The Great Gatsby (華麗なるギャツビー/1974年版)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 1922年。中西部から大都会ニューヨークにやってきた作家志望の青年Nick Carraway(Sam Waterston)は、毎晩のように豪華絢爛たる饗宴を開いては大騒ぎを繰り返す若き大富豪Jay Gatsby(Robert Redford)の隣家で暮らすことになる。 様々な噂のあるGatsbyだが、彼の素性は謎に包まれてい た。やがてNickのもとにもパーティの招待状が届き、華やかな世界に足を踏み入れる。そして夜な夜な開かれるパーティ は、Gatsbyのかつての恋人だったDaisy(Mia Farrow)に再会し、彼女と過ごした日々を取り戻そうとするためだと知った。(作品の詳細はこちら
     

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この作品をはじめて観たのは、中学生か高校生の頃。野山を駆け回る野生児だった私は、アメリカの上流階級ってこんなにきらびやかでゴージャズなんだぁと、ハート型の目をしてため息ばかりついていた。成熟した大人たちの華麗なる世界、それは別の宇宙の話だった。お子ちゃまな私は映像美に気をとられて、男女の恋の機微が今ひとつ分からなかったが、こうして繰り返し観ればみるほど、Daisyの狡さが浮き彫りにされ、「ああGatsby!なんであんな女に惚れるかねェ?」


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そんなGatsbyに、役者として全盛期のRobert Redfordがタイムリーな抜擢。『追憶』や『スティング』のあと、ナイーブなGatsbyを演じて、イケメンの地位を不動のものにした。どんなキザな台詞やシーンも、彼なら許せた。でもRobert Redfordはやや品があり過ぎて(おとなしすぎて)、Gatsbyのギラギラした野心や執着心を表しきれていなかったか?成り上がり者のGatsbyはもっと胡散臭く、DiCaprioや(例えばAlain Delon)のようにアクの強い垢抜けない役者のほうが、より現実味がある。


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2013年版を観ながら、「1974年版のほうが良かったなぁ」なんて思ったが、前言撤回。1974年版はソツなくまとめてある代わりに、どの登場人物もおとなしくて目立たず、山場らしいものもなく、とても退屈だった。そんな中でDaisyの夫の愛人Myrtle Wilson(Karen Black)の顔の大袈裟な怪演は、場違いな感あり。それからどの役者も終始汗をかいて、顔がテカテカ光っているのが、気になって仕方がなかった。真夏の撮影だったのだろうか?メイクさん、何やってたんだろう?


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Daisyのクズっぷりは論外。夫にもGatsbyにもいい顔しながら、結局は夫(安定した暮らし)を選び、Gatsbyには事故の濡れ衣を着せて、さっさとトンズラ。Gatsbyの人生って、何だったんだ?いや、真実を知らないまま、あんなに純粋にロマンチックに愛し続けてこの世を去ることができたのは、幸せだったというべきか。あの頃の男性の水着↑↑って、ほんとにキュート!


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by amore_spacey | 2015-07-02 22:37 | - Other film | Comments(0)
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