Room (ルーム)

ネタばれあり!!!

私のお気に入り度 ★★★★☆ (86点)

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【あらすじ】 7年前から施錠された部屋に監禁されているJoy(Brie Larson)と、彼女がそこで出産し、外の世界を知らずに育った5歳の息子Jack(Jacob Tremblay)。この部屋しか知らない息子に外の世界を教えるため、そして奪われた自らの人生を取り戻すため、彼女は命懸けで脱出を計画するのだった。オーストリアで起きたFritzl事件をもとに書いた、Emma Donoghueの同名小説を映画化。(作品の詳細はこちら


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先日観たばかりの『灼熱の魂』に続いて、この作品も胸にズシーンと来た。少しずつヒントが与えられるので、ストーリーが進むに従い、この母子の置かれた状況が明確になっていく仕掛けになっており、最初から画面にくぎづけ。しかし平和な母子の暮らしが、Old Nick(Sean Bridgers )という男の登場によって一変する。Jackの脱出シーン。うまくいくことは分かっているのに、ハラハラ・ドキドキ。もう心臓に悪いったらありゃしない。


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初めて部屋の外に出たJackにとって外の世界は、人が多すぎる、広すぎる、明るすぎる。怖い。うまく声を出せない。階段の上り下りすら分からない。生まれてから5年かけて体験することを、Jackは(大袈裟に言えば)たった1日でやらなくちゃならない。だから毎日の暮らしは、黒船来航など比べ物にならないほど、衝撃の連続だ。

自宅に帰ってホッとしたのも束の間、脱出してからの暮らしのほうが、遥かに大変だという事実にJoyは気づく。マスコミ連中や野次馬。それ以上に神経を尖らせたのが、実の両親、特に父との関係だった。犯人にレイプされて出来てしまった子どもを生んだ娘。世間様に顔向けできない。


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5歳の息子が次第に心を開き、健気にも広い世界へ踏み出していこうとしている一方で、Joyは失った7年の重みに押し潰されそうになり、次第に崩壊していく。そんな母を守ろうとするのが、5歳の息子だ。あんな素敵な言葉をJackにかけてもらったら、あんなに無垢で可愛い目で言われたら、おばあちゃん(Joyの母)やお母さんだけでなく、視聴者もうるうる、涙ぽろりデス。


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by amore_spacey | 2016-01-29 02:47 | - Other film | Comments(0)
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