カテゴリ:- Other film( 356 )

Hail, Caesar! (ヘイル、シーザー!)

ネタばれあり

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 1950年代、テレビの台頭に危機感を抱いたハリウッドは、命運をかけた歴史スペクタクル超大作映画Hail, Caesar!の製作に乗り出す。ところが、その撮影中に主演俳優のBaird Whitlock(George Clooney)が何者かに誘拐された。映画スタジオ内で起こるどんなトラブルにも対応する汚れ仕事請負人Eddie Mannix(Josh Brolin)は、事件解決に向けて動き出すが、その行く手で様々な騒動が起きる。(作品の詳細はこちら


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実在の人物たちをモデルにした作品だが、1950年代に流行ったハリウッド映画や、当時の政治的な背景を知らないと、心から楽しむことが出来ない。私も心から楽しめなかった1人で、最初から最後まで全く共感できずに終わってしまった。が、当時のマネージャーの仕事ぶりには、ビックリ仰天。今のように役者ごとに秘書やマネージャーがいた訳ではなく、何人もの役者の公私両方の面倒を、1人で見なくちゃならなかった。必殺仕事人は多忙すぎて、あれじゃ過労死します。


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誘拐されたBaird Whitlockは、台詞を覚えられない大根役者だが、人気がある。彼がいなくちゃ、撮影は進まない。早く探し出せ!そしてこの事件を発端に、頭を抱える問題が次々に起きる。


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次は売り出し中の女優DeeAnna Moran(Scarlett Johansson)が、事もあろうに身ごもっていた。しかも未婚の母になりたいと駄々をこね始める始末。当時は未婚の母など言語道断だったから、ゴシップが洩れないように、もみ消さなければならない。ここでも必殺仕事人が登場。


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華々しい芸能界の裏では、ThoraとThessaly(Tilda Swinton)の双子のゴシップライターが、ハイエナのように嗅ぎまわってネタを探している。この双子は一卵性双生児だが、性格がまるっきり違うのだ。それをTilda Swintonが、まことに面白おかしく演じ分けてくれた。必殺仕事人は、ハイエナをうまくかわす術にも長けている。


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全く使えない若手役者に、最初は懇切丁寧に説明するLaurence Laurentz監督(Ralph Fiennes)だが、あまりの頭の悪さにブチ切れ、必殺仕事人にコイツを何とかしてくれと嘆願。

件のBaird Whitlockはというと、誘拐され拷問を受けて殺された訳ではなく、赤狩り真っ只中の時代に、10名ほどのハリウッドの脚本家が集まって、共産主義や芸術などについての勉強会をする会場に連れて行かれた。そこで彼は多くのことを学んで、再び撮影セットに戻ったときには、台本以外にもアドリブで台詞を喋り、まわりはビックリ。誘拐先が功を奏して、めでたしめでたし、のドタバタ劇だった。


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by amore_spacey | 2016-07-05 01:01 | - Other film | Comments(2)

1000 times good night (おやすみなさいを言いたくて)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (77点)

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【あらすじ】 世界屈指の報道写真家Rebecca(Juliette Binoche)は、アフガニスタンの首都カブールで、自爆テロに出向くための女性に密着取材をしていたが、自爆テロの爆風で瀕死の重傷を負ってしまう。海洋学者で大学教授の夫Marcus(Nikolaj Coster-Waldau)に付き添われ、彼女はアイルランドの自宅に帰ってきた。そこで夫・高校生の長女Steph・小学生の次女Lisaが抱いていた様々な思いを知り、Rebeccaは葛藤の末ある決断をする。(作品の詳細はこちら


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Nikolaj Coster-Waldauが出ているからという、ごく単純な理由で観始めた。が、冒頭の衝撃的なシーンに、ガツンとやられた。ポスターとタイトルから、戦争がもたらす悲恋物語?な~んて的外れなストーリーを、お気楽な私は予想していたからなのです。


