カテゴリ:- Japanese film( 323 )

Merry Christmas Mr. Lawrence (戦場のメリークリスマス)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

e0059574_1372793.jpg
【あらすじ】 1942年、ジャワ山中にある600名を収容する日本軍俘虜収容所には、厳格で規律を重んじる所長のヨノイ大尉(坂本龍一)の管理下、武士道の精神に生きるハラ軍曹(ビートたけし)や彼が信頼を寄せる俘虜であり英国軍中佐Lawrence(Tom Conti)がいた。そんなある日反抗的なJack Celliers(David Bowie)が、収容所に送られてくる。しかし過ぎ行く日々の中で、ヨノイは次第にCelliersの言動に心奪われていく。(作品の詳細はこちら


e0059574_1373653.jpg
e0059574_1374715.jpg
e0059574_138274.jpg
e0059574_1381369.jpg
公開から33年も経っているなんて、信じられない。そんな昔の作品をなんでまた観たかというと、Bowie1人祭りをやりたくて。この作品には、戦闘シーンも女性も登場しない。ハラとLawrenceの奇妙な友情関係、ヨノイとCelliersの淡い同性愛的な関係、この2つを軸に展開していく。

ハラもLawrenceも、生身の人間らしさを感じさせる。終戦後ハラが敗戦国の死刑囚となり、立場が逆転しても、彼らの間には敵味方をこえた人間愛があった。人間同士なんだもん、戦時下で敵味方に分かれていたとはいえ、共感できることがあれば、一緒に笑ったり、そこに友情らしきものが芽生えても不思議はない。いや、それにしても、ビートたけしが地のままで、面白すぎる。ロケ現場で、たけちゃんマンとか「コマネチー!」とか、やってそう(爆)


e0059574_1382451.jpg
e0059574_1383482.jpg
e0059574_1384644.jpg
Celliersの美しさに魅了されたヨノイは、何かにつけCelliersに寛大になる。そんなヨノイの気持ちを見透かしてなのか?いつもの反抗的な態度の延長上にあったのか?Celliersはヨノイの頬にキスをする、という暴挙に出る。ほんの一瞬のシーンなのに、何だろう、あの衝撃は!当時BLシーンは竹宮恵子の漫画ぐらいしか知らず、大スクリーンにいきなりこんなシーンが出てきて、頭の中はグルグル、心はドキドキ&ざわざわ。軍事裁判でCelliersが服を脱いで背中を見せるシーンも、官能的だったなぁ。


e0059574_1385815.jpg
大島監督は、人間の相容れない感情にも、光を当てている。ヨノイはCelliersの美しさに惹かれながらも、規律を守らない彼に憎悪の念を抱くが、実は自由奔放なCelliersが羨ましかったのかもしれない。軍人という立場上、ハラは武士道を重んじつつ、個人的には欧州の思想や人に惹かれる。自由奔放に見えるCellieresも、学生時代いじめにあった弟を助けなかったことが、心のシコリとなって、ずっと罪の意識に苛まれている。誰もが様々な感情を抱えて生きている。それをなかったことにすれば楽だけど、そう簡単にはできない。だから面倒くさいんだ。


[PR]
by amore_spacey | 2016-07-17 01:41 | - Japanese film | Comments(2)

猫侍 シーズン2

バカバカしいけれど好き度 ★★★★★ (100点)

e0059574_0443880.jpg
【あらすじ】 元・加賀藩剣術指南役、斑目久太郎(北村一輝)。かつては“まだら鬼”と呼ばれ、剣豪として名を馳せていたが、一匹の白猫・玉之丞との出会いで人生が変わった。一度は里に残していた妻子の元に戻ったが、武士としてのプライドと家族と玉之丞の為、再び江戸へ。以前暮らしていたほおずき長屋へ玉之丞と共に戻ってくる。新しい大家の菊乃(森カンナ)は、戻ってきた久太郎に、「猫は禁止」と早速釘を刺す。(作品の詳細はこちら


e0059574_0444763.jpg
e0059574_0445769.jpg
e0059574_045661.jpg
可愛らしいエプロンが似合う男!
e0059574_0473617.jpg
実写版ねこあつめ(爆)


e0059574_0483514.jpg
猫見屋のお七(高橋かおり)は、久太郎のことが好き。

e0059574_0492879.jpg
e0059574_0494090.jpg
隣人の小助(佐野泰臣)のお陰で、久太郎は玉之丞との暮らしを謳歌していたが、大家の菊野(森カンナ)に玉之丞のことがバレてしまった。


