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気楽な人生 (La vita facile)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 ケニアの僻地で医療に従事するLuca Manzi(Stefano Accorsi)のもとへ、ローマの有名私立病院で働くエリート外科医Mario Tirelli(Pierfrancesco Favino)が派遣されてきた。その後まもなく彼の妻Ginevra(Vittoria Puccini)もやってきた。しかしローマで裕福な暮らしをしていた2人は、現地の不便な生活になかなか馴染めない。その一方でMarioがケニアにやって来た謎や三者それぞれの思惑が、次第に明らかになっていく。


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ケニアを舞台に、1人の女性を巡って2人の男性が争うストーリーかな?全く予備知識なく観たので、意外な展開や最後のどんでん返しに大笑いしました。PierfrancescoとStefanoの2人はたびたび共演しているだけあって、どのシーンもあ・うんの呼吸でアドリブのようでした。近頃のStefano Accorsiはちょっぴり辛気臭く近づきがたいオーラを漂わせていたが、そこにPierfrancescoを投入すると、まるで玩具をもらった子どものようにStefanoが輝きはじめるのだ。Pierfrancescoの半端ないブチ切れっぷりや、言ったもん勝ち&声の大きいもん勝ち的な口喧嘩などは、イタリア人の日常生活そのまま。あんな光景が、いたるところに転がっているノダ。

『30日の不倫』のPierfrancescoには心底がっかりしたが、『星の子どもたち』でエア・ギター弾きながら歌って踊る彼をみて、「えっ、ひょっとしたら3枚目キャラ?」なんて思ったんだけど、本作品で確信しました。ゴツくて濃い容貌&渋い雰囲気を漂わせているので、面白キャラな彼って意外性が高くて好感度上昇です。


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展開部分をも少し時間短縮するなり、別のエピソードを入れるなりして、一定のテンションを保ってくれたらもっとよかった。でもラストのどんでん返しをよりインパクトあるものにするには、これでいいのかも。Stefanoのにんまり顔( ̄ー ̄)は、この作品で初めて観ました。有り得ないエピソードだけど、この2人が演じると「さもありなん」と思えてくるから不思議なもんです。

製作国:Italy
初公開年:2011年
監督:Lucio Pellegrini
キャスト:Pierfrancesco Favino, Stefano Accorsi, Ivano Marescotti, Vittoria Puccini, Camilla Filippi, Angelo Orlando, Djibril Kébé, Eliana Miglio ...


by amore_spacey | 2012-05-21 00:54 | - Italian film | Comments(2)
Commented by turezure-italia at 2012-05-24 04:53
Stefanoのにんまり顔( ̄ー ̄)が大変気になります。

しかし、このDVDジャケットのStefanoの顔、どうしちゃったんだ?!って感じの表情じゃありませんか?「Saturno contro」の時は髪の生え際の後退っぷりにビックリしたし、ジャケ映えしない人なんだろうか…。

私、なぜかPierfrancescoは最初から3枚目だと思っていました。なんでなんでしょう。確かにいつも深刻な感じの役柄が多いような感じなのに。

2人の共演のおかげで、この作品はなかなかみたいですね。今度市場のDVD叩き売りで発見したら、ぜひ見てみたいと思います!
Commented by amore_spacey at 2012-05-25 00:50
☆ turezureさんへ。
気になるでしょーーー?^^ とっておきのにんまり顔でしたョ。あのシチュエーションなら誰でもあんな表情になっちゃうなぁ。これ前半~中盤にかけてはありがちな展開で、私はちょっと退屈しちゃったのですが、終盤で大どんでん返しが待ってます。これ上言っちゃうとネタバレになってしまうので、あとはご覧になってお楽しみ下さいね。Pierfrancescoは『犯罪小説』で初めて見たので、堅気で実直でちょっと重い男とインプットされましたが、最近ずいぶんさっぱりして(口まわりのひげもないし…)、ときどきお笑い路線にも入ってきてますよね~♪^^
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