カテゴリ:- Japanese film( 306 )

刑事 蛇に横切られる

私のお気に入り度 ★★★☆☆(76点)

e0059574_0185246.jpg
【あらすじ】 検挙した男(加藤雅也)の逆恨みによって妻を殺害されるという過酷な過去を背負いながら、刑事の誇りと信念をもって職務を全うする男・秋庭実(高橋克典)が、ある事件に巻き込まれ殺害された元部下の無念を晴らすため、犯人逮捕に身を投じていく姿を描く。


e0059574_019927.jpg
これ、高倉健主演の作品(1995年)のリメイクなんですね。高橋克典の一人祭りの一環で見たんだけど、永井を演じた風間俊介の憎たらしさと言ったら、TV画面の向こう側に行って100発くらい殴ってやりたかった。「緒形拳さんとかだったら殴っちゃってるんじゃないかというくらいの怪演だった」と高橋克典がコメントしているくらいだから、演技とはいえはらわた煮えくりかえっていたに違いない。


e0059574_0194428.jpg
高橋克典って、「悲しい過去を持つ無口な正義の味方」という役が多い気がするんだけど、高倉健さんのような硬派路線を狙っているか?それはそうと、加藤雅也があんなチョイ役で出てるなんて、ビックリ。

製作国:Japan(テレビ東京)
放映日:2014年3月26日
監督:水谷俊之
キャスト:高橋克典, 宮本真希, 草刈民代, 風間俊介, 新川優愛, 内田朝陽, 加藤雅也, 大地康雄, 柴俊夫, 大和田伸也 ...


[PR]
by amore_spacey | 2014-06-16 00:20 | - Japanese film | Comments(0)

点と線 (2007年ドラマ版) 

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

e0059574_355378.jpg
【あらすじ】 昭和32年。福岡市香椎の海岸で、男女の情死体が発見される。その数日前に東京駅のプラットホームで、2人が夜行列車に乗る姿を、政財界に顔が広い実業家・安田辰郎(柳葉敏郎)や小料理屋の女中たちが目撃していた。一見ありふれた情死に見えたが、死んだ男・佐山憲一(大浦龍宇一)が、現在社会をにぎわしている産業建設省の汚職事件の関係者であったことから、博多のベテラン刑事・鳥飼重太郎(ビートたけし)と本庁の三原紀一刑事(高橋克典)が中心となり、他殺の線で事件の捜査に乗り出す。その結果、東京駅で13番線プラットフォームから15番線プラットフォームが見えるのは、1日の中でわずか4分間しかないことを突き止め、安田を容疑者として追及しようとする。だが安田には、完璧なアリバイがあった。


e0059574_356349.jpg
いつの頃からか?ヴェネチア映画祭の常連となり、日本マニアのイタリア人に大人気のビートたけし(伊人には北野たけしのほうが馴染みがある)。彼が主演と聞いて、う~む?と躊躇したが(あまり好きなキャラじゃないから)、つい最近『珈琲屋の人々』で再会した高橋克典も出ているので、克典一人祭りの一環で観ることにした。

まず主役級の超豪華キャストに圧倒。すごいよ。謎解きも面白かったが、本庁の刑事たちが鳥飼の人間性に次第に尊敬の念を抱いて行く過程は、なかなか見応えがあった。博多に帰る鳥飼に向かって、刑事たちが深々と頭を下げるシーンに、胸がジーンと熱くなり、夏川結衣が演じる安田の妻・亮子の女の情念には、ぞくぞくして鳥肌が立った。ギバちゃんが苦手な私としては、一見クールだけど熱いものを秘めている内野聖陽や長谷川博己のような人にやって欲しかったな。


e0059574_3561596.jpg
安田のアリバイを崩すのに刑事たちは四苦八苦していたが、移動手段は電車のほかに飛行機があるじゃないか!とすぐに気づく。21世紀の私たちにとって、飛行機は日常生活に密着しているからだ。でも昭和32年当時、庶民の生活には無縁だったから、こんなストーリーが成り立つわけね。なるほど、うんうん。電車フェチや時刻表フェチにはたまらないシーンやトリックが満載で面白い。


e0059574_358236.jpg
高橋克典には軟派なイメージがあるんだけど、こういう硬派もメッチャ似合う。スーツが似合うんだよね。謎解きとともに、彼の喜怒哀楽の表情に一喜一憂したワタクシ(*^^*) 『砂の器』と同じくこの作品にも、海の景色がよく登場する。海水浴客でにぎわう、あるいは波が静かに寄せては引く砂浜ではなく、荒波の日本海やごつごつした海岸が多い。象徴的だ。