e0059574_0502269.jpg
e0059574_050327.jpg
変な脇役たち。


e0059574_0512739.jpg
e0059574_0513847.jpg
e0059574_0514723.jpg
そこに居るだけで和む玉之丞。


e0059574_0522796.jpg
e0059574_0523926.jpg
男勝りの姑タエ(木野花)から、猫との気ままな暮らしを叱責され「離縁」を突きつけられた久太郎は、タエが用意した薩摩藩の参勤交代要員の話を受ける。でもどこまでも玉之丞と一緒だよ。


[PR]
by amore_spacey | 2016-07-12 00:54 | - Japanese film | Comments(0)

猫侍 映画版

ナンセンスだけど好き度 ★★★★★ (100点)

e0059574_0413394.jpg
【あらすじ】 江戸時代末期、かつて一流の剣の使い手と恐れられた斑目久太郎(北村一輝)も、今やしがない浪人暮らし。ある日、彼の元に久しぶりに仕事の話が舞い込むが、何とそれは対立する一家の親分がかわいがっている猫を暗殺せよとの命令だった。久太郎はやむを得ず仕事を引き受けるが、踏み込んだ屋敷で彼を待っていたのは愛らしい白猫だった。(作品の詳細はこちら


e0059574_0414299.jpg
e0059574_0415436.jpg
e0059574_042332.jpg
TVドラマ版を切り貼りして作った?この映画版も、負けず劣らずナンセンスでばかばかしい。でも玉之丞の可愛らしさったらなくて、この子ばかり見ていた。あ、いえ、大好きな北村一輝とセットで見ていました。これは猫ファンだけでなく、多くの人のハートを鷲づかみにしたことでしょう。


e0059574_0421539.jpg
e0059574_0422481.jpg
撮影現場での主役も、当然猫ちゃんたちだったんでしょうね。玉之丞の愛くるしい瞳でじっと見つめられたら、誰でも落ちるわね(*^^*) 玉之丞をこんなに素晴らしい女優にしたアニマルトレーナーの、愛情や忍耐力に頭が下がる。


e0059574_0423745.jpg
e0059574_0424879.jpg
ヒッピーな侍の小野寺昭の壊れっぷりに爆笑。彼のワンコも可愛かったな。


[PR]
by amore_spacey | 2016-07-04 00:42 | - Japanese film | Comments(0)

リトル・フォレスト 夏・秋 冬・春

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

e0059574_0394469.jpg
【あらすじ】 都会で暮らしてみたものの、その生活に馴染めず、生まれ故郷の岩手の小さな集落・小森に帰ってきたいち子(橋本愛)は、田畑を耕し自ら作物を育て、野山で採ってきた季節の食材で日々の食事を作り、自給自足の生活を送っている。友人のユウ太(三浦貴大)もまた、都会から戻ってきていた。子供時代のエピソードや5年前に突然失踪した母・福子(桐島かれん)のことなどを懐かしく思い出しながら、いち子は生きる活力を蓄えていく。五十嵐大介の同名漫画を映画化。(作品の詳細はこちらこちら


e0059574_0401095.jpg
e0059574_0402148.jpg
「頭を使いたくない、疲れているときに観るといい」「食べるシーンがたくさん出てくる」と聞いて、観はじめてみると、冒頭からぐっと引き込まれた。自転車を漕ぐいち子、豊かな緑に包まれた山間の村、田植え、グミやあけびのえぴソード、とれたてのトマトにかぶりつくいち子、くるみごはん、自分でさばいた合鴨の料理、手ぬぐいを首に巻いて畑仕事に精を出すいち子、垂れる稲穂、芋類や玉ねぎやあずきの収穫と保存法、わらびやフキノトウ…。


e0059574_0395412.jpg
e0059574_0403487.jpg
ああ、こんな風景の中に、私もいたことがある。子どものころ妹と一緒に亡き祖父母について畑や田んぼへ行き、彼らの仕事ぶりを飽きもせず眺めていたものだった。あの時の土のにおいや、採れたてのいちごやトマトやきゅうりのぬくもりを、今この瞬間リアルに思い出すことができる。なんて懐かしいんだろう。こんな映画を観ると、今すぐにでも日本に帰りたくなる。


e0059574_0434996.jpg

e0059574_044777.jpg
季節の移ろいを感じ、四季折々の恵みを自然から頂きながら生きていく。そんないち子の暮らしは、少し昔の日本人なら誰でもやっていた。「生きるために他の生き物を殺生する」という行為も、ごく普通に行われていた。人間は動植物の命を奪って、自分たちの命を繋いでいる現実を、普段はほとんど忘れてしまっているが、この映画を観て再認識した。生きていくには、エネルギーが要るのだ。

