Un eroe borghese

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 1974年ミラノ。民事弁護士Giorgio Ambrosoli(Fabrizio Bentivoglio)は銀行資本家Michele Sindona(Omero Antonutti)が所有する銀行の管財人(破産した銀行を清算する)に任命される。捜査を進めていくうちに、国や大物政治家やマフィアやバチカンの癒着、そして彼らの間で黒い金のやり取りがあっとことが分かった。しかしこれが明るみに出るのは、Sindonaや関わった連中には非常に都合が悪い。そこでSindonaはGiorgioが捜査から手を引くよう交換条件を出したり、暗殺をほのめかす脅迫電話をかけたりしたが、Giorgioは屈することなく、財務警察の准尉Silvio Novembre(Michele Placido)とともに捜査を進めた。1979年7月11日深夜Giorgioは、Sindonaの殺し屋に暗殺された。実際に起きた事件をもとに書いたCorrado Stajanoの作品を映画化。


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これは近代イタリア史上に汚点を残した、恥ずべき事件であるらしい。国は一市民を見殺しにした、と。Giorgioに身の危険が迫っていることを知りながら、国はボディーガードの1人すらつけなかった。「言われた仕事だけすればいいんだ。余計なことに首を突っ込むな」ということだったのか。


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Giorgioは一市民として一弁護士として、与えられた任務をまっとうした。捜査の途中で妙な金の流れに気づいた彼は、見てみぬふりをすることができなかったのだ。身の危険を感じた協力者が1人2人と立ち去って行く中、彼は怯(ひる)まなかった。誰かに頼まれた訳ではない。ただ真実をつきとめたかった。使命感から粛々と処理していく自己犠牲の精神。そんな彼が虫けらのように殺され、市民のヒーローと呼ばれ賞賛を受けた。裏を返せば、いかに国家が腐敗しているかということなのだ。Giorgioのように犬死した者が、どれほどいることだろう。イタリアにも彼のような人間がいるということに安堵し勇気づけられる反面、どこまでも腐り続けるこの国に、果たして明るい未来があるのか?先日選挙が行われたが、その結果に暗澹たる思いは深まるばかり(ため息)

Fabrizio Bentivoglio祭りは、まだまだ続くよ(^u^)

製作国:Italy
初公開年:1995年
監督:Michele Placido
原作:Corrado Stajano
キャスト:Fabrizio Bentivoglio, Michele Placido, Omero Antonutti, Philippine Leroy-Beaulieu, Daan Hugaert, Laura Betti, Laure Killing, Ricky Tognazzi ...
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by amore_spacey | 2013-02-28 03:07 | - Italian film | Comments(0)
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