カテゴリ:- Italian film( 246 )

I girasoli (ひまわり)

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 洋裁で生計を立てるGiovanna(Sophia Loren)とアフリカ出兵を控えた電気技師Antonio(Marcello Mastroianni)は、ナポリの美しい海岸で出逢い恋におちた。12日間の結婚休暇を目当てに結婚式を挙げた2人は、幸せな新婚の日々を過ごすが、 休暇は瞬く間に過ぎる。精神疾患による除隊を目論んだが、あえなく露見し、懲罰のためAntonioは酷寒のソ連戦線へ送られた。前線では、厳寒の中でイタリア兵が次々と倒れていく中で、Antonioも生死をさまよったが、ソ連娘Mascia(Lyudmila Savelyeva)に助けられる。7年が過ぎ、 Antonioの母(Anna Carena)と淋しく暮らすGiovannaのもとへ、夫の行方不明という通知が届た。


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確か日曜洋画劇場で、両親と一緒に観た。◎十年も前のことだ。地平線の果てまで続く広大なひまわり畑をバックに繰り広げられる悲恋物語よりも、Henry Manciniの美しく物悲しいメロディーに感動して泣いた気がする。今回も同じように心を揺り動かされたが、人生って思うようにはいかない経験を積み重ねてくると、理想や理屈や努力だけではどうにもならない現実や、元には戻すことができない辛さを乗り越えることは、過去を手放して新しい人生を踏み出す第一歩なのだ、という1つの結論にたどり着く。夫を探しに行ったソ連で、Giovannaは悟った。身を切られるように辛く悲しいけれど、幸せだったかつての日々は思い出に過ぎない、ということを。


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それまでのGiovannaも行動力のあるたくましい人間だったが、泣くだけ泣いたあと、吹っ切れたように淡々と自分の人生を歩み始める。初めてこの作品を観たとき、そんな彼女に、「えっ、彼に対するあなたの思いってそんなちっぽけなもんだったの?」 しかし彼女は、あっさりと過去を封印した訳じゃない。それどころか、いつも心のどこかにAntonioがいたはずなのだ。でも人は前に進まなくてはならない。新しい一歩を踏み出した時の彼女には、誰にも止められない勢いがあった。不死鳥のように蘇り、再び輝き始めたGiovannaの精神力に感動した。


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感動といえば、Marcello Mastroianniが大きなフライパンに、卵をぽんぽん割り入れて作った、特大サイズのオムレツが実においしそうだった。大柄豊胸でちょっとガサツな女にしか見えなかったSophia Lorenなんだけど、乱れた髪を直す仕草や、「そんな近くでじっと見つめないで。年取っちゃったんだから」という台詞、そしてミラノ中央駅で見送る彼女の目からあふれる涙が、切なく胸を掻きむしられた。どーでもいいんだけど、Sophia Lorenって地黒だったんだな、ってなことも思ったり(汗) 彼女に比べてMasciaを演じたLyudmila Savelyevaは、なんて可憐で美しいんだろう。


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因みに再婚したGiovannaの赤ちゃんは、Sophia LorenとPaolo Conti夫婦の実の子Carlo Ponti Jr.で、現在指揮者として活躍している。7 月7日の七夕は、Vittorio De Sicaの誕生日なので、今月はDe Sica強化月間にしました。その第一弾がこの作品であります。

製作国:Italy, France, Soviet Union
初公開年:1970年
監督:Vittorio De Sica
製作:Carlo Ponti
音楽:Henry Mancini
キャスト:Sophia Loren, Marcello Mastroianni, Lyudmila Savelyeva, Galina Andreeva, Anna Carena, Germano Longo ...