低く抑えた橋本愛のひとり言のようなナレーション、採れたての野菜を刻んだりすり鉢でクルミを擂る音、フライパンで炒めたり搔き揚げを揚げる音、出来立てのお菓子や料理を頬張るいち子の口元…が、目にも耳にも心地よかった。ちょっと疲れちゃったときに、また観たくなるなぁ。


[PR]
by amore_spacey | 2016-06-16 00:47 | - Japanese film | Comments(0)

柘榴坂の仇討

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (75点)

e0059574_23235980.jpg
【あらすじ】 安政7年、彦根藩士・志村金吾(中井貴一)は、主君である大老・井伊直弼(中村吉右衛門)に仕えていたが、登城途中の桜田門外で井伊は暗殺されてしまった。その後あだ討ちの密命を受けた金吾は、敵を捜し続けて13年が経過。明治6年、時代が変わり、時の政府があだ討ちを禁止する中、金吾は最後の敵である佐橋十兵衛(阿部寛)を捜し出した。浅田次郎原作の同名小説を映画化。(作品の詳細はこちら


e0059574_23241077.jpg
阿部ちゃんと中井氏の共演だなんて、願ったり叶ったり。2人の安定した演技は期待通りだったが、両者とも少々抑えすぎで地味だった感が残る。途中のテンポも、緩かったような?阿部ちゃんファンとしては、井伊直弼を暗殺した後、名前を変え逃亡生活に至った経緯を、もっと描いて欲しかった。 ・・・ それはさておき、あの背丈に濃い風貌では、あまりに目立ちすぎて、隠遁生活なんざムリってもんでしょう(笑) 


e0059574_23242374.jpg
それにしても、13年間も探し求めた仇に出会ったのが、何と!仇討禁止令の出たその日だなんて、そりゃ、あんまりじゃありませんか。桜田門外の変の後、日本は江戸から明治に変り、新しい時代を迎えて混乱の真っ只中。しかし時代が変わっても、武士は武士の精神を決して捨ててはならぬと考える志村金吾は、仇を討ったあと、切腹して主君への忠誠を表明するつもりだった。一方の佐橋十兵衛は、暗殺を成功させたにもかかわらず、次々と仲間が処罰されたり切腹したりしていく中で、 結局1人生き残ってしまい、名を変え身を隠して暮らしながら、いつか仇討に来る敵側の武士を待っていた。13年前の呪縛に囚われた2人は、何らかの形で決着をつけなければ、新しい時代に踏み出すことができなかったんだな。

その辺りの両者の葛藤が、ラスト15分に凝縮され、一触即発かと思わせつつ、井伊直弼が残した「死ぬときは死ぬ。それで生かされたのなら、生きろということなのだ」「死ぬ運命が来るときまで、精一杯生きればいいのだ」という言葉の重みを、敵対するはずの2人が雪の中で噛み締める姿に、心動かされる。


e0059574_23243443.jpg
男たちを陰で支える女性たちの存在は大きい。中堅どころの広末涼子ちゃんが、なかなかよかった。慎ましやかな中に凛とした雰囲気を漂わせ、着物がこれまたよく似合う。私も着物を着たくなってきたー。


e0059574_23262089.jpg
この女の子がホントに可愛らしかったなぁ。阿部ちゃんの口の中に金平糖を入れるシーン、それ、私にもやらせてェ。


e0059574_23264877.jpg
ちょんまげを切り落としてザンギリ頭になったとはいえ、寝癖がついたような藤竜也の頭は、情けなくて残念。それに引き換え中村吉衛門は、幾つになってもある種のオーラを放ち、時代劇を引き締めてくれる。さすがは歌舞伎役者の大御所でございますな。



[PR]
by amore_spacey | 2016-06-06 00:16 | - Japanese film | Comments(0)