製作国:Japan(テレビ朝日)
放映日:2007年11月24 日~25日
監督:石橋冠
原作:松本清張
キャスト:ビートたけし, 高橋克典, 小林稔侍, 橋爪功, 柳葉敏郎, 夏川結衣, 名高達男, 江守徹, 竹中直人, 大鶴義丹, 内山理名, 市原悦子, 池内淳子, 宇津井健, 石坂浩二(ナレーション) ...


[PR]
by amore_spacey | 2014-06-08 04:00 | - Japanese film | Comments(0)

清須会議

私のお 気に入り度 ★★★★☆ (80点)

e0059574_023543.jpg
【あらすじ】 天正10年(1582年)。本能寺の変で、一代の英雄・織田信長(篠井英介)が明智光秀(浅野和之)に討たれた。後見に名乗りをあげたのは、筆頭家老・柴田勝家(役所広司)と後の豊臣秀吉・羽柴秀吉(大泉洋)であった。勝家は、武勇に秀で聡明で勇敢な信長の三男・信孝(坂東巳之助)を、秀吉は、信長の次男で大うつけ者と噂される信雄(妻夫木聡)を、それぞれ信長の後継者として推す。また秀吉は、軍師・黒田官兵衛(寺島進)の策で、信長の弟・三十郎信包(伊勢谷友介)を味方に付け、秀吉の妻・寧(中谷美紀)の内助の功もあり、家臣たちの心を掴んでいくのだった。そんな中、織田家の跡継ぎ問題と領地配分を議題に清須会議が開かれる。


e0059574_0243256.jpg
三谷作品には主役級の個性豊かな役者たちが、大盤振る舞いで出てくるのが嬉しい。ほんの数分しか登場しない人もいるので、「どこにどんな役で出るんだろう?」というゲーム的な楽しみもあるノダ。

大泉洋の秀吉はお見事!てきとー加減と勝負どころでの根回し術が絶妙で、あっぱれ。小心者で計算高い丹羽長秀の小狡いキャラは、小日向文世にピッタリ。強い方につこうと画策するコウモリのような池田恒興(佐藤浩市)も、文句なくいい。佐藤浩市さんって、真ん中に剃りの入ったちょんまげズラが似合わない(苦笑) 残念だったのは、柴田勝家を演じた役所広司。3枚目キャラを一生懸命やるのに、空振り三振。それが少々イタかった。大泉洋に弟子入り決定か?(爆) 参謀たちが画策する根回しや懐柔やおとぼけぶり、そして最後のどんでん返しが見物だった。


e0059574_0244872.jpg
女性陣も適材適所でよかった。能面のようなお姫様メイクで迫られると、肝心のモノが萎えそうだけど(当時はあれが美人だったんだっけ?)、ここぞという時に女の武器で迫る鈴木京香は、貫禄があり妖艶だ。彼女の顔のむくみが若干心配。とぼけキャラの中谷美紀ちゃん、とってもキュートで可愛い。

製作国:Japan
初公開年:2013年
監督:三谷幸喜
原作:三谷幸喜
キャスト:役所広司, 大泉洋, 小日向文世, 佐藤浩一, 妻夫木聡, 浅野忠信, 寺島進, でんでん, 松山ケンイチ, 伊勢谷友介, 鈴木京香, 中谷美紀, 剛力彩芽, 浅野和之, 天海祐希, 西田敏行 ...


[PR]
by amore_spacey | 2014-06-07 00:27 | - Japanese film | Comments(2)