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報道写真家に関しては、『バンバン・クラブ』の記事にも書いた。今回は主人公の写真家が、妻であり母である。愛する家族がいるのだ。しかしRebeccaの使命感やプロ意識が強まるほど、自宅で待つ夫や娘たちを苦しめてしまうという、皮肉な状況を生み出す。家族は常に、Rebeccaの死に怯えながら暮らしているからだ。


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「家族にそんな酷な思いをさせてまで、仕事を優先するRebeccaは、エゴイストだ」「家族を犠牲にしてでもやり通すのが、プロフェッショナル」「家族も仕事も…と言うなら、妥協策が必要」などなど、思うところはある。グチャグチャになったRebeccaの気持ちも、分からないではない。

しかしそれ以上に彼女の身勝手さが目立ち、残念ながら全く感情移入できなかった。彼女に憤りすら覚えてしまった。それからあからさまに母親を嫌悪していた娘が、いつの間にかアフリカ行きを決め母親に感謝?この心変わりの早さに、ビックリ。Rebeccaに比重を置きすぎたため、あちこち省略せざるを得なかったに違いない。 


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by amore_spacey | 2016-06-11 00:02 | - Other film | Comments(2)

Carol (キャロル)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 1952年、冬。ジャーナリストを夢見てマンハッタンにやって来たTherese(Rooney Mara)は、クリスマスシーズンのデパートで、玩具販売員のアルバイトをしていた。彼女にはRichard(Jake Lacy)という恋人がいたが、なかなか結婚に踏み切れずにいる。ある日Thereseは、デパートに娘へのプレゼントを探しに来たエレガントでミステリアスな女性Carol(Cate Blanchett)に、ひと目で心を奪われた。それ以来2人は会うようになるが、Carolは夫Harge(Kyle Chandler)と離婚訴訟中であった。生まれて初めて本当の恋をしていると実感するThereseは、Carolから車での小旅行に誘われ、ともに旅立つが…。Patricia Highsmithのベストセラー"The Price of Salt"(1952年)を映画化。(作品の詳細はこちら


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これほど期待ハズレの作品が最近なかったから、軽いショック。いやはや、参りました。小さな娘がいる40代の既婚女性が、夫とは離婚訴訟中。同年齢と思われる女性との関係に一旦終止符を打ち、新たに出会った若い女の子をつまみ食いするお話と言っては身も蓋もないが、事実そうなんだから仕方がない。いい年した大人の女性が、心の隙間を埋めるために無責任な行動に走っただけ。情緒不安定なCarolの身勝手さばかりが目について、イライラしました。あれじゃ、Thereseが可哀想ではありませんか。火遊び的な不倫を純愛と言われても、全く共感できないどころか、却って気持ちが冷めてしまった。ベッドシーンに至っては、言うに及ばず。


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とはいえ、画面の色調や舞台背景、50年代の衣装やバックに流れる曲などは素晴らしく、Cate BlanchettとRooney Maraの競演も見応えがあった。無言の中に漂う空気や2人の指先に多くを語らせるような演出、心の動きの移り変わりをちょっとした表情で表現するRooney Maraは、Cate(今回はやっつけ仕事的だった?)に勝るとも劣らない演技で、なかなかよかった。


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by amore_spacey | 2016-06-01 00:42 | - Other film | Comments(4)

Men & Chicken (メン&チキン)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 奇妙な性癖のある兄Elias(Mads Mikkelsen)と冴えない大学教授の弟Gabriel(David Dencik)は、死に際に残した父親のメッセージから、育ての親が実の親ではなかったばかりか、それぞれ母親も違うことを知った。そこで本当の父親を訪ねて行った彼らは、さらに3人の異母兄弟と遭遇する。家畜だらけの寂れた屋敷で、クセ者揃いの男たちが巻き起こす、奇想天外なルーツ探し狂想曲。(作品の詳細はこちら


