ドリーム (Hidden Figures)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (77点)

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【あらすじ】 1960年代の初め、ソ連との宇宙開発競争で遅れを取っていたアメリカは、国家の威信をかけて有人宇宙飛行計画に乗り出す。NASAのKatherine G. Johnson(Taraji P. Henson)、Dorothy Vaughan(Octavia Spencer)、Mary Jackson(Janelle Monáe)は、差別や偏見と闘いながら、宇宙飛行士John Glenn(Glen Powell)の地球周回軌道飛行を成功させるため奔走する。人種差別が横行していた1960年代初頭のアメリカで、初の有人宇宙飛行計画を陰で支えたNASAの黒人女性スタッフの知られざる功績を描く伝記ドラマ。(作品の詳細はこちら


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機内上映第4弾。久しぶりに見るKevin Costnerを楽しみにしていたんだけど、数字の天才Katherineや冷静沈着なDorothy Vaughan、そしてちょっぴりお転婆なMary、個性的な3人にすっかり魅せられ、作品にぐいぐい引き込まれた。差別や偏見に、どう立ち向かっていくのか?そこが見所だ。


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あまりにも理不尽な状況に、Katherineがたった一度だけ我を忘れて怒りを剥き出しにするシーンがある。が、瞬時にして取り戻す自制心や理性や冷静さには、数学の天才とか栄光あるNASAの職員とかいう肩書きなんぞ吹っ飛ばす、猛烈に強い説得力があった。Katherineは、まさに神対応をみせてくれた。正当であること、その表現の仕方がスマートでエレガントなのだ。人々が狼狽するのも無理はない。


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それにしても、どこをどうすると、『Hidden Figures』が『ドリーム』(邦題)になっちゃうんだろう?興行成績を優先する、耳に心地よい言葉に置き換えただけでは、この映画の真意は伝わりませんでしょ?


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by amore_spacey | 2017-09-17 02:42 | - Other film | Comments(2)
Commented by キャットラヴァー at 2017-09-17 08:06 x
いつも、楽しく拝見させていただいております。
この映画は、本当に素晴らしい作品です。昨年、この映画が上映された時には、映画館には、ほとんど誰もいなかったのよ。っと、英国人の劇作家の友人が、説明してくれた時にはショックでした。
娘が、幼い時に天才数学者の彼女のことを知っていて、彼女の本を読んでいました。この作品は、科学者や数学者、つまり男性中心の職場で働いている女性たちに、勇気を与えてくれています。私は、米国で生活していて、いわゆる学者ではないけれども、そーゆう世界の中で生活しているので、彼女たちの苦しみ、心の痛みには共感できます。
どうか、これからも、楽しいブログ(エミリアの方も)を応援しています。
Commented by amore_spacey at 2017-09-18 01:50
☆ キャットラヴァーさんへ。
いらっしゃいませ~♪&初コメありがとうございます。2つのブログを見て下さっているなんて、嬉し恥ずかし…デス。

この作品はこちらの映画評論家の間で評判になったのに、確か上映期間が物凄く短くて、見逃してしまったのです。差別や偏見と闘う作品というと、デモ行進を行って抗議運動をしたり、歴史に名前が残るような有名人を主役に持ってきたりするのが多い中、これは無名に近い女性たち(と言ってもNASAの職員ですから、エリートには違いありません)の日々の苦しみや心の痛み、そして理由なき差別に対する素晴らしい対応ぶりが克明に描かれ、それらが私たち一般市民に近いものがあったので、大きく共感することができました。久しぶりに見たKevin Costnerも、一時期よりスマートで素敵な叔父様になっていたのが嬉しかったです(*^^*) 気ままに綴っているレビューですが、またお時間のある時にいらして下さいね。
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