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カテゴリ:- Asian film ( 60 )

地上の星たち (Every child is special/Taare Zameen Par)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 小学生のIshaan少年 (Darsheel Safary)は、優秀な兄とは正反対。成績は最悪、文字の読み書きもままならない落ちこぼれで、いつも先生に叱られてばかりいた。が、好奇心と想像力は人一倍たくましく、絵を描くことが大好き。そのマイペースっぷりに学校もさじをなげ、絶望した父親は親元を離れた寄宿学校に入れてしまう。そんなある日、Ram先生(Aamir Khan)というユニークな新任美術教師と出会い、なぜIshaanが勉強が不得意なのか明らかになる。(作品の詳細はこちら


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久々のアジア映画。歌って踊ってぎらぎらした、よくあるインド映画とは違った。インドの町は汚くて混沌としている、という先入観がある。ところがこの作品は冒頭から、苔生(む)した側溝の水中のシーンが実に美しく、Ishaanが学校をさぼって1人で小さな冒険をした町の風景も、インドとは到底思えないような街並みが広がって、カメラマンの腕に唸った。景色の切り取り方や撮影法にもよるが、確かに美しい風景やシーンが、インドにもある。十把ひとからげに「インドは汚い」など、言語道断だと自分を叱った。


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こういう作品を見ると、育つ環境や人との出会いによって、人生は良く悪くも大きく変わるなぁと実感する。私はごく平凡な子どもで、卓越した能力はない代わりに、何でもそこそこ無難に普通程度にこなしてきた。そんなどこにでもいるような子にも、特別目をかけてくれた先生が何人かいて、思い出すと嬉しさがこみ上げてくる。Ram先生のようなインパクトはなかったし、当時先生たちが話してくれたことの意味は良く理解できなかったこともあったけれど、分かってくれる大人が親の他にもいるというのは、何かちょっと誇らしくて嬉しかった。


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IshaanとRam先生の出会いは奇跡である。失読症であることを突き止めたばかりか、Ishaanの得意分野を引き出してくれたんだから。こんな先生に数学や物理を教えてもらったら、ひょっとしたらもてもての理系女になっていたかもしれないなぁ(妄想)


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by amore_spacey | 2016-11-08 02:24 | - Asian film | Comments(0)

インサイダーズ/内部者たち (Inside men)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (82点)

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【あらすじ】 大統領選を控え、大手自動車会社のOh会長(Hong-pa Kim)は、与党新正党のJang Pil-woo(Kyeong-yeong Lee)に大金を投じ、政治をも牛耳ろうと画策していた。その糸を裏で引いていたのは、祖国日報主幹のジャーナリストLee Gang-hee(Yun-shik Baek)だった。彼の裏の仕事を請け負っていたAhn Sang-gu(Byung-hun Lee)に、極秘の裏金ファイルを回収するよう指示が下る。そのファイルの行方を、Woo Jang-hoon検事(Seung-woo Cho)が追跡調査していた。財閥と政治家とマスコミの強大な癒着による権力争いに迫る社会派ドラマ。Tae-Ho Yoonの漫画を映画化。(作品の詳細はこちら


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機内上映作品のレビューはお休み。さて久々のアジア作品、しかもビョン吉がメッチャカッコいい。ただカッコいいだけじゃなくて、演技力が素晴らしいのだ。七変化、カメレオンですよ。いやぁ、ビョン吉に殺られました。

オープニングから、私のハートはビョン吉に鷲づかみ。冒頭の彼の記者会見で、「えっ、何で手袋なんかしてんの?」と思ったら、義手。「え、なんでそんなことに?」と、前のめりにならずには居られない。つかみは万全。ここから過去に遡って、ストーリーが始まる。

