カテゴリ:- Italian film( 241 )

Il medico e lo stregone (医師と祈祷師)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 南イタリアの無医村Pianettaに、 Marchetti医師(Marcello Mastroianni)が着任してきたが、この村はDon Antonio(Vittorio De Sica)の手中にあった。彼は怪しげな心理学や魔術や秘薬を使って、村人たちの病気を治しているインチキ祈祷師なのだ。婚約者Corrado(Alberto Sordi)を何年も待ち続けるMafalda(Marisa Merlini)や、Marchetti医師に恋するアシスタントの看護婦Pasqua(Gabriella Pallotta)にも、Antonioは恋の媚薬やパワーストーンを使って、彼女たちに希望を与えた。そんな訳で来る当てのない患者を診療所で待つMarchetti医師と胡散臭いDon Antonioの間に、見えない戦いが勃発する。


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ペテン師をやらせると、Vittorio De Sicaは実に上手い。イケメンなおじさまで、人当たりもよさそう。適度な威厳があって言葉巧みに人の心を操る。しかも懐の深い人格者に見えるから、コロッと騙される。人を信じ込ませるというのは、ヒーラーに必要な特質かもしれない。同じペテン師でもDe Sica扮するAntonioは、「いい夢見させてくれて、ありがとよ」と思わせてくれる。心の奥底で人を裏切ることができない、いいヤツなのだ。そんな彼に治療してもらいたいな、うふふっ。


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こんな中世的な風習が根強く残る時代遅れの村に、若造のMarchetti医師の出る幕なんてあるわけがない。のに彼を頼る数少ない患者を根気強く診察&治療していくのだから、見上げたもんだ。私だったら、あのあばら屋を見ただけで、着任その日のうちに、さよならーーっ!女を泣かせる色男な役の多いMarcello Mastroianniが、こんな真っ当な役を演じるのは稀で、新鮮味があってなかなかいい感じでした。


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ペテン師で、口から出まかせの言いたい放題!と言えば、Alberto Sordiもその1人だ。喋りすぎて自分の言ったことを覚えていないという、ちょっと間抜けなところが憎めない。今回は友情出演で、ほんの数分足らずだけれど、存在感あり。ちょっぴりほろ苦いラストシーンだけど、人生それほど悪くないもんだと思わせてくれる。

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by amore_spacey | 2014-09-08 01:56 | - Italian film | Comments(0)

Reality (リアリティ)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】  ナポリで魚屋を営む街の人気者Luciano(Aniello Arena)は、家族の薦めで素人参加型の人気テレビ番組「ビッグ・ブラザー」の一次オーディ ションに参加し、合格する。番組で優勝すれば賞金が、たんまり入るのだ。有名になり金持ちになる期待に胸を膨らませ、二次オーディションに臨むが・・・。2012年第61回カンヌ国際映画祭でグランプリ受賞。


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私も一旦妄想の世界に入ると、なかなか戻って来れないけれど、Lucianoには負けたァ。二次オーディションが不合格になっても信じられず、テレビ局の人間がいつも自分をチェックしていると思い込み、「善行」をしようと暴走しはじめる。そこまで行くと、もはや信仰に近い。敬虔なカトリック信者の老姉妹と合格妄想にとりつかれたLucianoが言葉を交わすシーンは、内容が完全にずれていながら、表面上はぴったり道理にかなっている。こりゃまったく皮肉なギャグだ。ラストは意外な展開だった。妄想と現実の境界は、その気さえあれば、簡単にこえられるということか?


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常軌を逸した男の話なのに湿っぽさがないのは、Lucianoを取り巻く家族や親戚や街の住人のキャラが面白いからだろう。暑苦しくなるような巨漢たちが、ごろごろ出てくる。1~2本しか歯が残ってない婆さんや、合格妄想に陥ったLucianoをいたずら電話でからかう輩のような、変テコな人たちが次々に登場して笑わせてくれる。そしてLucianoを親身になって心配する 奥さんや友人の姿に、しんみり。人騒がせなLuchianoだけど、彼自身はある意味、夢を叶えることができた幸せな人だと思う。

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by amore_spacey | 2014-08-28 01:02 | - Italian film | Comments(0)

I due marescialli

ネタばれあり?!

