L'Italien (イタリアン)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 南仏はニース。アルジェリア移民の子Mourad(Kad Merad)は、なかなか仕事に就けなかった。そこで一計を案じてイタリア人Dinoと偽って就職し、持ち前の明るく前向きなキャラで自動車のトップ・セールスになる。ニースの仕事場や彼女にはイタリア人で通し、マルセイユの実家ではアルジェリア移民というわけだ。しかし入院した父に代わって、ラマダンの時期を私生活はイスラム教に従い、表向きはイタリア人の暮らしという2重生活を始めると、あちこちで不都合なことが起き始めた。


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フランスが抱える人種偏見や宗教問題などを、笑いとアイロニーで包んだ作品である。「差別反対!」「イスラム教徒を認めろ!」と声高に主張するよりも、自嘲気味に婉曲的に迫ったほうが共感を得やすい。しかしイタリア人と偽ったために、ティラミスの作り方を聞かれて、「うちのマンマはモッツァレッラを入れるんだ」と、とんでもないことを言うMouradには参った(Ф_Ф;) 1度ウソをつくと、ウソのオンパレードが続くよ!の好例である。


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Mouradを演じたKad Merad自身がアルジェリア移民の子であることで、コメディ作品に現実の重みや説得力を加味しているような気がする。彼も役を演じながら、思うところが色々あったに違いない。けっきょく人は誰でも、自分のオリジナルやアイデンティティに帰る、または帰りたいという帰巣本能に似たものを持っているのだと思う。


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Kadとちびまる子ちゃんのおじいちゃんの友蔵、実は歳の離れた双子だったのか?

製作国:France
初公開年:2010年
監督:Olivier Baroux
キャスト:Kad Merad, Valérie Benguigui, Roland Giraud, Philippe Lefebvre, Guillaume Gallienne, Sid Ahmed Agoumi, Farida Ouchani ...


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by amore_spacey | 2013-06-20 00:50 | - Other film | Comments(2)
Commented at 2013-06-21 12:28
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by amore_spacey at 2013-06-22 00:38
☆ ソーニャさんへ。
むかしそんな事件がありましたね。ローマで女の子に声をかけてくる軽い男なんてイタリア人に決まってる、の図式で捜査を続けてみたら、実はイラン人だった。イタリア半島とは言っても陸続きで、ローマ帝国時代から人の出入りが激しい土地なので、アラブ系から北欧系まで、色んな顔立ちの人がいます。友人にインド出身?と思っちゃうような濃い顔の人がいますよ。
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