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デンマーク映画だしポスターが強烈だったから、何かやらかしてくれるだろうと予想はしていたが、ストーリーが展開するにつれ、バイオレンスやブラックユーモアやシュールな場面が畳み掛けてきて、これらがまた恐ろしくナンセンスでバカバカしくて、前半は大いに笑いました。5人のうちの誰かが出てくるだけで、おかしいんだから。これは、監督や脚本や役者たちの演技力に尽きるでしょう。Madsの風貌や挙動不審や切れっぷりに笑い、弟とのすれ違いや自制心の欠如に悶々とする姿に、切なくなる。


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Eliasはところ構わずマスターベーションを始めるし、お化け屋敷に住む3人の異母兄弟たちは、異常なまでに凶暴で、いい年をした男たち5人が皿の模様(これ、伏線だったのね)を巡って大喧嘩したり、和やかに始まったはずのバドミントンが、血まみれの取っ組み合いに終わったりする始末。哲学や編み物や読み聞かせやハクセイ製作…など、それぞれ素晴らしい特技を持つ一方で、精神面が全く成熟していないため、うっかり地雷を踏んでしまうと血を見ることになる。そんな中で唯一Gabrielだけが‘まとも’といえるかもしれない。が、この作品を観ていると、‘普通’とか‘まとも’の基準が分からなくなってくる。というより、こういったカテゴリー化に意味ある?

家畜だらけで謎の多いお化け屋敷の秘密や、不気味な5人の異母兄弟の出生の秘密が明らかになるにつれ、終盤は猟奇的な空気が色濃くなる。ある意味『ハンニバル』を上回るようなシーンが出てきて、小学校の理科実験室にあった薄暗い一角を思い出し、気分が悪くなった。ホルマリン漬けとか・・・やめてくれェ。


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このまま絶望的なエンディングを迎えるのかと思いきや、父親の実験のせいで重い運命を背負った、凶暴な5人の野生児が、徐々に社会性を身につけ、彼らなりに新しい人生を切り開いていこうとする。実際こんな人たちが隣に住んでいたら、不安と恐怖でおちおち眠ることもできないし、何か事件でも起こそうものなら、速攻で警察を呼ぶに違いない。そんな人たちなんだけど、トコトンまで憎むことができず、何となく愛おしくすら思えてくるから不思議だ。ま、映画の中の出来事だから、都合のいいことを言ってられるんだけど…ね。



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by amore_spacey | 2016-05-24 23:42 | - Other film | Comments(2)

The Dressmaker (ザ・ドレスメーカー)

ネタばれあり!

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 1951年、Tilly(Kate Winslet)は心身を病んだ母親Molly(Judy Davis)の面倒をみるため、オーストラリアにある生まれ故郷の小さな町に帰ってきた。彼女は10歳の時、男の子を殺した疑いをかけられて、追われるように町から出て行った。ヨーロッパ各地を転々としたあと、パリで有名なファッションデザイナーから仕立屋のトレーニングをうけ、ドレスメーカーとして成功をおさめた彼女は、垢抜けない地元の人々を素晴らしいドレスで大変身させていく。しかし彼女はいつまでたっても、未解決の男児殺人の呪縛から逃れられない。そんな彼女を唯一理解し支えてくれたのは、Teddy(Liam Hemsworth)だった。(作品の詳細はこちら


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前半はコメディタッチで展開していくが、どこか素直に笑えないブラック・ジョークが多い。しかも殺された男の子ときたら、意地悪で性格が悪く、「不審な死に方をしても、自業自得だよね」と思わずにはいられない。もやもやした気持ちの中で、パッカーンと突き抜けていたのが、Kate Winsletの衣装だった。原色のドレスが目にも鮮やかで、熟しきった貫禄のあるボディや美しいブロンドの髪を引き立ててくれる。

さて、Kate扮するTillyの帰郷の本当の目的は、殺人の罪をなすりつけた人々に復讐すること。この町の住人にとって、Tilly&Molly母娘は、目障りで邪魔な存在だったから、男児殺人事件の現場にTillyがいたとなれば、邪魔者を消すには好都合という訳だ。しかしこの町の住人たちも、Tilly&Mollyに負けず劣らずの変わり者だから、物事が平和に運ぶはずがない。