腐敗した韓国社会、その裏で暗躍する策士(Yun-shik Baek)とチンピラ(Byung-hun Lee)と検事(Seung-woo Cho)3人の男たちの三つ巴合戦と聞けば、観ないではいられない。キャスティングもバッチグー。裏切りや騙し合いで最後まで勝敗が読めず、いっときも目が離せない。お約束の生々しいシーンもてんこ盛りだけど、小気味のよいテンポで展開し、なかなか爽快なフィナーレが待っている。


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ジャーナリストLee Gang-hee、おぬしは食えぬヤツじゃのう。さすが年の功だけある。不死鳥だ。対するWoo検事は、まだまだヒヨッコで青い。でもこの3人の中で、一番クールで安心できる存在だった。


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by amore_spacey | 2016-09-11 17:56 | - Asian film | Comments(2)

Dabba/The Lunchbox (めぐり逢わせのお弁当)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 インドの大都会ムンバイでは、ダッバーワーラー(弁当配達人)という業者たちが、ランチタイムに弁当をオフィスに届けてくれる。主婦Ila(Nimrat Kaur)の作った弁当が、ある日Saajan Fernandes(Irrfan Khan)に誤って配達された。冷え切った夫との関係が寂しいIlaは、夫の愛情を弁当で取り戻そうと、心を込めて作ったのだった。妻に先立たれたSaajanは、久々の手料理の味に心動かされる。(作品の詳細はこちら


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約2年ぶりのアジア映画。久しぶりだなぁ。で、これは、キンキラの衣装で歌って踊りまくる、エネルギー炸裂のインド映画とは一線を画す作品だった。黙々と働く弁当配達人、猥雑としたインドの町、日本の通勤ラッシュ時のような光景を繰り広げるインドの通勤列車、夫に愛人のいる妻、妻に先立たれた男、お節介な叔母、鬱陶しい新人…。その中でIlaが作るスパイシーな弁当に、私の目は釘付けだった。5段の小さな丸いステンレスの容器に、色んなものが少しずつ入っている。それを1つ1つ開ける楽しみやワクワク感っといったらない。そうだ、今夜はカレーライスにしよう!


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ヒロインIlaを演じたNimrat Kaurの、ちょっぴりアンニュイな雰囲気にも惹かれた。インドというより、ヨーロッパの香りがする。こんなに美しく料理上手な妻がいるのに、愛人を作る夫って何考えているんだろう。きれいに洗われた空の弁当箱には、手紙まで入っている。空の弁当箱が手元に返ってくるのを、Ilaは待ち切れない。

満たされない気持ちのIlaを支えるのが、階上に住む叔母である。弁当の具や調理の仕方やスパイスの使い方から夫の気持ちを取り戻すノウハウまで、上から大声でまくしたてる。イタリアにもいるいる、こういうタイプ。叔母は最後の最後まで声のみで姿は見せないが、あの絶大な存在感!


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ハエの様に煩い新人Shaikh(Nawazuddin Siddiqui)と物静かなSaajanは、まるでお笑いコンビのように対照的で、初めはSaajanも視聴者も、「ったく、鬱陶しいヤツだなぁ」とイライラしつつ、人懐こくて可愛げのあるSiddiquiのペースに巻き込まれていく。呆れるほど使えないヤツなんだけど、たぶんSaajanの後釜として、会計監査のエキスパートになってくれるだろう(希望的観測)

Saajanは会社の会計監査で、この35年間一度もミスしたことがない。趣味らしい趣味はなく、面白味に欠けるかもしれないが、実直で勤勉な男だ。そんな彼がIlaに会ってみようか、という思いが頭をよぎるものの、自分のニオイに老いを感じ、愕然とする様子にほろりとする。「誤配送のおかげで、ほんのひととき、いい夢を見させてもらったよ。ありがとう」 彼はそれ以上、彼女に深く踏み込もうとはしなかった。その判断は、正しかったと思う。想像を膨らませるような描き方や、無理やりこじつけたりハッピーエンドにしないで、その後の展開を視聴者に委ねるようなラストがよかった。


