22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 福岡市の国際貿易会社に勤める川野俊郎(筧利夫)は、1960年代生まれの44歳独身。社内には何となく気になる7つ年下の有美(清水美砂)がいた。彼女も未婚だが、結婚を諦めたわけではない。密かに俊郎に想いを寄せていた。そんなある日、俊郎は訪れた病院で、「非閉塞性無 精子症」と診断された。子供を持てない躰の宣告に追い打ちをかけるように激しい雨が降る。ずぶ濡れで駆け込んだコンビニで俊郎の耳に聞こえてきたのは、『22才の別れ』。唄っていたのはレジの少女、花鈴(鈴木聖奈)だった。あるキッカケで花鈴の身上を聞いた俊郎は、かつて唄の詩そのままに22才の誕生日別れた恋人、葉子(中村美玲)にまつわることを知り、衝撃を受ける。伊正三の生まれ故郷である大分県津久見市を舞台に、『22才の別れ』を映画化。


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ありえない話ではないかもしれないが、どこかノスタルジックで夢のような雰囲気がある。観終わってから、色々なことがじわじわと分かってくるような・・・。男女の関係や夫婦、友情、世間的な立場、親子や血のつながり、そんなことが目立たないように、心に沁み込んでくる、そんな作品だった。これでもか!と言わんばかりに畳み掛けて来て、いい加減うっとうしい『22才の別れ』の音楽が過剰な分、人々の内面がひっそり描かれているところがいい。大分県津久見市や臼杵市の景色も素晴らしく、いつか行ってみたい。ラストシーンのうすき竹宵は圧巻。


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1960年代症候群とか戦後の昭和世代とか、カテゴリー化して自ら壁を作ってしまっているようにもみえるが、あの時代を知らなくても、心情的に感じ入るものがこの作品にはあるような気がする。


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清水美砂がとても素敵。葉子や花鈴を演じた2人も、初々しくてこの先楽しみだな。首をかしげたビクターの犬や林立する団地や薄黄色のプラスチックのお弁当箱など、昭和世代の私のツボにハマる小物や風景が満載で、視覚的にも楽しめた。

製作国:Japan
初公開年:2006年
監督:大林宣彦
キャスト:筧利夫, 鈴木聖奈, 中村美玲, 寺尾由布樹, 窪塚俊介, 岸部一徳, 立川志らく, 蛭子能収, 左時枝, 根岸季衣, 南田洋子, 峰岸徹, 村田雄浩, 三浦友和, 長門裕之, 清水美砂 ...


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by amore_spacey | 2014-05-29 00:45 | - Japanese film | Comments(0)
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