2017年 07月 12日 ( 1 )

ローマの休日 その1 (Roman Holiday)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (90点)

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【あらすじ】 ヨーロッパ最古の王室の王位継承者であるAnn王女(Audrey Hepburn)は、欧州各国を親善旅行で訪れていた。ローマでも公務を無難にこなしていだが、これまでのハードスケジュールで疲れやストレスが溜まっていた。
 主治医に鎮静剤を投与されるものの、気の高ぶりからか逆に目が冴えてしまった彼女は、こっそり夜のローマの街へ繰り出すことに。やがて薬が効いてくると、ベンチで寝入ってしまった。そこへ偶然通りかかったアメリカ人の新聞記者Joe(Gregory Peck)は、彼女を一国の王女であることも知らずに、自分のアパートで休ませるのだが…。(作品の詳細はこちら


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不朽の名作。ローマから戻ってくると、必ず観てしまう。そして新たな感動に包まれ、幸せな気持ちになる。大学の卒業旅行で、映画とほぼ同じコースを歩いた。スペイン階段でジェラートを食べたり、真実の口に手を入れたり…、楽しかったなぁ。ただ、車の中のAnn王女のお手振りに、やや違和感が。手の向きが違うような気がするのですが…。


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この作品には、魅力的な脇役がたくさん登場する。王女を取り巻くお付きの者たち。脱げた王女の靴を見た、侍従たちの表情といったら!庶民代表のタクシーの運転手も、人間味溢れていた。車内に王女を残したままJoeが立ち去ろうとした時、「ちょっと待たんかい!」 逃がすもんか!とばかりにJoeの袖を掴んだ、素早い反射神経や慌てっぷりが愉快だった。

場面変わって、Via Margutta 51にあるJoeのアパート。鉄砲をかついで、王女のいるアパートの入り口を警備する守衛のおじいさんが、大袈裟で可笑しい。彼はJoeが王女に幾らかお金を貸す現場を、遠くから目撃してしまう。あれは、勘違いをしても仕方がない状況だ。当時のお札が異様に長くて大きいのに、ビックリ。財布もデカかったんだろう。


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バッサリ切っていいという王女にビビって、何度も確認する理容師Mario Delani(Paolo Carlini)が、Christohper Plummer似のイケメンだったりする。Joeの部屋の掃除をする女性や、メルカートので靴を売るシニョーラも、明るくて威勢がいい。


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William Wyler監督の2人の娘さんが、エキストラ出演している。トレヴィの泉でJoeにカメラを取られそうになる女の子が、11歳の次女Judy、それを見て先生を呼ぶのが14歳の長女Catherine。あの時のメガネをかけた先生が、いかにも由緒正しいお嬢様学校にいそうだ。


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初めてみたときから、この秘密探偵(↑右側)が結構好きだった。真面目でコワモテだけど、とんでもない(可笑しな)ことをやらかしそうな雰囲気がある。


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スクープ記事で一儲けを目論んだJoeと同僚のIrving(Eddie Albert)だが、王女にすっかり魅了され、Joeは自分の心の卑しさを恥じる。


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Irvingが渡した封筒を開け、写真をちらっと見る王女。目が一瞬、泳ぐ。あの日の出来事は3人の秘密。この大人対応が素晴らしい。あれが今の時代で、スクープ狙いのブン屋につかまったりしていたら、SNSでダダ漏れだったかも。


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Hugh JackmanやGeorge ClooneyやClark GableやCary Grantのいいとこ取りをしたような、当時37歳のダンディなGregory。Audreyは24歳。



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by amore_spacey | 2017-07-12 00:46 | - Other film | Comments(2)