Non essere cattivo

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (76点)

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【あらすじ】 1995年ローマ近郊の海の町オスティア。貧困と暴力がのさばる界隈で育った幼なじみのCesare(Luca Marinelli)とVittorio(Alessandro Borghi)は、20歳を過ぎた今でも兄弟のように仲がいい。毎日中古の車を乗り回し、昼間はドラッグや酒や喧嘩、夜はディスコで憂さ晴らし、日雇いの左官作業やケチな盗みやコカインの密売で、何とか暮らしている。しかしLinda(Roberta Mattei)に出会ってからVittorioは、こんなすさんだ生活から足を洗い、彼女と連れ子の3人で真っ当な暮らしをしたいと思うようになる。同じ頃Viviana(Silvia D'Amico)と親しくなったCesareも、きちんとした家庭を作りたいと考えるのだった。(作品の詳細はこちら


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うわーーっ、この生々しい臨場感は何なのだ!ドラッグ絡みのシーンは何度も観ているのに、本作品にはその場に居合わせたようなリアルな空気があり、嫌でも緊張感が高まる。錠剤を潰して粉にし、それをトランプのカードで1包みずつ分ける。細いストロー状にした紙を鼻に近づけて、テーブルに広げた白い粉を吸い込んだり、粉を指で歯茎に塗ったりする。ドラッグでトリップ状態になった表情が、そりゃもう怖過ぎて、固まっちゃいました。本物の薬物中毒者よりリアルかも。


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そんなCesareやVittorioなんだけど、優しくていいところがそれぞれにある。病気で寝たきりの姪っ子に、クマのぬいぐるみ(店先からかすめてきたものだけどね)をプレゼントするCesareは、まるで彼女の兄貴のようにいいヤツだし、Vittorioは結局Cesareを見捨てることができなかった。だって兄弟のように育ってきたんだから、アイツのことを放っておく訳にはいかないじゃないか。善と悪の間で振り子が大きく揺れるように悶々としながら、悪のスパイラルから抜け出せない2人を見ていると苦々しく思うが、本人たちにその気がなければ、状況改善は不可能だ。荒んだ暮らしを続けるのも、その生活に終止符を打つのも、本人次第だから。


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最悪の結末を予想していただけに、あのフィナーレに救われた。ホッとした。良くも悪くも、私たちの人生は続く。Luca MarinelliとAlessandro Borghi、迫真に迫る2人の演技に拍手喝采。


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by amore_spacey | 2016-06-20 03:44 | - Italian film | Comments(0)
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