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by amore_spacey | 2016-07-23 18:10 | - Asian film | Comments(2)

ゲノムハザード ある天才科学者の5日間

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 ごく普通の会社員の石神武人(西島秀俊)がある日帰宅すると、妻(中村ゆり)が殺害されていた。呆然としているところに突然鳴り響いた電話に出ると、受話器の向こうから聞こえてきたのは、傍らで冷たくなっている妻の声だった。この日を境に、彼には別の記憶が混在するようになる。そして辿り着いたのは、本当の彼が日本人の会社員ではなく、韓国人科学者オ・ジヌだという真実だった。


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状況設定や展開に無理があり、ツッコミ所満載だけど、発想や着眼点が面白かった。スリリングな前半と切なさが漂う後半のコントラストもよい。複雑で分かりにくいが、手っ取り早くいえば、この事件は高名な科学者(伊武雅刀)のメンツのために起きた。まず、主人公の記憶の上書きと、手違いによる記憶の消失。そこに「芸術家 vs 天才科学者」と「本当の家庭 vs 仮面夫婦」という二面性のある2本の軸が、DNAの二重らせんのように絡み合ってくる。


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MOZUも本作品も、西島秀俊の熱演が光ってるなぁ(^^) 地味な顔立ちからは想像できないナイスバディのアンバランスさ。そして不屈の精神。闇の中のブルーの光に照らされると、彼は生き生きしてくる。バイオレンスや血が似合う。ぎりぎりの引きワザを心得ていて、オレ様映画にならない。それにしても、煙草をよく吸うねェ。

作品の詳細はこちら


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by amore_spacey | 2014-08-25 01:37 | - Asian film | Comments(0)

Chocolate (チョコレート・ファイター)

私のお気に入り度 ★★★★☆(78点)

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【あらすじ】 日本ヤクザと現地マフィアが抗争するタイで、タイ・マフィアのボスNo.8(Pongpat Wachirabunjong)の女Zin(Ammara Siripong)は日本人ヤクザのマサシ(阿部寛)と恋に落ちてその子を宿す。月日が流れ、マフィアから足を洗ったZinは、娘Zen(JeeJa Yanin)と二人で暮らしていた。Zenは自閉症だが、アクション映画のビデオを見ただけでその技を習得できる、並外れた身体能力を持っていた。重い病にかかった母の治療費を稼ぐためにZenが行った行為が、Zinの昔のマフィア仲間の耳に入り、母娘に危険が迫る。


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全く予備知識なしで観た。『Chocolate』のタイトルから、『Chocolat』のような心がキュンとする話かなと想像していたら、これがね、もう、ぜーんぜん違った。壮絶なアクション映画でビックリ(◎∇◎)! ビックリと言えば、作品がスタートして間もなく、私のよ~く知っている男性の顔が、いきなりアップで登場。「えっ?ひょっとして・・阿・・部・・・ちゃん???」 タイ映画に阿部ちゃん?これまたビックリ(◎∇◎)!! そして阿部ちゃんのオールぬうどを、初めて見ちゃった。きりっと引き締まった形の良いお尻にクラクラ~♪ 


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ビックリしたのはそれだけではありません。あんなに華奢で可愛らしい顔立ちの女の子Zenが、バネのきいた俊敏な動きで次々と宿敵を倒していくのだから。エンドロールで流れる撮影の様子に、またまたビックリ。格闘&シーンにスタントマンなし!出演者のみなさん、恐いもの知らずにもほどがある。色んな意味でビックリした作品だった。ほろりとしたり、クスッと笑えるシーンも織り込まれた、楽しいアクション映画です。タイトルの『Chocolate』は、たぶんZenの大好きなマーブルチョコを指しているのでしょう。マーブルチョコが食べたくなってきたぁ^^

製作国:Thailand
公開年:2008年
監督:Prachya Pinkaew
キャスト:JeeJa Yanin, 阿部寛, Pongpat Wachirabunjong, Taphon Phopwandee, Ammara Siripong, Dechawut Chuntakaro ...


