Flammen & Citronen (誰がため)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 1944年、ナチス・ドイツ占領下のコペンハーゲンで、レジスタンス「ホルガ・ダンスケ」の闘士であるFlammen(Thure Lindhardt)とCitronen(Mads Mikkelsen)は、上司のWinther(Peter Mygind)から指令を受け、対独協力者を暗殺していった。だが二人の心中には、一体自分たちの行動は誰のため?という疑念があった。Flammenは愛するKetty(Stine Stengade)が、実は二重スパイであり抹殺しなければならぬとの指令に苦悩し、Citronenは家族のため戦っていると信じていたが、皮肉なことに妻Bodil(Mille Lehfeldt)には愛する男がいた。そしてゲシュタポのボスHoffmann(Christian Berkel)は、「お前たちの戦いは全く無意味だ」と冷ややかに言い放つのだった。


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ここしばらく戦争ものが続いているけれど、意図的なものではなく、偶然のめぐり合わせである。8月という季節がそうさせるのかしら?さて本題。主役の2人が、とても良かった。Madsがお目当てだったんだけど、スーツが似合うイケメンなFlammenを演じたThure Lindhardtに、心がグラグラ大揺れ。好青年だわぁ(*^^*) Madsが演じたCitronenも、一見ぶっきらぼうでハードボイルド男だけど、罪のない子供を負傷させたコトの重大さに打ちひしがれ、抱きかかえて駆け出すような心優しい男なのだ。


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それなのに命懸けで戦って来た2人が、突然、心の支えを失ってしまう。敵と味方の境目が混沌とし始め、誰を信じていいのか?誰のため何のために戦っているのか?分からなくなってくる。そして崖っぷちで彼らを支えていた正義感や使命感が、砂の城のように崩れ始めた。生き伸びるためにうまく立ち回るKettyや、業務と割り切って淡々とこなすHoffmannらとは、対照的な姿である。 最後には、したたかな者が残る。

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by amore_spacey | 2014-08-03 03:38 | - Other film | Comments(4)
Commented by melocoton1 at 2014-08-04 17:33
これ、ずいぶん前に見ました。
私普通のデンマーク人よりデンマーク映画やテレビ番組見てるかも。 
結構荒削りな出来上がりの覚えがありますが、かなり気に入りました。

今デンマークのテレビシリーズ、”The Protectors (Livvagterne)"にはまってます。
Commented by petapeta_adeliae at 2014-08-05 12:04
日本なら時期的だろけうけど、そちらであれば偶然でしょうね。
お盆に映画私は貝になりたいは違う俳優の3回が放送されます。

戦争ってお国の為に若者が犠牲になって誰も特にも
ならないのに一向に終わらないのはなぜかと思います。
先日、白バラのソフィ・ショルの最後の日が放送され、
処刑でも本来99日の猶予が与えられるのに猶予がなくて
ギロチンの付いた寝台に滑り込むように寝かされてそのまま
処刑されたのがショックでした。まだ学生の身分なのに。。。
Commented by amore_spacey at 2014-08-06 00:43
☆ meloさんへ。
Mads一人祭り続行中^^ 細部に拘らない?ざっくりした作りで、「これって回想シーン?時間軸通り?」なところもありましたが、そこそこ楽しめました。メガネMadsに萌え~♪ 夫もデンTVドラマにハマッてます。The killingとかBron-Broenとか。私も追いつかなくちゃー。
Commented by amore_spacey at 2014-08-06 00:52
☆ ソーニャさんへ。
小学校の夏休みに読んだ、夏休み課題図書『8月がくるたびに』が妙に印象に残っているのと、日本の歴史を振り返ると、8月は戦争絡みですね。戦争に費やす莫大な予算やエネルギーを、もっと他のことに使って欲しい。若者たちの命をもっと大切にして欲しいと思います。
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