後妻業の女

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (68点)

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【あらすじ】 小夜子(大竹しのぶ)と結婚相談所所長の柏木(豊川悦司)は、「老い先短い資産家の老人と結婚し、殺害して資産をそっくり頂戴する」後妻業ビジネスをやっている。小夜子は8番目のターゲットとして、元女子短大教授の中瀬耕造(津川雅彦)を狙い、上手く資産を手にした。が、父の死に疑念を抱く次女・朋美(尾野真千子)は、探偵・本多(永瀬正敏)を雇い、調査に乗り出す。(作品の詳細はこちら


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思っていたのと全く違ってがっかり。小夜子と柏木が手を組んで、犯罪スレスレのところを巧みに切り抜けながら、うまく騙して資産を手に入れていくが、調子にのりすぎて、2人は騙される側になり窮地に追い込まれた。さあ、どうする?豊悦と大竹の軽妙なやりとりが展開される、のような軽いブラックコメディを期待していたから、思い切り肩透かしを食らった。

毒のあるコメディ調の軽快な滑り出しだったのに、中盤以降は歯切れが悪く、どこに向かっているのかよく分からない。「お父さんを放っておいた私たちにも非があるわね」などと、妙にしんみりした台詞を次女の朋美に言わせてみたり(朋美もすっかりイイ人になってるし)、殺人を犯した小夜子と柏木の罪は全くスルーで(コメディ路線で突っ走るならスルーでも構わないけど)、ラストシーンがハッピーエンドの少女漫画よろしく、殺人を犯した小夜子と柏木が仲良く登場して爽やかに終了って・・・ 。何が言いたかったの、この映画?小夜子と柏木の醸し出す黒い空気が、フィナーレでいきなり浄化されているチグハグな部分にも、ついていけない。加えて作品に漂うじっとりとした生々しさに、吐き気を伴う気持ちの悪さが残った。大竹しのぶや豊悦の演技は、凄まじくリアルで説得力があり、今回は彼らのパワーに気圧され、後味も気分も悪くなりました。


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せめて探偵が白黒はっきりつけてくれるかと、心の端っこで期待していたのに、これが金目当てのクズ人間。死んだと思った小夜子が、なぜかあの状況で生き返ったりするし(このあたりからエンディングまで、グダグダ一直線)。若い女と柏木の濡れ場や、鶴瓶のアレのサイズ云々(鶴瓶が超苦手!)の件(くだり)は、見たくなかった。伏線と思われた話も、とっちらかったまま放置で無理矢理終わらせた感が強い。唯一、画面を食い入るようにして観たのは、大竹 vs 尾野の取っ組み合いの喧嘩シーンでした。


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by amore_spacey | 2017-04-06 01:30 | - Japanese film | Comments(2)
Commented by petapeta_adeliae at 2017-04-06 15:40
役者は興味がありませんでしたが、ストーリーが
面白そうだってので、午後から有給休暇使って見ました。
お客さんの9割が女性で、平均年齢が70才以上で
笑うところが違うのでした。
印象的だったのは私もつかみあいで、
アドレブだったそうです。
そしてトランクに入っていた大竹しのぶ。
大竹しのぶは最低女の役が上手というか、板についている。
ひょっとして演技じゃない?!
Commented by amore_spacey at 2017-04-10 01:32
☆ ソーニャさんへ。
お客さんの9割が女性で、平均年齢が70歳以上って、これはかなりインパクトのある光景ですね。男性の殴り合いはよく登場しますが、女性の取っ組み合いはあまりないので、どういった展開になるのか、好奇心剥き出しで見てしまいます。大竹しのぶは、良くも悪くも凄い女優ですね。トーク番組などでは、猫かぶっているだけなのかも?
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