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この作品の中で唯一いいヒトTeddy役のLiamは、目の保養&心のオアシス。彼が登場するたびに、胸がドキドキしました。「ひょっとして、(下着の)パンツまで脱いじゃう?」なんて、余計な期待心配までしちゃった。Chris兄貴よりずっとイケメンで可愛いじゃないか。LiamとKateが友人で同年代という設定は、どう考えてもあり得ないが、ま、いいのだ。

なのに、Teddyのあんな退場って…(絶句) 私、ぎゃん泣きしました(T^T) Teddyがいなくなって、重苦しい空気に拍車がかかる。もう観るの、やめようか?(やめなかったけど)


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数奇な人生を歩んできたTillyの母Mollyは、娘の気持ちがよく分かる。しかし、如何せん、天邪鬼で捻くれているため、真っ直ぐ娘を愛することができない。母娘の関係が実に面倒くさくて紆余曲折するが、娘のために最後はヒト肌脱いだ。決めるところはビシッと決める。かあさんの娘を思う気持ちに、うるうるです。


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知らなかったけれど、Hugo Weavingってあちこちで女装を披露してるんですね。えっ、私生活でも?(爆) 女装癖のある警官の登場で、重苦しい空気が幾らか軽くはなったが、いやはや、後味の悪い作品だった。


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by amore_spacey | 2016-05-10 02:31 | - Other film | Comments(2)

Amore, cucina e curry (マダム・マロリーと魔法のスパイス) 

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (75点)

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【あらすじ】 インドのムンバイでレストランを営むKadam家の次男として生まれたHassan(Manish Dayal)は、名料理人の母から絶対味覚を受け継ぐ。だがある晩、彼らの店は選挙絡みの暴動により全焼し、母親まで失ってしまった。失意の父(Om Puri)は子供たちを連れてヨーロッパに移住し、南フランスにある自然豊かな山間の小さな町にたどり着く。(作品の詳細はこちら


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フランスを舞台に、格式あるフレンチレストランのMadame Mallory(Helen Mirren) と、インド料理店の経営者(Om Puri)のバトルが、イタリアのTVドラマBenvenuti a tavolaに登場する、Conforti一家(ミラノ) vs Perrone一家(南イタリア)のバトルに似ていて、可笑しかった。2人のベテラン役者の、落ち着いた佇まいは、さすがキャリアや年の功だなと思う。


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食欲をそそる彩り豊かな料理が登場した。中でもHassanの母親が大鍋に作っていたウニのスープ(ソース?)や、Madame MalloryがHassanと一緒に作ったスパイシーなオムレツ、この2つがとてもおいしそうで気になった。ウニのスープに具は何も入ってないのかなぁ?


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Kadam家の次男Hassanを演じたManish Dayalは、インドのイケメン青年!目の保養になりました。邦画のタイトルは、、、何だかなぁ。


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by amore_spacey | 2016-04-05 01:11 | - Other film | Comments(2)

Julie & Julia (ジュリー&ジュリア)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (76点)

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【あらすじ】 1949年、Julia Child(Meryl Streep)は外交官の夫Paul Child(Stanley Tucci)の転勤でパリにやって来る。そこで食に目覚めた彼女は名門料理学校ル・コルドン・ブルーのプロ養成コースに通い、やがて料理本を執筆するまでになる。その50年後、Julie Powell(Amy Adams)はJuliaの524のレシピを1年で制覇し、ブログに載せるという無謀な計画を実行する。(作品の詳細はこちら


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Julieのたくましさや並外れたユーモアのセンスに笑い転げ、自己実現のために奮闘するJuliaの姿に、思わずエールを送りたくなる。楽しい作品だった。意地になってタマネギを刻むJulieと、『プラダを着た悪魔』の鬼のようなMirandaが、同一人物とは到底思えない。Meryl Streepもこの役を演じるのが、楽しくて仕方がないといった感じだった。ただ・・・大袈裟な演技は滑稽で面白いが、度重なると鼻につく。今回は線上ギリギリ。コメディの度合いは、『マンマ ミーア!』ぐらいが好きだ。