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by amore_spacey | 2013-03-07 00:50 | - Asian film | Comments(0)

Cape No.7 (海角七号 君想う、国境の南)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(72点)

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【あらすじ】 ミュージシャンの夢敗れ、台北から故郷の恒春に戻った青年Aga(Van)は、郵便配達の仕事についたものの、無気力な日々を送っていた。そんなある日、日本から中孝介(あたりこうすけ)を招いて行われる町おこしのライブに、前座バンドとして駆り出されることになる。オーディションで集められたメンバーは寄せ集めで、練習もままならない状態。ひょんなことからマネージャーをする羽目になった日本人女性・友子(田中千絵)とも、衝突してばかりだった。


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この作品は、大戦直後に台湾から日本へ強制送還された日本人教師が、台湾に残った恋人に宛てたラブレターの朗読に、現在の台湾の田舎町に暮らす人々の姿を重ね、2つの物語、そしてさらにもう1つの恋物語が同時進行していく。こう書くと素朴で切ないラブ・ロマンスを期待してしまうが、実はちょっと違う。セピア色の回想シーンを入れながら、面白おかしく愉快に展開していくのだ。聖歌隊のピアノ伴奏をするアーメン少女・ちょっと乱暴で短気な若い警察官・赤髪頭のバイク修理兄・マラサン酒売りの兄ちゃん・郵便物の仕分けをする月琴奏者のじいさん・主人公のAga。無理やり地元民を集めた前座バンドのこのメンバーや多数の脇役に、個性的で濃いキャラクターが揃っている。そんな彼らのスットコドッコイなやりとりが、可笑しい。


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コミカルな中に、しんみりするシーンも幾つか登場する。台湾の片田舎で老人が歌う日本語の『野ばら』や若者の片言の日本語を聞いてようやく、大戦中は台湾が日本の占領下にあったことを思い出した。あの時代の日本史やアジア史は、情けないくらい曖昧で、知らないことが多い。この機会に少し調べてみよう。当時をよく知る世代の日本人にとって、台湾の素朴な田舎町や人々の暮らしぶりは、昔の日本の風景に通じるところがあり、郷愁に駆られることだろう。前半の展開が大雑把でお粗末、しかも人間関係が説明不足で分かりにくいのが残念!ということで、辛目の得点です。

製作国:Taiwan
公開年:2008年
監督:Te-Sheng Wei
キャスト:Van, 田中千絵, Min-Hsiung, Wei-min Ying, Nien-Hsien Ma, Johnny Chung-Jen Lin, Joanne, Ju-Lung Ma ...


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by amore_spacey | 2013-02-15 00:48 | - Asian film | Comments(4)

Silenced (Do-ga-ni トガニ 幼き瞳の告発)

私の憤り&やるせなさ度 ★★★★★(100点)

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【あらすじ】 聴覚障害者学校に赴任する事になった美術教師In-ho(Yoo Gong)は、トイレから少女の泣き叫ぶ声が聞こえたり、教師が男子生徒に執拗な体罰を与えたり、不審なものを感じていた。ある放課後、寮の指導教員の少女への壮絶な体罰を目撃したIn-hoは、その少女を匿う。少女は男女複数の生徒が、校長を含む教師から性的虐待を受けている、という驚くべき事実を告げた。様々な妨害を受けながらも学校側と戦う事にし、子供たちと法廷に立つIn-hoだが…。、2000年から2005年にかけて実際に韓国の聴覚障害者学校で起きた性的虐待事件を映画化し、韓国社会に波紋を起こしたドラマ。


