Intouchables (最強のふたり)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★★☆(83点)

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【あらすじ】 パリに住む富豪のPhilippe(François Cluzet)は、パラグライダーの事故で首から下の感覚が無く、体を動かすこともできない。その介護者募集の面接を受けに、スラム出身の黒人青年Driss(Omar Sy)がやってきた。が働く気はさらさらなく、目的は不採用の証明書3枚で支給される失業手当だった。しかしなぜかDrissは採用となり、周囲の反対をよそにPhilippeの介護をする事になる。Philippeを障害者扱いせず、お気楽でマイペースなDrissに、次第にPhilippeとその周囲の人々も心を開いていく。実話をもとに映画化。


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観ている最中も、観終わったあとも、じわーっとやさしい気持ちに包まれる作品だった。まずオープニングに流れるLudovico Einaudiのノスタルジックなメロディーに引き込まれる。この類(たぐい)の作品にありがちな、お涙頂戴的な憐れみや押し付けがましさがなく、かと言って軽すぎることもなく、適度なテンポやウィットに富む会話が心地よかった。

黒人青年Drissがとてもいい。彼の身体や顔のパーツは、どこをとってもデカい。あの分厚いくちびるでキスされたら、吸い込まれそうだけど、そんな彼のストレートな話しっぷりが、実に気持ちよく、心に響く。性の処理法を伝授するかと思えば、大袈裟な舞台装置に滑稽な衣装の歌い手、しかも無駄に長い?オペラを笑い飛ばす。法外な値段のついた意味不明な現代画を、ばっさり斬りおとす。Philippeの娘を叱り飛ばし、長年Philippeが手紙を交わしていた女性との間にも、遠慮なくズカズカ踏み込む。でも彼がやると、嫌味がないんだね。美人秘書Magalie(Audrey Fleurot)への口説きっぷりも、ストレートで潔い。まさかあんなオチが待っているとは思わなかったけど^^


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大雑把でざっくばらんなDrissに、持ち前の教養と品格で対応するPhilippe。この2人は普通に暮らしていたら、たぶん出会わなかった。こんなに急接近できたのは、それぞれが心の奥底に抱える誰にも言えない悲しみを感じ取ったのだと思う。男同士のこういう関係を見ると、羨ましくなっちゃう。Philippeを演じたFrançois Cluzetも、素晴らしかった。顔の表情だけで、私たちを笑わせたり心配させたり。只者ではありません。

製作国:France
公開年:2011年
監督:Olivier Nakache, Eric Toledano
音楽:Ludovico Einaudi
キャスト:François Cluzet, Omar Sy, Anne Le Ny, Audrey Fleurot, Clotilde Mollet, Alba Gaïa Kraghede Bellugi, Cyril Mendy, Monica Scattini ...


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by amore_spacey | 2012-09-10 02:31 | - Other film | Comments(0)
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