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パワフルでたくましいJulieに対して、Juliaはキュートで愛嬌があり、どんな失敗も許せてしまう。それにしても524のレシピを1年で制覇してブログに掲載って、、、。終わってしまえばあっという間の1年だけれど、目の前にあるこれからの1年は長い。毎日欠かさず1~2のレシピを作り、しかもブログに書き続けるってのは、ド根性がないと出来ない。


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んっ?パステル・ブルーのスーツを着たあの方は、『Glee』でチアリーディング部の顧問を演じた、Jane Lynchですね。背が高いから、目立ちます。かなり天邪鬼なんだけど、根っこは可愛らしいキャラ、そんな彼女が大好き。


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by amore_spacey | 2016-03-26 19:37 | - Other film | Comments(2)

Les saveurs du Palais (大統領の料理人) 

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 フランスの田舎でこじんまりとしたレストランを経営するHortense(Catherine Frot)のもとに、ある日フランス政府の公用車がやって来る。彼女はパリ中心部にあるエリゼ宮殿と呼ばれる大統領官邸へ招かれ、François Mitterrand大統領(Jean d'Ormesson)のプライベートシェフに任命されたのだ。だがこれまで女性料理人がいなかった男社会の厨房で、Hortenseはよそ者でしかなかった。フランス大統領官邸史上唯一の女性料理人の実話を映画化。(作品の詳細はこちら


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大統領官邸と南極基地の厨房の風景。Hortenseの過去と現在の職場シーンを交差させながら、ストーリーが展開していく。大衆食堂のおばちゃん風の彼女が、紅一点で頑張る。男たちの嫉妬や専横に構わず、数々の細かい約束事を時には大胆に無視、栄養士なんかクソ食らえ!で、美味しい料理をつくることだけに、真摯に豪快に突き進んでいく。唯一彼女が気にかけていたのは、自分の料理が大統領を幸せにしているかどうかということ。そんなHortenseの人柄にひきつけられた。


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望まざる栄光を得ながらも、その栄光をあっさりと捨て、自ら望む幸せを掴もうとする、底抜けに強いHortenseの、料理しかないという潔い生き方がかっこいい。南極の最後の日のシーンにほろり。調査隊にとって母親のような存在のHortense、彼らに慕われ、頼りにされていたんだな。


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お腹が空いていたら尚更、お腹が空いていなくても、この映画は食欲のツボを刺激して、困ってしまう。


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真夜中、大統領とHortenseが一緒に食べる、黒トリュフのタルティーヌをみたら、猛烈に食べたくなった助手の青年Nicolas(Arthur Dupont)が、Hortenseの横でいい雰囲気を醸し出していた。


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by amore_spacey | 2016-03-24 21:21 | - Other film | Comments(2)

Mostly Martha (マーサの幸せレシピ) 

私のお気に入り度 ★★★★☆ (82点)

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【あらすじ】 Martha Klein(Martina Gedeck)はハンブルクのフランス料理店で女性シェフとして働いている。優れた味覚と腕前を持ちながらも、オーナーからは“街で2番目のシェフ”と評されていた。Marthaは仕事は優秀だが、逆に自ら食事を楽しむこともない。なかなか人に心を開かず休日も一人で過ごし、デートにも出掛けない。
 だがそんな彼女にも一大転機が訪れる。姉が事故死し、その娘Lina(Maxime Foerste)をMarthaが引き取ることになった。始めは互いにギクシャクしていたが、陽気に人生を楽しむイタリア人シェフMario(Sergio Castellitto)の出現によって、忘れていた心の触れ合いに気付いていく。(作品の詳細はこちら


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料理をメインにしたドイツ映画なんて珍しい。ずいぶん前に観たリメイク版『幸せのレシピ』がなかなか良かったので、このオリジナルも楽しみにしていた。期待を裏切らない作品だった。主役の2人が美男美女でないところにも、親近感を抱いた。

