Jiro Dreams of Sushi (二郎は鮨の夢を見る)

在外日本人は観ちゃいけない度 ★★★★★(100点)

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【あらすじ】 東京・銀座の地下にある鮨店『すきやばし次郎』は、たった10席ほどの小さな店である。世界で最も高齢の料理人としてギネス認定も受けている店主・小野二郎は、87歳の今でも職と技に対するこだわりを持ち、彼の握る鮨は『ミシュランガイド東京』において7年連続で最高の3つ星の名誉を獲得している。鮨の技を極めようと探求し続ける小野二郎の姿と、伝説的存在である父に追いつくべく奮闘する長男・禎一(よしかず)を捉えたドキュメンタリー映画。


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ずいぶん前に和食&寿司ブームがイタリアにも上陸し、中国人や韓国人が経営するSushiレストランが増殖の一途をたどっている。カリフォルニア巻きに始まるアレンジ寿司(巻き寿司を揚げた天ぷら寿司やいちご&ヌテッラのデザート寿司など)もそれなりに美味しく頂けるので、寿司ってこんなもんだと思っていたところがあった。舐めちゃいかん。これらはsushiであって、鮨(寿司)ではない。

4月の日米非公式夕食会がここで行われ、オバマ大統領は半分しか食べなかったという下世話なニュースが好奇心を煽ったのと、某ブログでこの作品のレビューを見かけて、「私のような庶民には、敷居が高すぎて無縁の鮨屋だわぁ」と思いつつ、鮨の美しさに勝てずまた観ちゃった。外国人の目を通すと、映像や音楽が中国的な色合いになりがちだが、このドキュメンタリーは違和感がなかった。NY生まれの29歳(撮影当時)のアメリカ人監督が撮ったのか。凄いな。クラシック音楽を中心にしたBGMや某フードライターのコメントは邪魔だった。

仕事に執心し、あくなき探究心や向上心を持ち続ける二郎さん。キリッと引き締まった二の腕や、年季の入った手が美しい。鮨を握るには、鮨職人はもとより、材料・仕入れ・準備・鮨を食べさせる店舗、そしてこれらに関わる人々がいて、初めて成立する。高価で美味いものには、それなりの理由があるということだ。鮨に限らず私たちの暮らしも、膨大なものに支えられていることに、改めて気づかされた。

作品の詳細はこちら


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by amore_spacey | 2014-07-22 01:09 | - Other film | Comments(2)
Commented at 2014-07-24 06:53
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by amore_spacey at 2014-07-25 00:21
☆ 鍵コメさまへ。(2014-07-24 06:53)
tabelogの口コミにも、同じようなことが書かれていました。本作品の終わりのほうで、二郎さんの長男・禎一(よしかず)さんが、入り口の丸椅子に座って、海苔を炙っている様子が出てきます。若いアメリカ人監督が、すっかりここの鮨にハマっちゃったんでしょうね&宣伝料の裏取引もあった鴨?どちらにしても、海外でこんなおいしそうな鮨の映像を見るのは、酷なもんです。
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