The Best Offer (鑑定士と顔のない依頼人)

ネタばれあり?!?

私のお気に入り度 ★★★★☆(83点)

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【あらすじ】 北イタリアはヴェネト州のある街。高名な美術競売人にして一流の鑑定士のVirgil Oldman(Geoffrey Rush)は、瀟洒な屋敷に暮らしている。彼は異常なまでに清潔好きで人間嫌いの上、家族や友人がなく、富豪だが孤独な日々だった。ある日彼はClaire(Sylvia Hoeks)という謎めいた女性から、1つの依頼を受ける。これをきっかけに、長年の友人のBilly Whistler(Donald Sutherland)や、機械工のRobert(Jim Sturgess)たちを巻き込みながら、彼の人生は深みにはまって行くのだった。


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サスペンス・ドラマだから、最後にドンデン返しがあるだろうことは予測できたが、、、やられました。「ひょっとしたら?」と思わせる伏線があちこちに出てくるので、勘のいい方ならすぐに結末が分かる。分かってはいても、Geoffreyが演ずる競売人の日常生活や性癖や仕事振りなどは、見応えがあってとても面白い。かなり面倒くさそうな人だけど、彼を見ていると少しからかってみたくなる衝動に駆られる。1日早い誕生日ケーキにキャンドルがたった1本というのも、レストラン側が配慮してくれた演出だったのに、裏目に出てしまった。あれだってもとを正せば、Geoffreyのやっかいな性格の連鎖反応に過ぎないんだよな。自業自得。


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最後のドンデン返しも、もとはと言えば、人を愛することを知らなかったGeoffreyが、生涯でたった一度の愛に身を焦がし、足元をすくわれてしまったところにある。観ている私たちは、「あ~あ、だから言ったのに・・・」「有頂天になっていると、痛い目に遭うんだよ。」と、ありがちな台詞を放つが、GeoffreyはClaireのことを信じている。いつまでも彼女を待つ。もはや彼は、私たちの手の届かない幸せな場所にいるのだ。Geoffreyが所有する革の手袋や肖像画のコレクションは、圧巻。常軌を逸したこの徹底振りにも、彼の性癖がにじみ出ている。

製作国:USA
初公開年:2013年
監督:Giuseppe Tornatore
音楽:Ennio Morricone
キャスト:Geoffrey Rush, Donald Sutherland, Jim Sturgess, Liya Kebede, Sean Buchanan, Philip Jackson, Sylvia Hoeks, Dermot Crowley ...


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by amore_spacey | 2013-05-24 00:52 | - Other film | Comments(0)
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