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《一言感想》 色々と書きたいことはあるのですが、あまりにも衝撃が強すぎて、うまくまとめられません。一縷の望みがあるかに見えたけれど、現実の社会はそんなに甘くない。厳しく辛く救いがない。絶望感だけが残ってやり切れなかった。そんな中、虐待を受けた証言者として法廷に立った少女が、校長と瓜二つの双子の弟(行政室長)の2人が並ぶ中、彼女の素晴らしい機転で校長を虐待当事者として見事に当てる。あのシーンのお陰で、多少ノドのつかえが下りました。日本のいじめ問題がダブって見えてきます。

製作国:South Korea
公開年:2011年
監督:Dong-hyuk Hwang
キャスト:Yoo Gong, Yu-mi Jeong, Hyeon-soo Kim, Ji-yeong Kim, In-seo Jeong, Seung-hwan Baek, Hye-jin Park ...


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by amore_spacey | 2012-09-19 00:21 | - Asian film | Comments(0)

アンティーク 西洋骨董洋菓子店

ネタばれあり。
  
私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 甘いものが苦手なJin-hyeok(Ji-hun Ju)は、会社を辞めて“女性客が多い”という理由で洋菓子店“アンティーク”を開く。そこのパティシエとなったのは、とびきり腕がいいにも関わらず働く店ごとに恋愛トラブルを起こしてしまう“魔性のゲイ”Seon-woo(Jae-wook Kim)。元ボクサーで甘いものに目がないKi-beom(Ah In Yoo)や、Jin-hyeokの幼なじみのSu-yeong(Ji-ho Choi)も加わり、洋菓子店での毎日が始まる。しかし多くの人が極上のスイーツと美しい男たちに魅了されてゆく中、町では連続誘拐事件が発生する。そして次第にJin-hyeokの隠された過去が明らかになり始め、幼い頃の悲しい記憶が蘇える…。


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おかしな男ばかり4人が、洋菓子店のスタッフとして働いている!そのシチュエーションに惹かれて観始めたんだけど、軽快に展開していった前半とは裏腹に、後半はサスペンス・タッチな割にはあまり意味のない話がだらだら続くばかりで、ものすごく退屈でガッカリ。甘くてロマンチックなスイーツたちに隠された、Jin-hyeokの過去。それがこの作品を支える要(かなめ)的な逸話なはずなのに、彼が子供時代に遭った誘拐事件の経過や真相があいまいなために、前半のテンションが急降下。あれはなかったほうがよかったとすら思える。わけが分からないと言えば、主人公の幼なじみでサングラスをかけた一見コワモテ風のSu-yeong。見た目が気に入ったので(苦笑)彼の行方が気になったが、キャラや位置づけがはっきりしないまま退場って、どーいうこと?全てが中途半端なんだな。妙に期待した私がバカでした。

でも登場した宝石のようなスイーツの数々に罪はなし。見ているだけで幸せになります。食べてみたいものばかり。特にチョコレートケーキ(ビスケット?)生地からチョコがとろりと流れ出るスイーツ、あの店にいったらまずあれを買おうと決めた(^^)

製作国:South Korea
公開年:2008年
監督:Kyu-Dong Min
キャスト:Ji-hun Ju, Jae-wook Kim, Ah In Yoo, Ji-ho Choi, Andy Gillet, Soo-bin Jo ...


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by amore_spacey | 2012-08-28 00:31 | - Asian film | Comments(2)

Confessions of Pain (傷だらけの男たち)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 かつては上司と部下の関係だったベテラン刑事のHei(Tony Leung Chiu Wai)とBong(金城武)。だが、ある事件をきっかけにBongの恋人が自殺、その時からBongの生活は一変、警察を辞職し私立探偵になり、酒びたりで自堕落な日々を送っていた。一方のHeiは億万長者Chow (Hua Yueh)の娘Susan Chow(Jinglei Xu)と結婚し、キャリアもプライベートも順風満帆だった。そんなある日、Chowが自宅で惨殺される事件が起きる。父の死に不審を抱いたSusanは、Bongに捜査を依頼するが…。


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《一言感想》 Bongが酒びたりになったきっかけが、恋人の自殺というとても衝撃的で悲しい出来事だったのは分かるが、金城武の演技があまりにも薄っぺらクール過ぎてぴんと来なかった。自堕落な日々といっても、ただ酒に酔ってただけだし。Heiの気持ちも分からないでもないが、何だかなぁ。もやもや~。フィナーレがあれじゃ、どん底で救われないよぉ。ところでTony Leungって、そんなに凄い役者なのか??

