人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アメリ (Amelie)

私のお気に入り度 ★★★★☆(90点)

アメリ (Amelie)_e0059574_18495559.jpg
【あらすじ】 Amelie(Audrey Tautou)にとって、幼い頃から空想の世界が、一番の遊び場だった。22歳になった今でも、モンマルトルのカフェで働き、周りの人々を観察しては想像力を膨らませて楽しんでいた。そしてあることをきっかけに、他の人を幸せにすることに喜びを見出したAmelie。他人の人生にこっそりおジャマしては楽しい悪戯を仕掛け、人知れずお節介を焼いて回るのだった。
 自分の気持ちや幸せには無頓着でいたAmelieは、しかしある日、不思議な青年Nino(Mathieu Kassovitz)に出会い、たちまち恋に落ちてしまう。が、自分の気持ちを、素直にうち明けることが出来ない。(作品の詳細はこちら


アメリ (Amelie)_e0059574_18500230.jpg
アメリ (Amelie)_e0059574_18502271.jpg
母親を早くから亡くしたことで、他人との関係をうまく結べないAmelie。空想と現実の世界を行き来する彼女は、全てにおいて異色で鋭くてエキセントリック、そしてとても繊細で不安なんです。そんな彼女に転機が訪れる。初めて世界と繋がったような気がした、彼女にとっては大事件。それはある男性の子ども時代の宝物の入った箱を返して喜ばれたことで、人を幸せにすることに喜びを見出すのだ。それからのAmelieの行動力が素晴らしく、何か目的や目標が出来ると、人間って本当に逞しくなります。

アメリ (Amelie)_e0059574_18505609.jpg
彼女の心がどんどん外に開かれていき、外の世界に出て行こう、そして遂には自分の幸せのために尽力する。好きな人にこの気持ちを何とか伝えたい、でも奥手で不器用なAmelieには、ハードルが高すぎて、どうしていいのか分からない。でも諦めちゃダメよ。今でしょ?Carpe diem!ダメ元、あたって砕けろ。

アメリ (Amelie)_e0059574_18502938.jpg
アメリ (Amelie)_e0059574_18503856.jpg
アメリ (Amelie)_e0059574_18504733.jpg
彼女のアパートの住人や町で出会う人々も、Amelieに負けず劣らず一癖も二癖もある。けれど彼らの不器用な行動や些細な失敗やタイミングの悪さなどは、「日常生活あるある」で思わず頷いてしまうことばかり。作品に登場する人々と気持が通い合う瞬間が何度もあり、嬉しくなりました。

アメリ (Amelie)_e0059574_18500847.jpg
原色が多かったですね。ヴィジュアル的にはいいんだけど、こんな真っ赤な寝室は落ち着かない、夏は暑苦しく寝苦しくなりそう。もう少し穏やかで優しいトーンが好き。

アメリ (Amelie)_e0059574_18501591.jpg
この小人のように、世界各国行きたいとき気軽にふっと出かけられたらいいな。特別親近感賞を贈呈したいです。

アメリ (Amelie)_e0059574_18510664.jpg
Amelieが働くモンマルトルのバールや、意地悪なおっちゃんの八百屋さんや、Amelieが石投げした運河など、パリに行ったらロケ地巡りをしたいですね。

音楽担当はYann Tiersen。どこかでこんなメロディー(←音が出ます!)を聞いたことがあるなと思ったら、『グッバイ、レーニン!』の音楽も担当していたんですね。孤独な中にお洒落心とちょっとした悪戯心が混ざり合った、そんな雰囲気が伝わってきました。

製作国:France, Germany
初公開年:2002年
監督:Jean-Pierre Jeunet
音楽:Yann Tiersen
キャスト:Audrey Tautou, Mathieu Kassovitz, Rufus, Lorella Cravotta, Serge Merlin, Jamel Debbouze ...
by amore_spacey | 2005-11-21 22:58 | - Other film | Comments(12)
Commented by (゜謎゜) at 2005-11-22 20:16 x
小さい妹はんどすなー。
手のひらサイズやて、どこでもポケットに入れて連れて行けますがな。
航空券は一人分お得!

