Testimone a rischio

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 セキュリティ・システムのセールスマンPiero Nava(Fabrizio Bentivoglio)は、妻Franca(Margherita Buy)と小さな2人の子どもたちと共に北イタリアに暮らしている。1990年9月21日の朝、彼はアグリジェントのクライアントに会うため、シチリアの高速道路を走っていた。その道中に目撃した妙な事故が気になり、警察に連絡する。彼が見た事故は、実はマフィアの一味がRosario Livatino判事を殺害した大事件だったのだ。警察の要請により、Pieroは当時の様子を証言する。重要な目撃者となったPieroは家族とともに、Nardelli検査官(Claudio Amendola)率いる警官たちの保護下におかれ、仕事も自宅も捨てて、転々と仮住まいを続けることになった。


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この作品は、目撃証言をした一市民を守ることができない国や制度に対して痛烈な批判を投げかけている。証言者保護は、あくまでも犯人を見極めさせ、証言台に立たせて勝訴するためだけ。証言者の私生活など関知しない。国はそういうスタンスで、証言者は都合よく使い捨てられる。ある意味、国というのはマフィア以上に一筋縄ではいかない厄介なものなのだ。

正しいことや正義が評価されることもあれば、面倒なことの引き金になることもある。この作品は後者のよい例。マフィアの追っ手から逃れるため、証言者家族は普通に営んできた暮らしを捨てねばならなかった。自由を奪われ、夫婦の間も険悪になる。事件を見なかったことにすればよかったのに。このNava一家と国の板ばさみになったNardelli検査官のような人が、国や警察の上層部に居て欲しいのに、現実はいつも冷酷なもの。


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名前を変え全く見知らぬ土地で暮らすことになった一家。最後にPieroはこう呟く。「この一件によって、私も妻も以前より丸く寛容になった気がする。」 今まで築いてきたものを全部奪われてしまったのに、そんな台詞が吐けるなんて、泣けるじゃないか。それがFabrizio Bentivoglioの口から出た言葉だから、何があっても人生を投げちゃいけないな、と思わせてくれる。

製作国:Italy
初公開年:1997年
監督:Pasquale Pozzessere
キャスト:Fabrizio Bentivoglio, Claudio Amendola, Arnaldo Ninchi, Margherita Buy, Carlo Cartier, Maurizio Donadoni, Paolo Montevecchi, Paolo Maria Scalondro ...


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by amore_spacey | 2013-04-12 00:08 | - Italian film | Comments(0)
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