Stardust Memories (スターダスト・メモリー)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (81点)

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【あらすじ】 売れっ子俳優・映画監督Sandy Bates(Woody Allen)は、Stardustホテルで開催された彼の新作プレミアショーに呼ばれた。気が進まないまま会場に赴くが、ふっとした拍子に様々な過去が目の前に立ち現れては消えていく。彼の作品にも出演し、しばらく付き合ったDorrie(Charlotte Rampling)との日々は楽しかった。
 今は2人の子がいるフランス人女性Isobel(Marie-Christine Barrault)との関係に行き詰まり、そこから逃避したくて、知り合ったバイオリニストDaisy(Jessica Harper)を口説いている。そんなSandyと、映画製作者・評論家・偽知識人・マネージャー・ファンとの関係など、彼を取り巻く環境や時代の空気を、アイロニカルに表現した作品。(作品の詳細はこちら


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Charlotte Rampling1人祭り。モノクロ映像にジャズ音楽、現実と過去と妄想(私もよくある)、好きな女性たち、そして自虐ネタ。この作品はWoody Allenらしい揶揄やメタファーに溢れ、軽快で毒を含んだユニークな話し振りに、何度もクスッと笑った。「もうドタバタ映画はいやだ。これからは心の懊悩を描いたシリアスな映画を撮りたい」というSandy監督と、従来のドタバタ映画のほうがいいという評論家やマネージャーやファン。宇宙人にまでダメ出しされたら、Sandyでなくても頭を抱えちゃう。

分厚いレンズのメガネをかけ、若くしてハゲの兆候が色濃く出ている。異様に鼻がデカくて、風采が上がらないSandy。なのに何故こんなにもてるんだろう?たまに会って喋るには楽しいけれど、一緒に生活したくないタイプ。彼は神経質で理屈っぽいから、瞬間湯沸かし器な私では、とても面倒見切れません。


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そんな冴えない男と何度もキスさせられたCharlotte Ramplingは、クール・ビューティーの元祖といえる。官能的なまなざしやハスキーボイスが、一段と美しさを増した引退間際の山口百恵とダブって映った。他人に媚びず、自己主張し過ぎない、賢い人だ。


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Sandy監督があれほど苦悩したのは、過去の女性との恋愛体験から、彼独自の恋愛幻想が生まれ、願望と虚実がグダグダになってしまったところにあるように思う。踏ん切りがつかない。それが映画制作にも影を落とし、袋小路に追い込まれたような状態なのかも。Sandy監督のプライベートな恋の世界と映画の世界が1つに溶け込んでいくあのワンシーンは、とても洒落ている。喋り倒したあとの静けさに平和な空気が流れ、ほっと息をつかせてくれた。ちょい役をもらった当時22歳のSharon Stoneは、この頃からすでにゴージャスな雰囲気を放っている。


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by amore_spacey | 2016-02-13 00:01 | - Other film | Comments(2)
Commented by ヒマワリ at 2016-02-20 02:08 x
london spyにでているcharlotte ramlpingしか知らなかったから、彼女の若いときの写真をみて、だれかに似てると思って初めて気づきました。若いときはきれいでしたね。皆そうでしょうけど。。。ところでlondon spy、はじめは面白かったけど、私としては最後は、なんか、がっくりくる結末でした。
Commented by amore_spacey at 2016-02-21 03:42
☆ ヒマワリさんへ。
今でも年齢を感じさせないCharlotteですが、若い頃は聡明で綺麗ですね。London Spy、ご覧になったのですね。第1~2話がテンション高く、色々な要素がぎっしり詰め込まれていたので、「えー、どんな謎なんだろう?」「どんな事件?」と物凄く期待しただけに、ガッカリ感が半端なかった作品です。
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