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 1943年9月8日、イタリアは無条件降伏した。そんな折、軍隊警察署長Vittorio Cottone (Vittorio De Sica)と、コソ泥のAntonio Capurro (Totò)の2人が、ひょんなことから入れ替わったことで、珍事が次々に起こる。


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降伏後もドイツ軍の占領下にあったイタリア。戦争の傷跡や悲しみが、まだいたる所に生々しく残っている。ドイツ兵に対する恐怖は言わずもがな。そんな時代背景のドタバタ喜劇だが、腹を抱えて笑うのとは違って、沈んだ空気を無理やり明るくしようと単発ギャグを連発する居心地の悪い笑いだった。歳取った2人はラストで再会するんだけど、そのオチのような部分も何だかなぁ。

喜劇王TotòとVittorioのコンビということで、ちょっぴり期待したんだけど、機関銃のような喋りが多い割にはボケと突っ込みが曖昧で、面白味に欠けた。ギャグが時代遅れだったのかな?Totòが好きになれないというのも、楽しめなかった大きな原因かも。制服フェチの私は、Vittorioの警察署長や牧師の制服姿に、ウハウハ(*^^*)

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by amore_spacey | 2014-07-11 03:02 | - Italian film | Comments(0)

Miracolo a Milano (ミラノの奇蹟)

ネタばれあり。

私のお気に入り度 ★★★☆☆(74点)

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【あらすじ】 Totò(Francesco Golisano)は赤ん坊の時、キャベツ畑に捨てられ、Lolotta婆ちゃん(Emma Gramatica)に拾われて育てられる。彼女が死んだあとは孤児院に引き取られた。18歳になったTotòは孤児院を出て、ミラノ郊外の原っぱに掘っ立て小屋の集落を作り、貧しい仲間たちと暮らし始める。しかしこの集落のの広場から石油が噴出したことから、土地の所有者である資本家Mobbi(Guglielmo Barnabò)が、武力行使で住民を追いたてにかかった。この時、天から降りて来たLolotta婆ちゃんの霊が、すべての望みを叶える天の鳩をTotòに与える。


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キャベツ畑の中で赤ん坊が泣くオープニングから、『魔女の宅急便』のようにホウキにまたがって空の彼方へ飛び去っていくエンディングまで、走ったり踊ったり回転したり闘ったり人々は躍動し続ける。主人公のTotòが、底抜けに善良で明るい。何をされても怒らない。それどころか人々に幸せを運んでくる天使なのだ。そんな彼のまわりには、突拍子のないことが次々に起こる。もうね、何でもあり!で、笑っちゃうの。


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そんな中に、痛烈な社会風刺もきっちり織り込まれている。戦後まもないイタリア。荒廃したイタリアが復興を遂げるに従って、表面化する貧富の差や人間の欲望、そして物質本位になっていく人々の価値観を、冷めた目で見つめている。腹を抱えて笑いながらも、深読みするとシュールでブラックなのね。ちょっと違うが、芭蕉の「おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな」に通じる心境かも。バッタの大群のように空に向かって飛翔するラストシーンは、弾け過ぎてて、そんなエンディングってあり?ビックリ仰天して(● _ ●)言葉が見つからない。

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by amore_spacey | 2014-07-09 03:10 | - Italian film | Comments(0)

Pane, amore e fantasia (パンと恋と夢)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 中央イタリアにあるAbruzzo州の平和な村Saglienaに、新しい警察署長Antonio Carotenutoが赴任してきた。彼は村にいるBersaglieraというあだ名の、気は強いが可愛い娘Maria(Gina Lollobrigida)の魅力にひかれる。だがMariaは内気な若いStelutti巡査(Roberto Risso)に恋心を抱いていた。 そして署長は、向いの家に住む助産婦Annarella(Marisa Merlini )にも気があった。


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Gina Lollobrigidaがよく喋り、野生の猫のように駆け回る。拘留所でも美しい歌声を聞かせてくれる。思いを寄せる男に、自分から積極的にアプローチしていく。でも身持ちはかたい。明るく天真爛漫で感情豊かなMariaを、生き生きと演じていた。若い頃のGinaがこんなに魅力的な女性だったなんて、現在の彼女からは想像できない。

