Before Sunrise (恋人までの距離(ディスタンス))

私のお気に入り度 ★★★★☆ (82点)

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【あらすじ】 ユーロトレインの中で出会ったアメリカ人学生Jesse(Ethan Hawke)と、フランス人女子学生Celine(Julie Delpy)。ふとしたことから意気投合した2人は、 翌日の朝までの時間、ウィーンの街をあてどもなく歩く。しかし楽しい時間はあっという間に過ぎ、やがてお互いの生活に帰る朝がやってくる。『Before・・・』シリーズの第1弾。


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Boyhood』で久しぶりにEthan Hawkeに会い、この作品をもう1度観てみたくなった。懐かしいなぁ、この作品。夫と2人で映画館に行って観たんだっけ。

旅先の開放感から、意気投合のあとベッド・インというありがちな展開ではなく、また甘ったるいだけのラブロマンスでないのがいい。見知らぬ他人から好意を寄せ合う恋人になっていく過程が、会話で描かれている。この作品の軸となっている延々と続く2人の会話が、変化に富み粋で面白いのだ。


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ウィーン駅で停車した列車の中で、JesseがCelineを一緒に下車させようと懇願するシーンは、壁ドンなんかよりずっとロマンチックで、心ときめく嬉しいアプローチだなぁ。電話のロールプレイもお気に入りのシーンの1つ。ちょっとおどけたシチュエーションを利用して、気兼ねなく本音が言える。ウィットのあるお洒落なシーンだ。やがて朝が来る。2人だけの舞台だった町が、徐々に動き出していく。新しい一日の始まり。そして彼らが一晩かけて歩いた町並みが映し出される。あのラストは最高にいい。


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2人の表情や話の内容によって、互いの距離や温度がゆるやかに変化する様子が、手に取るように分かる。路地裏や公園や墓地を2人が横に並んだり前と後ろになって歩いたり、あるいはトラムやレコード屋の視聴室や観覧車の狭い空間の中でくっついたり、トラットリアやカフェに座ってお互いを見ながら、徐々に近づきつつ時に反発する。寄せては引く波のように、口論に発展しかけては自然に元に戻る。微妙に揺れ動く感情が眩しい。若いっていいな。

作品の詳細はこちら


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by amore_spacey | 2014-11-10 03:17 | - Other film | Comments(0)
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