患者の容姿の極度の崩壊にある。脚本家はそこのところを全く分かっていない。

作品に流れる2つの交響曲も、すっと耳に入って来なかった。たぶん和賀英良を演じた佐々木蔵之介の、あの目のせい。苦手な役者だから仕方がないか。ヌーボーグループのメンバーは胡散臭そうな面々だし、吉村正巡査の恋人で新聞記者の山下洋子(中谷美紀)は妙に浮いてるし。評論家の関川重雄(長谷川博己)って、あれは何のために設定された人物なの?かとうかずこや烏丸せつ子や森本レオを久しぶりに見ることができたのはいいんだけど、何だかなぁああ。1974年版は永遠にこえられないだろう。

製作国:Japan(テレビ朝日)
放映日:2011年9月10~11日
監督:藤田明二
原作:松本清張
音楽:沢田完
キャスト:小林薫, 玉木宏, 佐々木蔵之介, 青木淳耶, 山本学, 吉田羊, 小林稔侍, 加藤あい, 橋爪功, 長谷川博己, 森本レオ, かとうかずこ, 烏丸せつこ ... 


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by amore_spacey | 2012-02-23 02:22 | - Japanese film | Comments(4)
Commented by xthneh5d at 2012-02-23 08:17
こんばんは。
私はこれ、見ませんでしたよ。
玉木さんは好きなのですが、どうしても『千秋先輩!』って思ってしまって・・・。
今の源義経もそうなのですが、当たり役を得た人ってその後が本当に難しいですね。
やっぱりみなくて正解だったかも。
ところで天才ピアニストに見えない中居君版はいかがでしたか?
ご意見お待ちしております。
Commented by turezure-italia at 2012-02-24 05:34
これね、玉木君が主演だから、という理由からちょっと見たかったんですが、やっぱり残念な感じでしたか。

中谷美紀の役どころとかも、設定する意味があったのかしら?と思っていましたが、そもそも脚本がダメでは、ねえ。

私も佐々木蔵之介苦手なんですよ。あの目と口元が苦手なんです…。でも売れていますよね~。

明日2/24にStefano Accorsiの舞台を見に行ってきますよ。なんと最前列が、予想もしないほど安い値段でとれたんです!引っ越しで直前までチケットをとっていなくて、劇場に直接出向いたんですが、結果オーライだったみたいです。またレポートしますね!
Commented by amore_spacey at 2012-02-27 02:52
☆ xthneh5dさんへ。
そうですよね、千秋先輩のキャラで一躍脚光を浴びたのはいいんだけれど、そこから脱皮するのがとっても大変で、玉木くん自身ももがいているなーって、観ていて思います。でも源義経は時代劇でヅラもつけているので、千秋先輩とダブることはなくなりました(^^) 『家政婦のミタ』の松嶋菜々子も大ヒットしただけに、ミタさんのイメージがつきまとって、このあとちょっぴり大変かも?! 中居くんヴァージョンは酷評されていたこともありますが、彼がどーも苦手で、最初から度外視でした。
Commented by amore_spacey at 2012-02-27 02:56
☆ 徒然さんへ。
いちおう玉木くんの主要作品は押さえておきたいな、しかもあの『砂の器』のリメイクとあれば尚更。でも……結果はご覧の通りで、残念すぎました。あれは脚本が悪い!役者陣は結構いい演技だったと思うのです。北村一輝が超カッコよかったTVドラマ『ばんびーの(たしかこんなタイトルだったはず?)』にも佐々木蔵之介がチーフシェフで出ていたのですが、あの頃から苦手でした~。わおぉぉ、いよいよStefanoの舞台を観に行かれるんですね。レポ楽しみにしていま~す!
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