口数や喜怒哀楽の表現が少なく、手の届かない存在という従来の美人の概念を打ち破った、新しいタイプの美人がGina。眩しいほどの若さや、はち切れんばかりの成熟した美しさを、惜しみなく見せてくれる。私が男だったら、彼女にしたいタイプ(^^) そんな彼女の恋が何とか叶うように、誰もが応援したくなる。


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Mariaのために、粋な計らいをする警察署長も魅力的だ。彼自身も自分の恋を成就させるために、ちょっぴり小賢しいことをするんだけど、それが憎めないんだなぁ。女性の母性本能を刺激するのかしら?他人の噂話が3度のメシより好きな村人たちや、独身の警察署長に仕えるシニカルなメイドCaramella(Tina Pica)のような、強烈な脇役キャラクターが、ほのぼのとしたラブコメに色を添えている。

製作国:Italy
初公開年:1953年
監督:Luigi Comencini
キャスト:Vittorio De Sica, Gina Lollobrigida, Marisa Merlini, Virgilio Riento, Tina Pica, Roberto Risso ...


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by amore_spacey | 2014-07-07 04:38 | - Italian film | Comments(0)

I girasoli (ひまわり)

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 洋裁で生計を立てるGiovanna(Sophia Loren)とアフリカ出兵を控えた電気技師Antonio(Marcello Mastroianni)は、ナポリの美しい海岸で出逢い恋におちた。12日間の結婚休暇を目当てに結婚式を挙げた2人は、幸せな新婚の日々を過ごすが、 休暇は瞬く間に過ぎる。精神疾患による除隊を目論んだが、あえなく露見し、懲罰のためAntonioは酷寒のソ連戦線へ送られた。前線では、厳寒の中でイタリア兵が次々と倒れていく中で、Antonioも生死をさまよったが、ソ連娘Mascia(Lyudmila Savelyeva)に助けられる。7年が過ぎ、 Antonioの母(Anna Carena)と淋しく暮らすGiovannaのもとへ、夫の行方不明という通知が届た。


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確か日曜洋画劇場で、両親と一緒に観た。◎十年も前のことだ。地平線の果てまで続く広大なひまわり畑をバックに繰り広げられる悲恋物語よりも、Henry Manciniの美しく物悲しいメロディーに感動して泣いた気がする。今回も同じように心を揺り動かされたが、人生って思うようにはいかない経験を積み重ねてくると、理想や理屈や努力だけではどうにもならない現実や、元には戻すことができない辛さを乗り越えることは、過去を手放して新しい人生を踏み出す第一歩なのだ、という1つの結論にたどり着く。夫を探しに行ったソ連で、Giovannaは悟った。身を切られるように辛く悲しいけれど、幸せだったかつての日々は思い出に過ぎない、ということを。


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それまでのGiovannaも行動力のあるたくましい人間だったが、泣くだけ泣いたあと、吹っ切れたように淡々と自分の人生を歩み始める。初めてこの作品を観たとき、そんな彼女に、「えっ、彼に対するあなたの思いってそんなちっぽけなもんだったの?」 しかし彼女は、あっさりと過去を封印した訳じゃない。それどころか、いつも心のどこかにAntonioがいたはずなのだ。でも人は前に進まなくてはならない。新しい一歩を踏み出した時の彼女には、誰にも止められない勢いがあった。不死鳥のように蘇り、再び輝き始めたGiovannaの精神力に感動した。


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感動といえば、Marcello Mastroianniが大きなフライパンに、卵をぽんぽん割り入れて作った、特大サイズのオムレツが実においしそうだった。大柄豊胸でちょっとガサツな女にしか見えなかったSophia Lorenなんだけど、乱れた髪を直す仕草や、「そんな近くでじっと見つめないで。年取っちゃったんだから」という台詞、そしてミラノ中央駅で見送る彼女の目からあふれる涙が、切なく胸を掻きむしられた。どーでもいいんだけど、Sophia Lorenって地黒だったんだな、ってなことも思ったり(汗) 彼女に比べてMasciaを演じたLyudmila Savelyevaは、なんて可憐で美しいんだろう。


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因みに再婚したGiovannaの赤ちゃんは、Sophia LorenとPaolo Conti夫婦の実の子Carlo Ponti Jr.で、現在指揮者として活躍している。7 月7日の七夕は、Vittorio De Sicaの誕生日なので、今月はDe Sica強化月間にしました。その第一弾がこの作品であります。

製作国:Italy, France, Soviet Union
初公開年:1970年
監督:Vittorio De Sica
製作:Carlo Ponti
音楽:Henry Mancini
キャスト:Sophia Loren, Marcello Mastroianni, Lyudmila Savelyeva, Galina Andreeva, Anna Carena, Germano Longo ...


