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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ (A Street Cat Named Bob)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)
猫を飼いたくなってきた度 ★★★★☆ (95点)

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【あらすじ】 James Bowen(Luke Treadaway)は、ロンドンでミュージシャンを目指していたが、早い時期からシンナーやマリファナなどの薬物におぼれ、気がつけばホームレス生活をしていた。そんな彼の前に現れた一匹の野良猫。この茶トラ猫Bobとの出会いが、彼と一匹の猫の人生を変えていく。世界28カ国以上で翻訳出版されたベストセラー(実話)を映画化。(作品の詳細はこちら


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いやぁ~、もう、Bobが可愛いのなんの。愛嬌があるだけでなく、人間の喜怒哀楽に敏感で、人情の機微に触れることができる。人間のようなBobの魅力に、ハマってしまった。私が暮らすこのマンション階下の一家の猫も茶トラで、Pepe(ぺーぺ=イタリア語でコショウ)という名前。Bobをちょっぴりスリムにした感じで、マンションの住人にとても可愛がられている。だからBobの存在がPepeと被ってとても身近に思えた。因みに映画に登場するBob、これはBob本人が演じている。タダモノじゃない。


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ペット全盛期時代を迎え、とりわけ猫ブームを狙ったかのようだが(まぁ、実際そうだと思うけど)、この作品は青年と猫の単なる友情物語ではなく、世界的な問題となっている薬物依存症やアルコール依存症、若者の失業問題なども絡ませている。麻薬の更生プログラムに参加しても、離脱症状がキツくて辛いため、また薬に手を出してしまったり、或いはオーバードーズで命を落とす人もいる。Jamesは幸運だった。彼に救いの手をのべる人々に囲まれ、彼と一心同体のBobがいてくれた。依存症の人々は、1人では更生できないのだ。


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映画の終わりのほうで、James Bowen本人がカメオ出演している。ロンドンプレミアを訪れたCatherine妃も、猫のBobと対面したが、当のBobは...知らんぷりだったらしい。作品がとても面白かったので、原作を読み始めている。こちらもなかなかいい。

【追記】2020年6月15日Bobが亡くなった。推定年齢14歳。(詳細はこちら


by amore_spacey | 2016-11-24 01:28 | - Other film | Comments(2)
Commented by petapeta_adeliae at 2016-11-24 19:34
ストリートミュージシャンと猫の話はデジタル新聞で
知りました。
映画化されたんですね。
日本で見ることができたらいいなぁ。
Commented by amore_spacey at 2016-11-28 00:12
☆ ソーニャさんへ。
日本公開は、たぶん来年だと思います。Bobがめちゃくちゃ可愛いんですよ~!原作も面白いです。
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