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by amore_spacey | 2014-07-06 02:06 | - Italian film | Comments(6)

Il grande sogno

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (73点)

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【あらすじ】 1968年ムーヴメントの幕開け。役者を夢見る若き警官Nicola(Riccardo Scamarcio)、厳格なカトリックの家庭に育ったが、政府やヴェトナム戦争への抗議やフリーセックスを訴える学生デモ行進に参加するLaura(Jasmine Trinca)、そしてフィアットで働く女工の息子で、Lauraと同じ大学に通うLibero(Luca Argentero)の3人の若者たちの、出会いや別れを描く。Nicolaは若き日のMichele Placidoがモデルになっている。プーリアからローマに上京し、生計を立てるため警官隊に入る。その後、演劇芸術アカデミーに通い役者になった。


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イタリアの暗黒時代を知りたければ、この映画TVドラマのほうが遥かにリアルだし、当時の若者の葛藤なら『輝ける青春』で一目瞭然。


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どう考えてもこれは、Michele Placido監督の自己陶酔的な自分史、または当時思いを寄せていた女性への詫び状としか思えない。年を重ねて自分を振り返るのは勝手だけど、それを映画化するってどうなの?年とって、公私混同が激しくなってきたかな。


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でもこんなおいしいシーンや


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Lucaのこんなものを拝見できたから、ま、いいか(*^^*)

製作国:Italy
初公開年:2009年
監督:Michele Placido
キャスト:Riccardo Scamarcio, Jasmine Trinca, Luca Argentero, Laura Morante, Michele Placido, Ottavia Piccolo, Silvio Orlando, Massimo Popolizio, Federica Vincenti ...


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by amore_spacey | 2014-06-30 01:40 | - Italian film | Comments(2)

La vita che vorrei (映画のようには愛せない)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 役者として頂点を極める人気俳優Stefano(Luigi Lo Cascio)は、間もなくクランクインする19世紀を舞台にした作品『La Vita Che Vorrei』で主役の貴族Federicoを演じるが、不倫の恋に生涯をかける相手役の貴婦人Eleonoraに無名の女優Laura(Sandra Ceccarelli)が抜擢されるらしいと聞いて、戸惑いや不満があった。しかし初日の読み合わせで、とらえどころがなくそれでいて情熱的で凛とした彼女に魅力を感じ、いつしか恋に落ちていくのだった。


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この作品は、実生活と劇中劇を同タイトルの下に交差させながら展開していく。実生活の2人は、俳優としては一流だが、他人に無関心で誰かを本気で愛したことがないStefanoと、女優として成功したいという野心があるわけではないのに、気がついたら彼女に惚れた男を(結果的に?)利用して出世街道を歩くLaura。演技と感情は別だと言うStefanoと、未経験のことは演じられないLaura。

一方劇中劇の2人は、よくできた妻と可愛い子がいるにも関わらず、舞踏会で出会ったある伯爵の愛人Eleonoraに一目惚れし恋に落ちていく、誠実で人望のある貴族Federicoと、美貌を武器に伯爵という後ろ盾を利用して、社交界に生き残るEleonora。舞踏会のシーン↑↑は、『山猫』を彷彿させる。


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LauraもEleonoraも、自分の気持ちに正直で情熱的だが、利己や理性にコントロールされたStefanoは、自分の感情を開放する術(すべ)を知らない。そんな彼がLauraに、同業者としてまた1人の男として、嫉妬し苦悩するのだ。そりゃ、自業自得。今まで多くの女性を泣かせてきたんだから。地味な作品ながらLuigi Lo CascioとSandra Ceccarelliの2人が適役で、少し時間をおいて観なおしてみたいと思う。

製作国:Italy, Germany
初公開年:2004年
監督:Giuseppe Piccioni
キャスト:Luigi Lo Cascio, Sandra Ceccarelli, Galatea Ranzi, Fabio Camilli, Antonino Bruschetta, Roberto Citran, Paolo Sassanelli...


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by amore_spacey | 2014-06-05 03:44 | - Italian film | Comments(0)

Complice del silenzio

私のお気に入り度 ★★★☆☆(75点)

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【あらすじ】 1978年ブエノスアイレス。スポーツ記者Maurizio Gallo(Alessio Boni) とフォトレポーターUgo Ramponi(Giuseppe Battiston)の2人のイタリア人は、世界サッカー大会の報道のため、ブエノスアイレスに向かう。表向きはサッカーに沸くが、アルゼンチンはJorge Rafael Videla大統領による軍事政権によって統治され、「汚い戦争」の真っ只中だった。世界大会の記事を書く一方、Maurizioにはイタリアからブ エノスアイレスに移住したイタリア人の元妻Ana Ramírez(Florencia Raggi)に会い、金を渡すという任務があった。2人は出会った瞬間、恋に落ちる。しかしAnaは、Videla独裁政権を倒そうとする左派ゲリラのメンバーの1人で、やがて秘密警察に追われる身になった。