年下の男

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

e0059574_0521658.jpg
【あらすじ】 平凡な毎日を送る30歳のOLの山口千華子(稲森いずみ)は、行きつけのスポーツジムで年上の伊崎駿(高橋克典)に出逢い、惹かれる。思い切ってアタックしたが、「女は必要ない」と振られて大ショック。そんな千華子に、彼女の弟・卓(山崎裕太)の大学の友人・謙吾(賀集利樹)が近づいてきた。初めは遊び半分だったが、次第に彼女に惹かれていく。また千華子も、優しく情熱的な謙吾を愛するようになる。しかし付き合いが深まるにつれ、8歳の年の差は互いに遠慮と物足りなさを生む。
 一方、千華子を振った駿は、ひょんなことからよく行く弁当屋のおばちゃんを食事に誘う。その女性は千華子の母・花枝(風吹ジュン)だった。まもなく2人は、許されない関係に堕ちる。母が自分を振った相手との不倫に苦しんでいるとは知らず、また恋人が自分の娘の恋した相手とは知らず、母と娘は同じ男をめぐってそれぞれに苦悩するのだった。


e0059574_0536100.jpg
こういうドロドロ劇って大ぁ~ぃ好き。駿と花絵がいちゃつく現場に梓(麻生祐未)が居合わせたり、2人が真夜中に家の前で熱く抱擁するのを千華子が目撃する瞬間や、京都の寺で2人がキスの真っ最中に千華子が登場するシーンや、ワゴン車の中で2人がもつれあっているのを夫の勇一郎(平田満)が目撃するシーンなど、視聴者のテンションも心臓もマックス☆ これって、もう、たまらんぜよ。他人の不幸は蜜の味なのです、ぐふふっ。秘密が暴露されたあとも、仮面家族を続けていくのかな?と思っていたんだけど、暮らす場所は離れていても心は見えない糸で繋がっているって、いいね。


e0059574_0523965.jpg
高橋克典って、実はかなり以前から気になっていたんだァ。11年前の『ポケベルが鳴らなくて』でドラマ・デビューした彼に、いきなり一目ぼれ。いまどき死語のような台詞を連発するキザなヤツなんだけど、普段から彼はあんな話し方だよね。彼の声がこれまた耳に心地よく、視線や仕草も嫌味がない。『珈琲屋の人々』で久しぶりに再会して、克典熱に火がついちゃった。ひとり克典祭りをやろうかな。そうそう、ぶりっ子な裕木奈江が、当時ずいぶん叩かれたっけ。彼女、どうしてるんだろう?風吹ジュンや美保純や大竹しのぶや原田美枝子を見るたびに、彼女たちのような可愛らしさや年相応の分別のある女性になりたいなと思う。思うだけじゃダメだな。私も女磨き、頑張ろっと。

製作国:Japan(TBS)
放映日:2003年1月9 日~3月20日
演出:佐々木章光
脚本:内舘牧子
キャスト:稲盛いずみ, 高橋克典, 風吹ジュン, 平田満, 山崎裕太, 高橋昌也, 麻生祐未, 賀集利樹, 星野真里 ...


[PR]
by amore_spacey | 2014-06-02 00:55 | - Japanese film | Comments(4)

珈琲屋の人々

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

e0059574_0252869.jpg
【あらすじ】 殺人の前科を持つ宗田行介(そうだ こうすけ=高橋克典)は、出所してから父が営んでいた珈琲屋を継いだ。彼が淹れる一杯のコーヒーを楽しみに、商店街の人々は珈琲屋を訪れる。一方、看護師として働く柏木冬子(木村多江)は、夫を殺した男がいったいどういう人間なのか?知りたい気持ちにかられ、素性を隠し一人の客として珈琲屋に訪れた。


e0059574_0254963.jpg
下町商店街を舞台にした、笑いあり人情ありのしっとりしたドラマだった。華やかさはないが落ち着いた雰囲気があり、見終わったあとの余韻がたまらなくいい。主役を演じる高橋克典と木村多江の間に流れる、微妙な空気の動きがこれまたいい。脇役にも個性的な役者が揃って、このドラマ自体が珈琲屋そのもの、くつろげるんだなぁ。おでん屋「伊呂波」も、もう1つの大人の憩いの場だけど、珈琲屋よりざっくりしていて家庭的だ。こういうの、イタリアにはないね。あたしが作っちゃおっかな。


e0059574_026965.jpg
5つのエピソードの中でもインパクトがあったのは、クリーニング屋のおばちゃんを演じた渡辺えり。浮気した夫の乗るワゴン車を、血相変えてなりふりかまわず追いかけた彼女のど迫力は、すごかったな。JKの売春や老々介護、なかなか更生できない前科者の弱みにつけ込む暴力団やDVなどの社会問題もさりげなく織り込みながら、行介と冬子のストーリーは淡々と進んでいく。
 

e0059574_0262585.jpg
夫を殺した憎い相手の淹れたコーヒーがおいしいなんて、冬子にとって珈琲屋が心の安らぐ場所になりつつあるなんて、被害者と加害者の間に淡いロマンスが芽生えるなんて、ほとんどあり得ないのに、この物語は人生の機微にうまく触れ共感できる部分が多かった。