草刈正雄・船長率いる真田丸 第1~20話

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

e0059574_2244970.jpg
【あらすじ】 天正10年(1582年)、甲斐の名門・武田家は宿敵・織田信長(吉田鋼太郎)の軍勢の前に滅亡の危機に瀕していた。その頃、駿河と甲斐の国境で徳川家の兵に追われるひとりの若者がいた。彼はこれより33年後、大坂夏の陣で徳川家康(内野聖陽)を自害寸前まで追い込み、後世「日ノ本一の兵(つわもの)」と称えられることとなる。彼の名は真田源次郎信繁(堺雅人)。(作品の詳細はこちら


e0059574_22441985.jpg
脚本が三谷幸喜と来れば、お約束の超豪華キャスト。中でも光っているのが、真田昌幸に扮する草刈正雄。かつて『新選組始末記』で見た、イケメン沖田総司が忘れられない。もしかして、彼はハーフのイケメン第1号?


e0059574_22443468.jpg
父ちゃんの存在感がありすぎて、主役の真田信繁(堺雅人)の影が何とも薄い。半沢の勢いはどこへ行っちゃった?兄貴・信幸(大泉洋)もまじめ路線で、何だかなぁ。真田家の家臣・高梨内記の娘・きりは、場の空気が読めないお嬢ちゃまという設定なので、長澤まさみが適役。


e0059574_2245387.jpg
真田昌幸とその重臣・出浦昌相(寺島進)の関係が愉快で面白い。脇役とは言え、重要なポジションに寺島さんが抜擢されて、とても嬉しい。


e0059574_2251391.jpg
戦国の世をたくましく生きる、真田家の長女・松(木村佳乃)。


e0059574_22511413.jpg
織田信長(吉田鋼太郎)があっけなく退場。もっと弾けたコータローを見たかった。


e0059574_22523812.jpg
徳川家康と言えば、肖像画や『鳴かぬなら 鳴くまでまとう ホトトギス』や狸おやじの呼び名などから、忍耐強く飄々として戦乱の世を潜り抜けた、喰えないオヤジを想像する。が、内野聖陽バージョンは、臆病で気が小さく、狼狽したり取り乱したり…見ていて飽きない家康だ。内野さん、ますます素敵(*^^*) 側室の阿茶局(斉藤由貴)がどっしり落ち着いているお陰で、家康は業務に専念できる。


e0059574_2304524.jpg
家康の重臣&名参謀の本多正信(近藤正臣)。かつてはイケメン№1だった近藤さんも、74歳ですかぁ(驚)


e0059574_2361627.jpg
喰えないオヤジと言ったら、やはり、この人、豊臣秀吉(小日向文世)でしょう。秀吉のキャラは、小日向さんそのまんま。表と裏の顔にギャップがありすぎる上、彼の頭の中が読めず、ただ短気なだけの織田信長と違って、なかなかコワい。側室・茶々(竹内結子)と一緒のときは、こんなにデレデレなのに。


e0059574_239316.jpg
山南敬助と土方歳三・・・ではなく、真田信繁と石田三成(山本耕史)。山本耕史もNHK御用達役者?


e0059574_2312107.jpg
汁かけご飯ばかり食っている北条氏政(高嶋政伸)が、不気味すぎる。


e0059574_2312192.jpg
義父・謙信のように「義」を貫き通す実力がなく、高い理想と現実の狭間で悶々とする上杉景勝(遠藤憲一)。遠藤憲一もNHKの常連さんですね。

真田昌幸の正室・薫(高畑淳子)や昌幸の母・とり(草笛光子)や秀吉の妹・旭(清水ミチコ)など、ユニークな脇役陣も忘れてはなりませぬ。徳川家重臣の本多忠勝に扮する藤岡弘、。年をとっても顔は濃いし、もみ上げが暑苦しい。で、名前の最後に「、」って?武田勝頼を演じた平岳大は、平幹二朗の息子なんですね。言われてみれば、目元がパパそっくり。クールで素敵☆ そんな彼も退場して、寂しくなった。



[PR]
by amore_spacey | 2016-05-29 23:17 | - Japanese film | Comments(0)