情熱の赤、迸る赤。
眠れない。
Commented by nouilles-sautees at 2005-11-22 22:28
イアン・ティエルセンは一時はまりました。
たまたまライブで見たんですよ。それがよくてねぇ(しかも無料だった)。
アメリとはあんまり関係ないですが。

そうそう、グッバイ・レーニンの音楽もやってましたね。

アメリはマチュー・カソビッツが最高でした。そしてドミニク・ピノンも。

オードレィ・トトゥはこれで一躍スターになっちゃいましたが、私にはどうももう一つピンとこないんですよね、この女優さん。
Commented by 冷奴ミミ at 2005-11-23 00:31 x
ごめん、アメリ見たことないんぢゃ~。。観るべき? 「ダヴィンチ・コード」のイメージじゃないよなぁ、彼女もトム・ハンクスもヤダ~手足をバタバタ。。。ぜいぜい。。パリのお店でココアのみたいなぁ。
Commented by isaogermany at 2005-11-23 04:50
あぁこの映画大好きですよ。パリに遊びに行ったとき、アメリの喫茶店のモデルになったムーランルージュの近くのカフェにも行きました。なんていう名前だったかなぁ。去年の夏。思い出すとしんみりしてしまう。笑
Commented by amore_spacey at 2005-11-23 05:04
(゜謎゜)キャスティング・ディレクターへ。
小さいけどえろう要求が多てかなわんわ。
飛行機はシートちゃんと一人分とったらなあかんし
機内食にもうるさいし。

ワインの赤、紅白歌合戦の赤、猿のおしりの赤
Commented by amore_spacey at 2005-11-23 05:08
nouilles-sauteesさんへ。
この映画が大ブレイクして「アメリ」現象なるものが。って何?
ライブに行ったのですか?どこで?

同感!!!オードレイ、決して下手くそではないけれど
人気爆発で、あのイメージが強すぎて、なかなか脱皮が難しい?
「ダヴィンチ・コード」の彼女を見てみたい。
最初はルーブル美術館側がロケお断りって、
にべもなかったそうですね。
うんうん、カソビッツもよかった。
でもやっぱりホビットの小人爺ちゃんかなぁぁ(^^)
Commented by amore_spacey at 2005-11-23 05:11
冷奴ミミヅっ子洟垂れ奴へ。
わてが主演の「飴利」、一緒に昨日みましたがな。
いややなぁ、ミミヅっ子ちゃんたらもう忘れてしもて。
若いのに健忘激しいんやなぁ。かわいそ。

「ダヴィンチ・コード」、もう観ましたんかいな?
手ぇバタバタって、手旗信号でも送ってたんとちゃいまっか?
パリのお店やったら、やっぱり八丁味噌仕立ての
味噌汁飲みたいわーー。ジノリのお碗で。
Commented by amore_spacey at 2005-11-23 05:19
isaogermanyさんへ。
ムーラン・ルージュの近くということは
あのピンク街の近くってことでしょうか?(ん?記憶が定かでなくて…)
タバコ売りのあの会計のおばちゃん、いた?(笑)
ブラームス言うてたから、クラシック一筋に生きてるのかと思ったら
パリのアメリのバールに行っちまうなんて、ミーハーっち?!(笑)
ローマのカフェ・グレコみたく、大混雑してませんでしたか?
Commented by ミミヅク・頭の中に消しゴム at 2005-11-23 23:48 x
あり、そーだっけ。やっぱ脳みそ、探さないとヤバいわ。。まさか、ゴミに出してないだろーね。。味噌汁に入れたとか。。。ギャー。。お、「ダヴィンチ・コード」は原作読んだんや。。イメージ違いすぎ。
Commented by amore_spacey at 2005-11-24 02:17
パンツはき忘れたミミ奴へ。
「ダヴィンチ・コード」を読んだとな?
そっか、あん時はまだ脳みそがあったもんなー。
今は脳みそなしの生活で大変ぢゃな。

おお、どっかでミミちゃんの脳みそを見たなぁと思ったら
⑧大人のコーガンちゃんがくわえてたダネ。
ミミちゃんの脳みそ、意外にデカくて白いねーーー、ぎゃははっ。
Commented by isaogermany at 2005-11-25 06:58
そそ ピンク街の近くです^-^ あのカフェは、やっぱり映画で有名になったみたいで、観光客と思しきお客さんがたくさん来ていました。映画のカフェの雰囲気はそれほど残ってなかったなぁ、それはともかくコーヒー事体の味がよろしくなかったのが残念でした。
グッバイレーニンも見ないと行けませんね。ドイツ在住なら必見なのにまだ見てないです。
Commented by amore_spacey at 2005-11-26 00:02
isaogermanyさんへ。
やはり映画のロケ地はそういうことになるのですね。
あの八百屋さんも映画効果で商売繁盛してるかな?(笑)

そーーーです、グッバイレーニンは是非是非ご覧下さいね。
見れば見るほど味わい深いものがありますョ。
映像といい音楽といい役者たちといい、全てがよい!!

実はベルリンの壁崩壊までのいきさつを
歴史的に全然分かっていない私。ニュースで見て「ふ~ん」と思っただけ。
この映画でその頃の市民の日常生活を垣間見て
その当時ことをちょいと調べてみようかなと思いました。
   
  思っただけで、日常の雑事に埋もれたまま~(泣)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< ユージュアル・サスペクツ (T... ヒュー・グラント (Hugh ... >>