たった一杯のコーヒーが人生を変えることもある、それはコーヒーを通して相手の気持ちに融合できるかどうか。何も感じなければ、一杯のコーヒーに過ぎない。何気ない一言や笑顔や電話やメールやちょっとしたプレゼントが、受け取る側の気持ちや状況によっては、人生の転機になることだってあるのだ。「人は出会う相手や触れ合う相手によって、顔が異なる。ある人には悪人でも、別の人にはこの上なく優しい人物かもしれない」という熊谷章枝(吉行和子)の言葉も、味わい深い。人も人生も世の中も、多重人格で多面的で複雑なのだ。

製作国:Japan(NHK BSプレミアム)
放映日:2014 年4 月6日~5 月4日
演出:井坂聡, 山内宗信, 金澤友也
原作:池永陽
キャスト:高橋克典, 木村多江, 倉科カナ, 八嶋智人, 壇蜜, 美山加恋, 藤吉久美子, 岩松了, 渡辺えり, 吉行和子, 小林稔侍, 中原ひとみ ...


[PR]
by amore_spacey | 2014-05-31 00:27 | - Japanese film | Comments(2)

22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

e0059574_0435691.jpg
【あらすじ】 福岡市の国際貿易会社に勤める川野俊郎(筧利夫)は、1960年代生まれの44歳独身。社内には何となく気になる7つ年下の有美(清水美砂)がいた。彼女も未婚だが、結婚を諦めたわけではない。密かに俊郎に想いを寄せていた。そんなある日、俊郎は訪れた病院で、「非閉塞性無 精子症」と診断された。子供を持てない躰の宣告に追い打ちをかけるように激しい雨が降る。ずぶ濡れで駆け込んだコンビニで俊郎の耳に聞こえてきたのは、『22才の別れ』。唄っていたのはレジの少女、花鈴(鈴木聖奈)だった。あるキッカケで花鈴の身上を聞いた俊郎は、かつて唄の詩そのままに22才の誕生日別れた恋人、葉子(中村美玲)にまつわることを知り、衝撃を受ける。伊正三の生まれ故郷である大分県津久見市を舞台に、『22才の別れ』を映画化。


e0059574_0441449.jpg
ありえない話ではないかもしれないが、どこかノスタルジックで夢のような雰囲気がある。観終わってから、色々なことがじわじわと分かってくるような・・・。男女の関係や夫婦、友情、世間的な立場、親子や血のつながり、そんなことが目立たないように、心に沁み込んでくる、そんな作品だった。これでもか!と言わんばかりに畳み掛けて来て、いい加減うっとうしい『22才の別れ』の音楽が過剰な分、人々の内面がひっそり描かれているところがいい。大分県津久見市や臼杵市の景色も素晴らしく、いつか行ってみたい。ラストシーンのうすき竹宵は圧巻。


e0059574_0445480.jpg
1960年代症候群とか戦後の昭和世代とか、カテゴリー化して自ら壁を作ってしまっているようにもみえるが、あの時代を知らなくても、心情的に感じ入るものがこの作品にはあるような気がする。


e0059574_045990.jpg
清水美砂がとても素敵。葉子や花鈴を演じた2人も、初々しくてこの先楽しみだな。首をかしげたビクターの犬や林立する団地や薄黄色のプラスチックのお弁当箱など、昭和世代の私のツボにハマる小物や風景が満載で、視覚的にも楽しめた。

製作国:Japan
初公開年:2006年
監督:大林宣彦
キャスト:筧利夫, 鈴木聖奈, 中村美玲, 寺尾由布樹, 窪塚俊介, 岸部一徳, 立川志らく, 蛭子能収, 左時枝, 根岸季衣, 南田洋子, 峰岸徹, 村田雄浩, 三浦友和, 長門裕之, 清水美砂 ...