東京センチメンタル 全12話

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (72点)

e0059574_4343626.jpg
【あらすじ】 東京は言問橋の和菓子屋「くるりや」の久留里卓三(吉田鋼太郎)。腕は確かだが私生活では離婚歴3回。アルバイトのあかね(高畑充希)に叱咤されつつ、55歳の今も自由気ままな日々を送る。女性にだらしなく、下町のあちこちで巻き起こる卓三の恋模様…成就する日はくるのか?(作品の詳細はこちら


e0059574_4344834.jpg
超ドSなあのコータロー(吉田鋼太郎)が、和菓子屋のオヤジ?淡い恋に悩む?アルバイトの女の子に叱咤される?コータローのそんな姿が想像ができない。という訳で、全くの好奇心からこのドラマを観た。平凡なストーリーが淡々と続く地味なドラマだけど、あまり構えずにさらっと楽しめた。甘酸っぱい思い出のある上野公園や不忍池、日本橋や人形町、浅草や神保町や後楽園の風景に、胸がきゅんきゅん。ドラマとは全く関係ないところで、昔の思い出にどっぷり浸ってしまった。

さてさて、卓三の惚れっぽさや妄想っぷりが半端なく、どうしたらそこまで暴走できるかなぁ?店をあんなに頻繁に空けてていいのかなぁ?などと突っ込みながら、毎回、卓三の動揺した心の声に笑わせてもらった。「いい夢を見させてもらったぜ」という、卓三のホロ苦さや愛らしさや引き際のよさが、とても魅力的だった。勘違いが激しいおじさんなんだけど、下町には詳しくてちょっぴりダンディで、妄想度や下心が凄い割には、ぎらぎら&ガツガツしていない。そんなおじさんに庶民的で美味しいお店に連れて行ってもらったり、下町案内してもらえたら、私、喜んで行きますよ。


e0059574_4351395.jpg
卓三の二番目の元妻・玲子。気が向くとふらりと和菓子屋に現れては、ふっと姿を消す、気まぐれな猫みたい。大塚寧々ちゃん、目の周りに年齢を感じさせるものがあったけれど、気取らなくて自然体でいいかんじ。


e0059574_4361423.jpg
このドラマのもう1つの楽しみは、卓三とあかねとのやりとり。サバサバした高畑充希の口からボソッと出る、何気ないけれど鋭い一言二言、これがツボにハマッた。何だかんだ言いながら、彼女も卓三の恋の行方が気になるから、イタイおじさんになりそうな卓三を、叱咤激励するのだ。


e0059574_4362652.jpg
恋愛相談役の蕎麦屋の店主・荒木(小栗旬)と卓三の会話も面白かった。卓三の惚れっぽい性格を知り尽くして、時にはけしかけたり煽ったり…。でも結局は卓三の背中を押して、成り行きを楽しみにしている。そんな恋愛ご意見番・荒木のプッシュがないと前に進めない卓三って、ハグしたいくらい可愛い。


e0059574_4494394.jpg
e0059574_4495542.jpg
卓三が恋した女性は、娘くらいの年齢から年上女性まで。彼のストライクゾーンは、ホントに広い。若い子が相手の時には、少々居心地が悪くて、小っ恥ずかしい気持ちになったが、歳相応の恋をしているときには、こちらも落ち着いて観ることができた。卓三を見習って、私もストライクゾーンを広げて、妄想レベルも上げなくちゃ(笑) 恋する気持ちっていい。


[PR]
by amore_spacey | 2016-05-01 04:38 | - Japanese film | Comments(0)

蜩ノ記(ひぐらしのき)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (76点)

e0059574_01953100.jpg
【あらすじ】 7年前に前例のない事件を起こした戸田秋谷(役所広司)は、藩の歴史をまとめる家譜の編さんを命じられていた。3年後に決められた切腹までの監視役の命を受けた檀野庄三郎(岡田准一)は、秋谷一家と共に生活するうち、家譜作りに励む秋谷に胸を打たれる。秋谷の人格者ぶりを知り、事件の真相を探り始めた庄三郎は、やがて藩政を大きく揺るがしかねない秘密を知るが…。 (作品の詳細はこちら


e0059574_020422.jpg
e0059574_0201818.jpg
このところ洋画ばかり観ていたせいか、日本の美しい風景や武士の美学に、魅了されてしまった。命を投げ出してまで貫き通そうとする義の道。武士たちの道徳観念とその潔さに比べ、何もかもグダグダ私。そうだ、戸田のところに弟子入りさせてもらおっと。『るろうに剣心』の佐藤健くんは太刀さばきが、本作品は戸田秋谷のブレない生き様が、それぞれ素晴らしい。着物を着た日本男児は、寡黙が似合うね。


e0059574_0202788.jpg
e0059574_0203857.jpg
淡々と描かれていたのはよかったが、かなり間延びした感もあった。幸い頭が冴えていたので、うたた寝はしなかったけど。