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血にまみれたアルゼンチンの暗い歴史についてほとんど知らなかったので、その意味ではこれを観てよかった。汚い戦争とは、1976年~1983年にかけてアルゼンチンを統治した軍事政権によって行われた国家テロのことで、左派ゲリラの取締を名目として労働組合員や政治活動家や学生やジャーナリストなどが逮捕・監禁・拷問され、3万人が死亡または行方不明となった。スポーツ記者Maurizio Galloもこの動乱に巻き込まれ、逮捕・監禁・拷問に遭う。秘密警察が暗躍する暮らしが、ついこの間まであったという事実に戦慄した。国民を牛耳る理不尽な政権が、世界のどこかにまだまだあるはず。


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考えさせられることはあったが、作品自体が甘ったるい味付けで虫歯になりました。何だかんだ言ってもAlessio Boniはメロドラマ要員だから、観る前から嫌ァな予感はあったんだけど、的中★ いたぶられるAlessio、心身ともに傷ついたAlessioを見るのも、悪くないもんだわぁ。なんて思っちゃった。アタシってSかも、ぐふふっ。

製作国:Italy, Spacin, Argentina
初公開年:2008年
監督:Stefano Incerti
キャスト: Alessio Boni, Giuseppe Battiston, Jorge Marrale, Juan Leyrado, Florencia Raggi ...


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by amore_spacey | 2014-05-27 00:27 | - Italian film | Comments(0)

C'è chi dice no

私のお気に入り度 ★★★☆☆(75点)

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【あらすじ】 フィレンツェ。出版会社に勤めるMax(Luca Argentero)と医師Irma(Paola Cortellesi)と大学講師のSamuele(Paolo Ruffini)はそれぞれの職場で一生懸命やっているが、うだつがあがらず悶々としている。そんなとき高校時代の同級会で、エリートコースを歩む同級生たちを見てしまった。妬み心がムラムラと湧き上がってきた3人は、 団結してストーキング行為で彼らを悩ませた。この結果3人はそれぞれの職場で、良いポジションを得るのだが。


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絶対にあり得ないと思いつ つ、コミカルに展開していく話にのせられて、最後まで観てしまった。この世はコネとカネ!それがなきゃ、才能があってもただの人。花を咲かせることはできない。教授の推薦状や社会的権力を行使して、子どもを就職させる。こんな方法が未だに暗黙の了解でまかり通っている。不況の真っ只中、コネや金や権力のない学生の就活は、混迷の一途。何とかなりませんか、イタリア!

うだつのあがらない男を演じたときのほうが、素顔に近いせいか?Luca Argenteroは生き生き&キラキラ。カッコいい彼を見慣れている目には、新鮮に映るんだろう。 カッコよくてもうだつがあがらなくても、彼の笑顔は最高に素敵^^ あら、奥さんのMyriam Cataniaと共演してるのね。

製作国:Italy, France
初公開年:2011年
監督:Giambattista Avellino
キャスト:Luca Argentero, Paola Cortellesi, Paolo Ruffini, Myriam Catania, Claudio Bigagli, Marco Bocci, Chiara Francini ...


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by amore_spacey | 2014-05-26 03:09 | - Italian film | Comments(0)

È stato il figlio (それは息子だった)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(75点)

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【あらすじ】 1970年代。パレルモ郊外に暮らす6人家族のCiraulo家は、一家の大黒柱Nicola(Toni Servillo)が廃船の鉄屑を売ることで、なんとか生計を立てていた。ある日マフィアの抗争中に流れ弾が、愛する娘Serenella(Alessia Zammitt)を襲う。悲嘆にくれる家族は娘の死が金銭的に賠償されることを知り、その申請をする。しかしそれが更なる悲劇の始まりだった。ヴェネチア国際映画祭で撮影賞(Daniele Cipri)を受賞。