Marthaを演じたMartina Gedeckが、とても魅力的だった。誰にも心を開かず、ひねくれ者で拘りの強いMartha。そこに登場するのが、これまたMarthaに似た性格の姪っ子Lina。自分自身のことさえ持て余しているMarthaに、姪の扱い方なんて分かるはずがない。しかしMarioや階下に引っ越してきたバツイチのSam(Ulrich Thomsen)のお陰で、徐々に角がとれ、心の氷がゆっくり融けていく。固い表情だったMarthaやLinaから、笑顔が見え隠れするようになるにつれ、視聴者も嬉しくなる。


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Marthaが目隠しをされて、味をあてるゲーム。このシーンは本作品もリメイクも、エロティックでドキドキする。最後にMarioが優しく口づけするシーンは、甘くロマンティックでとろけそうになる。音楽も素晴らしい。それからMarioやLinaが厨房でスパゲッティを食べるシーン。Marioのリズミカルなフォーク使いや、ぎこちない手つきで食べるLinaを見ていたら、速攻でスパゲッティが食べたくなった。スパゲッティには、ラーメンのような威力があって、見たらすぐに食べたくなる。満腹でも食べられる。Marthaのセラピストを演じるAugust Zirnerや、階下の隣人を演じるUlrich Thomsenが、何気に可笑しい。


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by amore_spacey | 2016-03-21 18:46 | - Other film | Comments(0)

Eat, Pray, Love (食べて、祈って、恋して)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (62点)

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【あらすじ】 ニューヨークでジャーナリストとして活躍するElizabeth(Julia Roberts)は、離婚と失恋を経た後、全てを捨てて自らを探す旅に出る。イタリアでは食の快楽を追求し、インドのアシュラムでは精神力を高めるべくヨガと瞑想(めいそう)に励む。そして最後に訪れたインドネシアのバリ島では、彼女の人生を大きく変える出会いが待っていた。Elizabeth Gilbertの自伝的小説を映画化。(作品の詳細はこちら


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公開当時ひじょうに評判が悪かったので、Luca Argenteroが出演しているにも関わらず、観ないまま過ぎてしまったが、今回ある調査のため、本作品のイタリア編だけ観た。あちゃーーっ、こりゃヒドイ。「ギャラもらったから出たけど…」なオーラが、どの出演者からも出ていて、痛々しく腹立たしい。なので今回の目的である「食」とLucaの鑑賞のみに集中することにした。


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朝のバール・散歩途中のジェラート・トマトソースのシンプルなスパゲッティ・本場ナポリの特大ピッツァマルゲリータ・友人たちとの食事・ワイン・丸ごとローストしたホロホロ鳥(ターキー?)…。こうしてみていると、イタリアは食の舞台にふさわしい。フレンチや和食に比べれば、彩りや盛り付けが大雑把だけど、素材をいじくり回さないから、素材がよければ、すこぶるおいしい。そしておいしいものを大勢で囲んで食べれば、なお美味しい&楽しい&話が弾む。これなんだなぁ、イタリアの食の醍醐味は。


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でもねェ、何の説明もなく、いきなりJulia姐とLucaが一緒に登場したり、Lucaの恋人?やトスカーナで暮らすLucaの家族が、脈絡なく出てくるのには参りました。「ストーリーは、視聴者の想像力にお任せ」「ヒントをあげるから、適当に補って繋げちゃって下さい」の、丸投げ状態。ロケ中も、何だかなぁ?な場面があったんだろうな。笑顔の素敵なLucaが、まったく冴えないんだもん。妙にひきつった笑いが隋所に出てきて、かわいそうな役どころでした。「ま、でも、ギャラもらってるから、いっか」ってなトコロですかね。それにしても主人公には、まったっく共感できなかったな。


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by amore_spacey | 2016-03-19 00:26 | - Other film | Comments(0)