2017年 09月 09日 ( 1 )

ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~ (The Zookeeper's Wife)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 1939年、第二次大戦下のポーランド。夫婦でワルシャワ動物園を営み、愛する動物に囲まれて生活していたJan(Johan Heldenbergh)とAntonina(Jessica Chastain)は、ナチスドイツの侵攻に大きな不安を抱いていた。Janはナチスドイツがユダヤ人を弾圧するのを見て、Antoninaに動物園を彼らのための隠れ家にすると言う。強制居住区域に暮らすユダヤ人たちを救い出しては動物園にかくまう彼らだったが、次第にナチスドイツの警戒は厳しさを増し彼らにも危険が迫る。300人ものユダヤ人を匿い逃亡させたDiane Ackermanのベストセラーを映画化。(作品の詳細はこちら


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Daniel Brühlの1人祭り&機内上映第1弾。ホロコーストに動物ものを抱き合わせて、いかにも興行成績を狙った作品だ。その下心が、邦題に透けて見える。良いテーマを扱っているだけに、脚本や演出が散漫だったのが残念でした。だったら観なくてもいいのにって話になりますが、キャストにDanielの名を見つけてしまったから、その勢いで何となく観てしまったのでした。という言い訳はともかく、ナチスドイツへの不安や恐怖はそれなりに、ユダヤ人たちを救い出す夫婦の善意も、人間として当然のことをしたまでといったスタンスで、事実を淡々と描き出している。


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さてドイツ軍将校で動物学者Lutz Heckを演じたDaniel。彼はユダヤ人を弾圧する側に立つ人間だが、とても色っぽく綺麗な、そして人情味のあるAntoninaにすっかり入れ込んでしまう。彼も人間だから、特別な感情を持った相手がユダヤ人であろうが、何とか手を貸してやりたいと思うのは、ごく当然の成り行きだろう。しかし時は第二次大戦下のポーランド、Lutzにはドイツ軍将校としての任務がある。私情と任務の狭間で苦しんだ末、彼が選んだのは…。

基本的にDanielは性善説の世界の人だから、悪人にはなり切れない。どんなにワルぶっても、無理して演じているのが痛々しくて、観ていられないのだ。今回は脇役だったこともあるが、演技に隙がありすぎたのと、やっつけ仕事的に演じていたようにしか見えず、だったらこんな役を引き受けなければ良かったのに、と八つ当たりさえしたくなる。感動の実話かもしれないが、観る前からお涙頂戴的なキャッチフレーズを並べ立てられると、興冷め。


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by amore_spacey | 2017-09-09 00:01 | - Other film | Comments(0)