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by amore_spacey | 2014-07-06 02:06 | - Italian film | Comments(6)

Il grande sogno

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (73点)

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【あらすじ】 1968年ムーヴメントの幕開け。役者を夢見る若き警官Nicola(Riccardo Scamarcio)、厳格なカトリックの家庭に育ったが、政府やヴェトナム戦争への抗議やフリーセックスを訴える学生デモ行進に参加するLaura(Jasmine Trinca)、そしてフィアットで働く女工の息子で、Lauraと同じ大学に通うLibero(Luca Argentero)の3人の若者たちの、出会いや別れを描く。Nicolaは若き日のMichele Placidoがモデルになっている。プーリアからローマに上京し、生計を立てるため警官隊に入る。その後、演劇芸術アカデミーに通い役者になった。


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イタリアの暗黒時代を知りたければ、この映画TVドラマのほうが遥かにリアルだし、当時の若者の葛藤なら『輝ける青春』で一目瞭然。


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どう考えてもこれは、Michele Placido監督の自己陶酔的な自分史、または当時思いを寄せていた女性への詫び状としか思えない。年を重ねて自分を振り返るのは勝手だけど、それを映画化するってどうなの?年とって、公私混同が激しくなってきたかな。


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でもこんなおいしいシーンや


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Lucaのこんなものを拝見できたから、ま、いいか(*^^*)

製作国:Italy
初公開年:2009年
監督:Michele Placido
キャスト:Riccardo Scamarcio, Jasmine Trinca, Luca Argentero, Laura Morante, Michele Placido, Ottavia Piccolo, Silvio Orlando, Massimo Popolizio, Federica Vincenti ...


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by amore_spacey | 2014-06-30 01:40 | - Italian film | Comments(2)

La vita che vorrei (映画のようには愛せない)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 役者として頂点を極める人気俳優Stefano(Luigi Lo Cascio)は、間もなくクランクインする19世紀を舞台にした作品『La Vita Che Vorrei』で主役の貴族Federicoを演じるが、不倫の恋に生涯をかける相手役の貴婦人Eleonoraに無名の女優Laura(Sandra Ceccarelli)が抜擢されるらしいと聞いて、戸惑いや不満があった。しかし初日の読み合わせで、とらえどころがなくそれでいて情熱的で凛とした彼女に魅力を感じ、いつしか恋に落ちていくのだった。


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この作品は、実生活と劇中劇を同タイトルの下に交差させながら展開していく。実生活の2人は、俳優としては一流だが、他人に無関心で誰かを本気で愛したことがないStefanoと、女優として成功したいという野心があるわけではないのに、気がついたら彼女に惚れた男を(結果的に?)利用して出世街道を歩くLaura。演技と感情は別だと言うStefanoと、未経験のことは演じられないLaura。

一方劇中劇の2人は、よくできた妻と可愛い子がいるにも関わらず、舞踏会で出会ったある伯爵の愛人Eleonoraに一目惚れし恋に落ちていく、誠実で人望のある貴族Federicoと、美貌を武器に伯爵という後ろ盾を利用して、社交界に生き残るEleonora。舞踏会のシーン↑↑は、『山猫』を彷彿させる。


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LauraもEleonoraも、自分の気持ちに正直で情熱的だが、利己や理性にコントロールされたStefanoは、自分の感情を開放する術(すべ)を知らない。そんな彼がLauraに、同業者としてまた1人の男として、嫉妬し苦悩するのだ。そりゃ、自業自得。今まで多くの女性を泣かせてきたんだから。地味な作品ながらLuigi Lo CascioとSandra Ceccarelliの2人が適役で、少し時間をおいて観なおしてみたいと思う。

製作国:Italy, Germany
初公開年:2004年
監督:Giuseppe Piccioni
キャスト:Luigi Lo Cascio, Sandra Ceccarelli, Galatea Ranzi, Fabio Camilli, Antonino Bruschetta, Roberto Citran, Paolo Sassanelli...