[PR]
by amore_spacey | 2014-05-29 00:45 | - Japanese film | Comments(0)

そして父になる

グールドの演奏お気に入り度 ★★★★☆(95点)

e0059574_0375720.jpg
【あらすじ】 野々宮良多(福山雅治)と妻みどり(尾野真千子)の間には6歳になる一人息子・慶多(二宮慶多)がおり、家族は幸せな日々を過ごしていた。そんなある日、慶多を出産した病院から呼び出される。出生時に子どもの取り違えが起き、実の息子は慶多ではなく、斎木家の琉晴(黄升炫)だというのだ。6年間愛情を注いできた息子が他人の子だったと知り、ショックを受ける良多とみどり。取り違えられたもう一組の家族、群馬で小さな電気店を営む斎木雄大(リリー・フランキー)・ゆかり(真木よう子)と対面した2人は、「子どもの将来のために結論を急いだ方がいい」という病院の提案で斎木家と交流を始め、病院を相手取って裁判を起す。2013年第66回カ ンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。


e0059574_0381287.jpg
この作品には、赤ちゃん取り違え・事件を起こした看護師や病院側・生みの親と育ての親・親子関係など、2時間ではとうてい答えが出ないような問題が詰め込まれているので、下手すると中途半端に終わるのが関の山。だがタイトルが示すように、これは良多にスポットが当てられ、彼の視線で描かれている。他の問題はとりあえず横に置いて、良多のゆるやかな変化を追っていく。


e0059574_0382792.jpg
クールで嫌味なエリート福山雅治、不完全燃焼で起爆剤を抱える尾野真千子、テキトー人間なのにどこか憎めないリリー・フランキー、気さくな下町のおばちゃん真木よう子の4人を中心に、脇役も田中哲司や井浦新など私の好きな役者ばかり。映像や音楽が綺麗過ぎで、現実味は薄れたかも。ま、でも、それが良多の目を通した世の中ってことなんだろうな。


e0059574_04040100.jpg
実は作品より、ときおり思い出したように流れるバッハの『ゴルトベルグ変奏曲』や『パルティータ』が、大変よかった。誰かがささやいているように、ポロンポロンと聴こえてくるピアノの音色。グールドの世界に引き込まれて、胸きゅん053.gifでした。

製作国:Japan
初公開年:2006年
監督:大林宣彦
キャスト:福山雅治, 尾野真千子, リリー・フランキー, 真木よう子, 黄升炫, 田中哲司, 井浦新, 吹風ジュン, 國村隼, 樹木希林, 夏八木勲 ...


[PR]
by amore_spacey | 2014-05-28 00:41 | - Japanese film | Comments(6)

ホワイト・ラボ ~警視庁特別科学捜査班~ 第1~5話

私のお気に入り度 ★★★☆☆(68点)

e0059574_1242475.jpg
【あらすじ】  年々複雑化している凶悪犯罪を迅速に解決するため、科捜研の知識と 捜査一課の捜査権とを併せ持つ、新しい組織が設置。それが科学捜査班 「ホワイト・ラボ」。キャッチコピーは【すべての犯罪 - 嘘を、科学する】


e0059574_1243472.jpg
初回の和久井映見に、ちょっと仰天しましたわ。台所から出てきたばかりの主婦なかんじで、まるで素人じゃないの。表情や演技は硬いし、滑舌も悪い。この先大丈夫?と心配になったが、回を重ねるうちに調子が出てきた。メンバーの雰囲気も徐々に良くなってきて、期待がもてそう。あれだけ奇抜なメンツが揃っているから、 主任くらいは目立たない地味なキャラのほうがいいってことで、落ち着いた映見ちゃん路線(いつもコレだけど)で行くことになったのかな?


e0059574_1244598.jpg
ただねェ、毎回ラストが「お涙頂戴」で、クールな科学捜査に人情モノのおまけがついちゃう。極めて日本的で、演歌の世界なんだなァ。これには夫も娘も違和感ありありで、興醒めするらしい。北村一輝のぶっとびヘアやボーダーシャツやぶさかわなワンコ、不気味にクールな谷原章介を見るのが楽しかったんだけど、もう限界。残念ですが第5話で リタイア決定。

製作国:Japan(TBS)
放映日:2014年4月14日~5月12日
演出:石井康晴
キャスト:北村一輝, 宮迫博之, 薮宏太, 谷原章介, 和久井映見, 益岡徹, 大杉漣, 山中聡, 矢田亜希子 ...


