カビリアの夜 (Le notti di Cabiria)

ネタばれあり

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 貧しい暮らしの娼婦のMaria 'Cabiria' Ceccarelli(Giulietta Masina)は、いつか全うな人生を歩みたいと思っているが、その願いはなかなか叶わない。ある時は恋人に鞄を奪われたばかりか、川に突き落とされ、またある時は有名な映画俳優(Amedeo Nazzari)の気まぐれで、彼の屋敷に招かれるという千載一遇のチャンスに恵まれるが、愛人Jessy(Dorian Gray)の登場で冷たい扱いを受けてしまう。宗教にすがってみるが、これも役に立たず。そんなある日、ふらりと立ち寄った劇場で、Oscar D'Onofrio(François Périer)という男性に声を掛けられ、結婚を申し込まれる。(作品の詳細はこちら


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Cabiriaは、つくづく男運の悪い女だ。今度こそうまく行くかに見えるのに、最後に必ず裏切られる。冒頭のシーンからしてああだから、今までにも色んな目に遭ったんだろう。私だったら、川でのうのうと溺れてなんかいない。あの男をとっつかまえ、娼婦仲間たちの前で公開処刑です。映画俳優との一夜は、普通あり得ない話だから、残念な結果になったのは仕方がないでしょう。が、Oscarの仕打ちは断じて許せない。プロポーズのシーンで、「今度こそ大丈夫かな?幸せになってね」と思ったのに。ところでクズ男Oscarを演じたFrançois Périer、目元の涼しいイケメンですね。


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Cabiriaは打たれ強い女だ。どんな悲惨な状況にあっても立ち上がって、前を向いて進んでいく。生きているだけで、まるもうけってヤツです。彼女自身の強さもあるが、彼女だって1人で生きている訳ではない。頼りになるWanda(Franca Marzi)や娼婦仲間たち、毎日の暮らしの中で出会う人々のお陰で、苦しくったって、悲しくったって、生きていけるってもんです。


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Giulietta Masinaは決して目を見張るような美人ではなく、少年のような身体つきから中性的なイメージが強い。が、くっきりした眉毛やくるくるした瞳が愛らしく、揺るぎのない自分軸を持った表情に、はっとさせられる。映画俳優(Amedeo Nazzari)の屋敷に招かれたCabiriaの、好奇心に満ちた表情がとても印象的だ。またどの衣装も素敵で、セーラーカラーのワンピースは、よく似合っていた。Giulietta Masinaのように小柄で、気働きができる、そんな人を知っている。彼女も芯が強く、腹が据っている。


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by amore_spacey | 2017-06-22 00:53 | - Italian film | Comments(0)
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