製作国:Hong Kong
初公開年:2006年
監督:Wai-keung Lau, Alan Mak
主題歌:浜崎あゆみ
キャスト:Tony Leung Chiu Wai, 金城武, Qi Shu, Jinglei Xu, Ankie Beilke, Bo-yuan Chan, Candice Chan ...


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by amore_spacey | 2012-03-14 02:38 | - Asian film | Comments(10)

3 idiots (きっと、うまくいく)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 久々の再会を果たしたインペリアル工科大学(ICE)時代の友人Farhan(R・Madhavan)とRaju(Sharman Joshi)。しかしそこには3人仲間のもう1人Rancho(Aamir Khan)の姿はなく、嫌味な秀才だったChatur(Omi Vaidya)がいた。彼らはRanchoがシムラーにいると聞いて、その街に向かった。しかしそこでRanchoを名乗っていたのは、彼らが知るRanchoとはまったく別の人物(Javed Jaffrey)だった。Ranchoはいったい何者なのだ?そして今どこにいるのか?

さてここで、10年以上の時を遡る。ICEに入学してきたFarhanとRaju。寮で同室となったRanchoはその型破りの発想と行動で、強権的な校長Viru(Boman Irani)による学内の支配を次々と打ち破っていった。RanchoはViruの娘のPia(Kareena Kapoor)と恋仲にもなっていたが…。


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フェラーリのモーター部門に勤める知人のエンジニアが2年前インド担当となり、Mumbai⇔Maranelloの生活が1年ほど続いた。現地で体験したのは、『アウトソースド』まんまの世界だったらしい。最終日にMumbaiのオフィス部長から記念にもらったという、象の置物を見せてもらったが、これがまたすごい代物。でかくてキンキラキーン☆ 大きいことはいいことだ!ゴールド=金持ち!的な高度成長期の日本を見たようで、かなり恥ずかしかった。お気楽なラテン気質のイタリア人が仰け反るんだから、繊細な日本人が仕事絡みで現地に行ったら、初日に憤死かも?!
 

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前置きはさておき、170分という長編でありながらそれほど中弛みもなく、さらっと楽しめる作品だった。FarhanやRajuに対するRanchoの損得勘定なしのぶれない友情や、ちょっぴりウザい存在をRanchoが懲らしめるという勧善懲悪な雰囲気、その辺に転がっているガラクタを組み立てて、ウィットに富んだ機械を発明するRanchoのお手並み、絶対的な権力を持つ強面(こわもて)の校長ViruとRanchoの対決など、愉快なシーンが盛りだくさん。エリート志向や学歴偏重というインド社会の現状や、親の多大な犠牲や期待に苦しむ若者の姿も、さりげなく描かれている。そういえばRanchoはルービック・キューブで遊んでいたっけ。懐かしいな。あのラストシーンは、衝撃だった。ロケ地はいったいどこ?砂漠のような中に広がるエメラルドの湖(河?海?)は、この世のものとは思えないほど神秘的だった。

それにしても44歳のAamir Khanが、大学生~社会人まで演じ切ってしまったのはすごい、としかいいようがない。キラキラ輝く彼の瞳にくらくら~emoticon-0152-heart.gif

製作国:India
初公開年:2009年
監督:Rajkumar Hirani
キャスト:Aamir Khan, Kareena Kapoor, Boman Irani, Sharman Joshi, Madhavan, Omi Vaidya, Mona Singh ...


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by amore_spacey | 2012-01-13 00:54 | - Asian film | Comments(6)