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by amore_spacey | 2014-06-05 03:44 | - Italian film | Comments(0)

Complice del silenzio

私のお気に入り度 ★★★☆☆(75点)

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【あらすじ】 1978年ブエノスアイレス。スポーツ記者Maurizio Gallo(Alessio Boni) とフォトレポーターUgo Ramponi(Giuseppe Battiston)の2人のイタリア人は、世界サッカー大会の報道のため、ブエノスアイレスに向かう。表向きはサッカーに沸くが、アルゼンチンはJorge Rafael Videla大統領による軍事政権によって統治され、「汚い戦争」の真っ只中だった。世界大会の記事を書く一方、Maurizioにはイタリアからブ エノスアイレスに移住したイタリア人の元妻Ana Ramírez(Florencia Raggi)に会い、金を渡すという任務があった。2人は出会った瞬間、恋に落ちる。しかしAnaは、Videla独裁政権を倒そうとする左派ゲリラのメンバーの1人で、やがて秘密警察に追われる身になった。


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血にまみれたアルゼンチンの暗い歴史についてほとんど知らなかったので、その意味ではこれを観てよかった。汚い戦争とは、1976年~1983年にかけてアルゼンチンを統治した軍事政権によって行われた国家テロのことで、左派ゲリラの取締を名目として労働組合員や政治活動家や学生やジャーナリストなどが逮捕・監禁・拷問され、3万人が死亡または行方不明となった。スポーツ記者Maurizio Galloもこの動乱に巻き込まれ、逮捕・監禁・拷問に遭う。秘密警察が暗躍する暮らしが、ついこの間まであったという事実に戦慄した。国民を牛耳る理不尽な政権が、世界のどこかにまだまだあるはず。


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考えさせられることはあったが、作品自体が甘ったるい味付けで虫歯になりました。何だかんだ言ってもAlessio Boniはメロドラマ要員だから、観る前から嫌ァな予感はあったんだけど、的中★ いたぶられるAlessio、心身ともに傷ついたAlessioを見るのも、悪くないもんだわぁ。なんて思っちゃった。アタシってSかも、ぐふふっ。

製作国:Italy, Spacin, Argentina
初公開年:2008年
監督:Stefano Incerti
キャスト: Alessio Boni, Giuseppe Battiston, Jorge Marrale, Juan Leyrado, Florencia Raggi ...


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by amore_spacey | 2014-05-27 00:27 | - Italian film | Comments(0)

C'è chi dice no

私のお気に入り度 ★★★☆☆(75点)

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【あらすじ】 フィレンツェ。出版会社に勤めるMax(Luca Argentero)と医師Irma(Paola Cortellesi)と大学講師のSamuele(Paolo Ruffini)はそれぞれの職場で一生懸命やっているが、うだつがあがらず悶々としている。そんなとき高校時代の同級会で、エリートコースを歩む同級生たちを見てしまった。妬み心がムラムラと湧き上がってきた3人は、 団結してストーキング行為で彼らを悩ませた。この結果3人はそれぞれの職場で、良いポジションを得るのだが。


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絶対にあり得ないと思いつ つ、コミカルに展開していく話にのせられて、最後まで観てしまった。この世はコネとカネ!それがなきゃ、才能があってもただの人。花を咲かせることはできない。教授の推薦状や社会的権力を行使して、子どもを就職させる。こんな方法が未だに暗黙の了解でまかり通っている。不況の真っ只中、コネや金や権力のない学生の就活は、混迷の一途。何とかなりませんか、イタリア!

うだつのあがらない男を演じたときのほうが、素顔に近いせいか?Luca Argenteroは生き生き&キラキラ。カッコいい彼を見慣れている目には、新鮮に映るんだろう。 カッコよくてもうだつがあがらなくても、彼の笑顔は最高に素敵^^ あら、奥さんのMyriam Cataniaと共演してるのね。

製作国:Italy, France
初公開年:2011年
監督:Giambattista Avellino
キャスト:Luca Argentero, Paola Cortellesi, Paolo Ruffini, Myriam Catania, Claudio Bigagli, Marco Bocci, Chiara Francini ...


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by amore_spacey | 2014-05-26 03:09 | - Italian film | Comments(0)