聯合艦隊司令長官 山本五十六 ― 太平洋戦争70年目の真実 ―

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 昭和14年の夏。2年前に始まった支那事変が泥沼化しつつあった。陸軍が日独伊三国軍事同盟の締結を強く主張する中、海軍次官の山本五十六(役所広司)、海軍大臣の米内光正(柄本明)、事務局長の井上成美(柳葉敏郎)は、信念を曲げる事なく同盟に反対の立場をとり続けていた。日本がドイツと結べば、何倍もの国力を持つアメリカと戦争になる。それだけは何として避けなければならないと考えていたのだ。だが世界情勢は急転、第二次世界大戦が勃発してしまう。


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「食べるシーンが、とてもよかった」なんて書くと不謹慎かもしれないけれど、本当においしそうで幸せな気持ちになったのだ。山本家の6人の家族が夕餉の卓袱台を囲む。そこで家長の五十六が1尾の煮魚を分けて、それぞれの皿にのせてやる。汁粉屋。縁側でスイカにかぶりつく。氷水にひたした長岡の水まんじゅうに、砂糖をたっぷりかけて食べる(これは一度ぜひ食べてみたい)。お茶漬けさらさら。1人でウィスキーを一杯。日々の暮らしの中にいる五十六の姿が印象的だった。


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五十六の人柄が分かるエピソードを挟みながら、一市民と司令長官としての五十六が描かれている。彼については歴史の教科書程度しか知らないのに、私の中では何故か硬派のイメージがある。だから少々美化され軽く描写されすぎた感のある役所@五十六が、どうもしっくりこない。彼は本当に日本国民を救うためにアメリカとの対戦を躊躇していたのか?心から講和を望んでいたのか?その辺りのことは、この作品に限って言えば疑問の余地ありではないかな。

役所広司が放つオーラは、静かでひたむきで安心できる。もし私がキャスティング・ディレクターだったら・・・、タカ派な五十六には國村隼や鹿賀丈史や村上弘明(ちょっとかっこよすぎる?)を、穏健派なら松平健や六平直政(何となく実物に似ているから、というだけの理由で) を起用したいな。えっ、こんなトコに吉田栄作?ビックリ&懐かしい。

製作国:Japan
公開年:2011年
監督:成島出
原作:半藤一利
キャスト:役所広司, 柄本明, 柳葉敏郎, 玉木宏, 阿部寛, 中原丈雄, 吉田栄作, 椎名桔平, 益岡徹, 坂東三津五郎, 伊武雅刀, 香川照之, 原田美枝子, 田中麗奈, 宮本信子 ...


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by amore_spacey | 2013-03-27 02:05 | - Japanese film | Comments(0)
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