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「あれっ、何で字幕がついてるんだろう?」と不思議に思ったが、すぐに納得。コテコテのシチリア訛りと方言なんだもん、イタリア人でも分からない。作品は銀行(郵便局?)で順番待ちの中年男Busu(Alfredo Castro)の語りで進行する、悲喜こもごものブラックコメディ。人間の弱さや浅はかさ、強欲で見栄っ張りで滑稽なところが、余すところなく描かれている。Ciraulo家のドタバタ 悲喜劇を笑いながら、実は自分たちのことも笑っちゃう構図だ。


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Toni Servilloの怪演ぶりは言うまでもないが、 ラストで孫のTancredi(Fabrizio Falco)に向かって、「いいかい、絶対に何も喋るんじゃないよ」と鬼気迫る形相でまくしたてるRosaばあちゃん(Aurora Quattrocchi)も圧巻。最後にちょっとした種あかしが用意されている。

製作 国:Italy
初公開年:2012年
監督:Daniele Ciprì
キャスト:Toni Servillo, Giselda Volodi, Giuseppe Vitale, Alfredo Castro, Aurora Quattrocchi, Mauro Spitaleri, Alessia Zammitti, Fabrizio Falco ...


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by amore_spacey | 2014-05-17 00:54 | - Italian film | Comments(0)

Viaggio segreto

私のお気に入り度 ★★★☆☆(75点)

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【あらすじ】 精神分析医Leo(Alessio Boni)とモデルの妹Ale(Valeria Solarino) は、ローマのマンションの両隣に暮らしている。彼らが幼少の頃に暮らしたSiracusaのヴィッラが、ある日売りに出されることになった。そのヴィッラを現代画家でAleの婚約者であるHarold(Emir Kusturica) が、彼女へのプレゼントとして買おうとしていると知ったLeoは、ヴィッラのあるSiracusaに旅立つ。現地の不動産屋のAnna Olivier(Donatella Finocchiaro) に案内され、Leoは久しぶりにヴィッラを訪問するが、30年前に起きた忌まわしい事件が蘇ってきた。居間で母親(Claudia Gerin) が銃殺されたのを目撃したのだ。あれから2人はトラウマに悩まされ続けているのだった。


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トラウマに悩まされ続ける美しい兄と妹。画面はいつも薄暗い闇の中、バックには物悲しい音楽が流れる。ショックや絶望や悲しみを抱えて生きている2人が、美化されすぎて、ロマンチックにすら見えてくる。「苦しんでる僕たちって、憂いや悲哀があって、素敵だよね」って自己陶酔しているみたい。


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主役の2人や演出がカッコよすぎるので、ほとんど現実味がない。その一方で不動産屋のAnnaを演じるDonatella Finocchiaroと娘の2人が、本当の母娘のように呼吸が合っていた。

製作 国:Italy, France
初公開年:2006年
監督:Roberto Andò
キャスト:Alessio Boni, Donatella Finocchiaro, Valeria Solarino, Claudia Gerini, Marco Baliani, Emir Kusturica, Roberto Herlitzka, Fausto Russo Alesi ...


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by amore_spacey | 2014-05-16 03:30 | - Italian film | Comments(0)

I vinti (敗北者たち)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】  フランス・イタリア・イギリスの3国を舞台に、ナンセンスな殺人事件や盗難事件に関わった若者たちの、無関心ぶりを描いたオムニバス映画。Albert Camusの影響を受けたと見られている。


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「ったく、今どきの若いもんは、無気力・無関心・無責任で、一体何を考えているのやら?」という台詞は、1950年代の欧州でもたぶん使われたはず。本作品に登場する若者たちも、国籍こそ違うけれど、気だるくて妙に白けた雰囲気を漂わせている。


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そんな彼らが犯した過ちの動機は、「太陽がまぶしかったから。」と、裁判の最後に述べた『異邦人』の主人公と大差ない。ざけんじゃねぇよ!と怒鳴りたいところだけど、相手は罪の意識どころか罪を犯した実感すらないから、暖簾に腕押しで、時間と労力のムダ。


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PCや携帯世代は、外で遊ばなくなったとか、団体行動が苦手とか、コミュニケーション能力が低いとか、色々言われる。でもそういう物がなかった1950年代にも不気味な若者がいたんだから、時代や国や文化の違いに関係ないということか?ま、今さら驚くことでもないんだけどね。

製作国:France, Italy
初公開年:1953年
監督:Michelangelo Antonioni
キャスト:Franco Interlenghi, Anna Maria Ferrero, Eduardo Ciannelli, Evi Maltagliati, David Farrar, Patrick Barr, Fay Compton, Peter Reynolds ...