[PR]
by amore_spacey | 2014-05-22 01:28 | - Japanese film | Comments(0)

ひまわりと子犬の7日間

私のお気に入り度 ★★★☆☆(76点)

e0059574_111581.jpg
【あらすじ】  寒い冬のある日、生まれて間もない子犬たちとその母犬が保健所に連れてこられる。近づこうとすると母犬は歯をむき出して激しく吠え、子犬たちを命がけで守ろうとしていた。殺処分される犬を一匹でも減らそうと、里親探しに奔走する職員の神崎彰司(堺雅人)は、この様子を見てこの犬たちの命を守ろうと決心する。殺処分までは7日間。このわずかな期間に、新たな飼い主を見つけて、人のもとで暮らせる犬として譲渡できるようにするのは至難の業である。しかし神崎は規則を破って収容期間を延長。母犬に「ひまわり」と名前をつけ、母犬の心をなんとか開かせようとする。2007年に宮崎県で起きた実話を映画化。


e0059574_112853.jpg
映画用にトレーニングされた犬だと分かっていても、登場した犬たち、特に子犬たちの可愛らしい表情やしぐさに悩殺されてしまった。動物たちにも生きてきた歴史や思い出や記憶がある。そこ思いが至れば、単に可愛いから、ブームだから、という安易な考えで飼ったり、身勝手に捨てたり放置したりできないのでは?と考えるのは甘いかな。

ハムスターを飼うようになってから、伊ハムスター協会の活動に関心を持つようになった。ごみ箱に捨てられた生まれたばかりのハムちゃんたちの救済や里親探し、ハムちゃんシッターやハムちゃん霊園設立など、内容は年々広く深くなってきている。協会のメンバー間の温度差があって、思うようには進行しないが、みんなの思いは1つ。少しでも多くのハムちゃんの命を救っていこうよ。


e0059574_115278.jpg
残念だったのは、「はい、ここで泣いて下さい!」と言わんばかりのワザとらしいBGM。あれは邪魔で逆効果だった。役者の語りや映像に委ねたほうが、遥かに心に訴えるものがあっただろうに。

製作 国:Japan
初公開日:2013年
監督:平松恵美子
キャスト:堺雅人, 中谷美紀, でんでん, 若林正恭, 吉行和子, 夏八木勲, 草村礼子, 左時枝, 檀れい, 小林稔侍 ...


[PR]
by amore_spacey | 2014-05-19 01:04 | - Japanese film | Comments(2)

日本の黒い夏 -冤罪-

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

e0059574_135384.jpg
【あらすじ】1995年6月上旬、長野県松本市に住む高校生の島尾エミ(遠野凪子)と山本ヒロ(斎藤亮太)は、松本サリン事件報道の検証ドキュメンタリーを制作していた。NHK長野放送局をはじめとするテレビ局が取材を拒否する中で、ローカルテレビ局「テレビ信濃」は取材に応じるという。報道部長の笹野(中井貴一)、そして記者の浅川(北村有起哉)・圭子(細川直美)・野田(加藤隆之)の口から誤報につながった原因が語られた。


e0059574_1355731.jpg
サブタイトルに「冤罪」とあるが、この作品は事件の被疑者となった神部俊夫(寺尾聰)にスポットをあてながら、警察の強引なやり方やマスコミ&報道関係者の姿勢を問うている。一昔前に「やらせ」が流行った。あの頃から(賢い人はもっと前から)視聴者は、ニュースやドキュメンタリーを少し冷静に客観的に見るようになったのではないか?報道関係者の姿勢が改善されないのなら、私たち視聴者が正しい情報を選ぶ目を養おうではないか。


e0059574_1361896.jpg
事件に関心を持った地元の高校の放送部員が、一連の報道を検証するドキュメンタリービデオを制作していたとは、驚いた。ったく大人は何やってんだ?吉田警部を演じた石橋蓮司は、芸域の広いベテランだと改めて思った。上層部と現場の板挟みになった中間職の悲哀や苦渋が、しみじみ伝わってくるのだ。潔白が証明され記者会見で淡々と語った神部は、報道関係者やそれに乗せられてしまう私たちに、真摯に反省する機会を与えてくれた。寺尾聰、うまい!

製作国:Japan
初公開年:2001年
監督:熊井啓
キャスト:中井貴一, 北村有起哉, 細川直美, 寺尾聰, 二木てるみ, 石橋蓮司, 北村和夫, 遠野凪子, 根岸季衣, 平田満 ...


[PR]
by amore_spacey | 2014-05-12 01:43 | - Japanese film | Comments(0)