[PR]
by amore_spacey | 2016-02-16 00:24 | - Japanese film | Comments(0)

下町ロケット 全10話

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

e0059574_1492959.jpg
【あらすじ】 ロケット開発に夢と情熱を持った男・佃航平(阿部寛)が、家庭の事情で工場を継ぎ経営者となったものの、ロケット開発への夢を捨て切れず、佃製作所でロケットエンジン開発に勤しみながら、自社の特許を守り、小児用の人工弁の共同開発にも参入する。夢に賭けた男たちの挑戦や、金や出世欲にまみれた組織に対して正義を貫く男たちの情熱を描く。池井戸潤の同名小説をドラマ化。(作品の詳細はこちら


e0059574_149458.jpg
今さら夢や正義だなんて、小学生でもあるまいに青臭いことを・・・。小っ恥ずかしいったらありゃしないと思いつつ、正義や誠実が報われ、弱い者に希望をもたらしてくれる展開にハマった。佃製作所を次々と襲う難問奇問の行方が気になり、ありえないと思いつつ全話観てしまった。

いやぁぁ、豪華キャストに加えキャラクターの宝庫じゃないですか。しかも個性的な俳優が集結して、目を楽しませてくれた。まず佃製作所の若手社員が、イケメン揃い。こんな会社がもしあったら、就活頑張っちゃう。阿部ちゃん扮する佃社長は、無骨ながらも熱血男、21世紀の森田健作だ。塩大福で粉まみれになった、阿部ちゃんの口のまわりを舐めてあげたい。

e0059574_1495812.jpg
山崎部長(安田顕)の困った顔も良かった。万年床から出てきたようなボサボサ髪に黒縁メガネが、典型的な冴えない理系の研究者ってかんじ。イケメンなのにワザと3枚目を装う演出が、憎いじゃないか。

e0059574_1501414.jpg
元佃製作所の若手技術者から先端医療研究所に転職した真野賢作↑↑(画像左 山崎育三郎)もグッジョブ。佃製作所の経理部長・殿村部長(立川談春)が、これまた熱くて純粋で可愛い。

e0059574_1502683.jpg
佃製作所の唐木田営業部長(谷田歩)の目ぢからと顔芸は、凄かったね。さすが舞台出身。帝国重工の財前部長(吉川晃司)は板挟みの中で、葛藤するという役どころで、地味によかった。


e0059574_1504555.jpg
ザ・嫌なヤツ部門も、錚々たる顔ぶれが揃っていた。その横綱と言ったら、文句なくサヤマ製作所の椎名直之(小泉孝太郎)だろう。笑顔の裏に隠されたどす黒い野望。痛いところを突かれて開き直る時の、あの変貌ぶりったらどうよ?『ハケンの品格』『おわこん』の彼と同一人物?最終話ラストシーンの登場、あれは笑いを狙ったのか、ワハハッ。

e0059574_1511284.jpg
アジア医科大の心臓外科部長・貴船(世良公則)、おぬしも悪よのう。

e0059574_1512547.jpg
次いで、Pmeaの審査官の滝川(篠井英介)↑↑は大関級のワル。この方は筋金入りのワル。こんなのが私生活では、いいヒトだったりする。

e0059574_1531186.jpg
財前の上司で薄気味悪い水原本部長(画像左 木下ほうか)も負けてない。白水銀行の融資担当・柳井(春風亭昇太)や支店長の根木(東国原英夫)は、ホントに憎たらしいったらありゃしない。

e0059574_1535212.jpg
刺客として活躍したのが、佃製作所の審査を担当した帝国重工社員の田村(戸次重幸)や宇宙航空部主任の富山(新井浩文)、日本クラインの2人やピーター弁護士などなど。よくもここまで揃えましたね。勧善懲悪モノ?に乗じて、日ごろのうっぷんを思い切りはらしたいもんです。


[PR]
by amore_spacey | 2015-12-23 01:56 | - Japanese film | Comments(4)

孤独のグルメ シーズン5 第10話~第12話

第10話
e0059574_22244297.jpg
【東京都江東区亀戸の菜苑
純レバ丼】


More
[PR]
by amore_spacey | 2015-12-21 22:34 | - Japanese film | Comments(2)