2017年 12月 09日 ( 1 )

特捜部Q Pからのメッセージ (Flaskepost fra P / A Conspiracy of faith )

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

ネタバレあり!

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【あらすじ】 未解決事件を扱う特捜部Qに、また新たな捜査の依頼が舞い込む。海辺を散歩していた町人がボトルの中に「助けて」と書かれた手紙を見つけ、Qに送ってきたのだ。手紙は7~8年前に書かれたもので、インクが滲んで判読できない。唯一の手掛かりは、差出人の頭文字P。Qのチーム達は手紙を解読しながら、該当する行方不明者を割り出していくが、そこには驚愕する事件が隠されていた.。Jussi Adler-Olsenのミステリー小説『特捜部Q』を映画化。(作品の詳細はこちら


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前回の事件による衝撃で魂が抜けてしまったCarlは、廃人同然になっちゃった。あのエピソードには私も気持ちが萎えて、病みそうになりました。さてボトルメッセージと言えば、どこか夢があって良いイメージを抱かせてくれるのに、特捜部Qに届いたのは事件性のある怪しげなメッセージだった。でも幸か不幸かこの捜査依頼のお陰で、ようやくCarlが生還してくれました。仕事に全身全霊の彼は、仕事から受ける負のオーラが余りにも大きすぎる。彼の魂が戻ってきてくれて、本当に良かった。


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今回も早い段階で犯人が分かるので、犯人捜しがメインではなく、犯人の過去や事件の動機を丁寧に描いた、家族や人間関係の愛憎劇である。生まれ育った環境のせいで、犯人もまた被害者の1人だったという。負の連鎖を断ち切るのは、生易しいことではないな。そこに宗教が絡んでくると、それぞれの人生観や価値観が違い、さらにややこしくなる。今回も非常に後味が悪く、私は前回以上に病みそうになりました。何しろ歪んだ人生観の中で生きる犯人が不気味すぎるし、純真無垢な子どもたちが多数犠牲になっているし、Carlは犯人から半殺しにされるし...。


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イケメン犯人役のPål Sverre Hagenをどこかで見たことがあるなと思ったら、Kraftidiotenに出ていたんだ。強烈なキャラだったから、忘れるはずがありません。イケメンだからと言って、油断してほいほいついて行っちゃダメ。

脇役で登場回数は少ないけれど、特捜部Qに協力する警官の1人(Jakob Oftebro )が、アジア系の顔立ち&私好みの地味系イケメンで、彼が登場するたびに心ときめいていたのに、あんな残虐なやり方で殺されるなんて・・・ひどすぎるよぉ(号泣) このシリーズで今回ほど犯人に憎悪を抱いたことはなかった。だからAssadが仕留めてくれた時には、「よっしゃ!ようやってくれた」と心底思いました。


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殆ど笑いのないシリアスなエピソードだったから、機転がきいて有能な秘書Rose(Johanne Louise Schmidt)の存在は、誠に貴重だった。彼女がいなかったら、どこに救いを求めていいんだか。Assad(Fares Fares)の活躍振りも見逃せない。これでCarlとAssadの絆は、さらに深まったに違いない。来年公開予定の4作目が待ちきれません。


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by amore_spacey | 2017-12-09 01:35 | - Other film | Comments(0)