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by amore_spacey | 2014-05-10 00:42 | - Italian film | Comments(0)

L'altra donna

私のお気に入り度 ★★★☆☆(62点)

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【あらすじ】 若手の優秀な建築家Simone(Alessio Boni)は、大学で建築学を学ぶ若くて美しい妻Fiammetta(Anita Caprioli)と5歳になるかわいい息子Giulioに囲まれて、幸せに暮らしていた。しかしあるテレビ番組でSimoneのインタビュー映像が流れた日を境に、彼らの生活は徐々に黒い影を帯びていく。夜中に匿名の電話があったり、毎日Simoneに1本のバラが届くようになったり、幸せな家族の映ったカセットビデオが届いたり、自宅前でSimoneが車に轢かれそうなったりした。ビデオを見たSimoneは、10年前の忌まわしい事件を思い出す。何も知らないFiammettaは、Simoneに愛人がいるのではないかと疑うが・・・。


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お昼のメロドラマ的な作品。Alessioが出ているから観ただけ。『嵐が丘』で共演したAlessio Boni&Anita Caprioliが、本作品でも主役を演じている。Alessioが新進気鋭の建築家だなんて、ハマりすぎてあんまり面白くない。でもアル中で壊れたAlessioの姿は、母性本能をくすぐられるなぁ。


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麻生久美子の雰囲気に似たAnitaは、スマートで綺麗なんだけど、演技がヘタすぎる。演技してまーす!ってオーラが出すぎ。もっと自然体でやろうね。彼女は顔の形がきれいだから、長い髪をアップにしたほうがずっと似合う。Filippo Timiの怪演は、この頃始まったのかぁ。

製作国:Italy(Raiuno)
放映日:2002年6月11日
監督:Anna Negri
キャスト:Alessio Boni, Filippo Timi, Anita Caprioli, Sara Franchetti, Sabrina Scuccimarra, Antonia Dell'Atte ...


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by amore_spacey | 2014-05-09 01:45 | - Italian film | Comments(0)

Miele (ミエーレ)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 Irene(Jasmine Trinca)はMieleという偽名で、回復の見込みがなく尊厳死を望む末期の病人に、薬物を提供している。自殺幇助という非合法ビジネスに携わるが、依頼人は末期患者に限定されていた。ある日Carlo(Carlo Cecchi)という厭世的な老人に、薬物を誤って渡してしまい、Ireneの平穏な生活が揺らぎはじめる。Valeria Golinoが監督に挑んだ長編第1作。


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『Piano, solo』(2007年)以来、久しぶりに見るJasmine Trincaが、まるで別人になっていたのには驚いた。ふっくらしていた顔や身体がシャープになり、視線はとても鋭利でスッパリ斬られてしまいそう。ストイックでナイーブな雰囲気が、彼女の美しさを際立たせる。笑った時に見えるビーバーのような前歯が、とてもチャーミング^^

Carloとの出会い、そして誤解から始まった2人の交流。最初はギクシャクして噛み合わないが、心の内を明かすにつれ、深いところへ踏み込んでいく。尊厳死や安楽死は、聞こえのよい言葉に置き換えた立派な殺人である。脳死の定義で物議を醸したように、尊厳死も線引きがひじょうに難しい。尊厳死を選ぶ人やその家族やこれに手を貸す人々の倫理感が問われる。Carlo Cecchi、うまいなぁ。Vinicio Marchioniってば、どーしようもないヤツだ。

製作国:Italy
初公開年:2013年
監督:Valeria Golino
キャスト:Jasmine Trinca, Carlo Cecchi, Libero De Rienzo, Vinicio Marchioni, Iaia Forte, Roberto De Francesc, Valeria Bilello ...


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by amore_spacey | 2014-05-08 01:20 | - Italian film | Comments(0)