カテゴリ:- Other film( 359 )

マネーモンスター (Money Monster)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 Lee Gates(George Clooney)が司会を務め、その巧みな話術で株価予想や視聴者への助言を行う高視聴率財テク番組「マネーモンスター」。番組ディレクターのPatty Fenn(Julia Roberts)の指示を聞かず、アドリブ全開でLeeが生放送に臨む中、拳銃を手にした男Kyle Budwell(Jack O'Connell)がスタジオに乱入してくる。彼は番組の株式情報によって財産を全て失くしたと憤慨し、Leeを人質にして番組をジャック。さらに放送中に自分を陥れた株取引のからくりを白日のもとにさらすようPattyに迫った。(作品の詳細はこちら) 


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機内上映第4弾。機内上映の作品を何本か観ていたら、軽食タイムになり、鮭のおにぎりを食べながら、この作品を観た。エーッ、これ、Jodie Fosterが監督なのね。Jodie、いや、本当に素晴らしい。子役スターが、こんなに成長するとは…感慨無量。

金融をテーマにしたサスペンス映画で、多少の専門知識は必要かもしれないが(より楽しめる)、なくても十分面白い。かなり都合よく話が進んでいく訳でもありますが(でないと収拾がつかないし)、まぁ許容範囲でしょうか。初めは軽薄そうなGeorge Clooneyにイラッとしたり、事件発生直後は自分の保身しか頭にない彼が、不快でたまらなかった。ま、おにぎり喰いながら、そんなコト言ってんじゃねぇって話ですが。苦笑


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とか言ってる間にも、状況は刻々と変化していく。George扮するLeeの心情が徐々に犯人に傾き、一緒に不正を暴いていこうとしていく姿が、痛快で気持ちがいい。何よりも、生放送中に立てこもり事件が起きた!この緊迫感がたまらないではありませんか。

そんなLeeに的確な指示を出しながら、最悪の事態を避けるべく奮闘したPattyの姿も印象的。彼女にスポットを当てた訳ではないから、Pattyはスクープをとって手柄を立てたかったのか?悪を暴く公共に対する正義感があったのか?犯人に同情したのか?その辺りの心情が分かりづらかった。Pattyを演じたJulia姐は、縁の下の力持ち的で、地味ながらも圧倒的な存在感がありました。


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by amore_spacey | 2016-09-09 00:39 | - Other film | Comments(0)

マイアミ・ヴァイス (Miami Vice)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 合衆国司法機関の極秘情報がドラッグ密輸コネクションに漏洩する事態が発生。それを受け、マイアミ警察特捜課(ヴァイス)の刑事コンビ、Sonny Crockett(Colin Farrell)とJamie Foxx(Ricardo Tubbs)は南米に飛び現地の犯罪組織と接触し、情報が漏れた原因を見つけ出す任務を任された。(作品の詳細はこちら


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機内上映第3弾。TVシリーズは観ていないけれど、十分楽しめた。ロンゲのColin Farrellが、やんちゃ振りに拍車をかけて、いいわぁ。とにかく主役の2人がクールでカッコいい。突っ込み所満載だけど、そんなの全く気にしない。あれでイイのだ。大雑把で大らかなアメリカ人向きの作品ってことで、OK!


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久しぶりに見たLi Gongが、誰かに似ているな(そっくりさんを見つけるのが好きな私)とフライト中ずっと考えていた。そして着陸寸前に、ピンと来た。山口百恵?


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by amore_spacey | 2016-09-05 00:00 | - Other film | Comments(2)

ヴェルサイユの宮廷庭師 (A Little Chaos)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 1682年フランス。国王ルイ14世(Alan Rickman)は、国の栄華を象徴するヴェルサイユ宮殿の増改築を計画した。そして国王の庭園建築家André Le Notre(Matthias Schoenaerts)は、庭園の建設をSabine De Barra(Kate Winslet)という無名の女性庭師との共同で任されることになる。しかし自由な発想で仕事に臨む彼女と伝統と秩序を大切にしてきたAndréは、事あるごとに衝突してしまう。その後、徐々に彼女の唯一無二であるセンスを認め、彼女の魅力に惹かれていく。(作品の詳細はこちら


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機内上映第2弾。いつもながらKate姐の存在感は、その演技力によるのは間違いが、どっしりした樽のような完熟ボディを抜きに語ることは出来ない気がする。良い意味での落ち着きがあるので、彼女が出ている作品は安心して観ることができる。この作品も最初は女性庭師への風当たりが強く、宮廷内でも田舎者扱いされるが、♪苦しくったって~、悲しくったって~、コートの中では、平気…なの♪ なんて口ずさみながら、持ち前の忍耐力と強い意志で、姐もヴェルサイユ宮殿の庭園を見事に完成させ、宮廷の人々をあっと言わせた。


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そんな彼女とコラボするAndré Le Notreを演じるのは、今注目され脚光を浴びているMatthias Schoenaerts。『胸騒ぎのシチリア』で観た彼は、わたし的には地味でパッとしなかったが、この作品ではかなりイイ線いってるかも?ヅラや重厚な衣装を身に着けた時代劇向きの役者なのかな。でもやっぱり若い頃のプーチン大統領に見える。


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この作品は、Alan Rickmanが監督だったんですね。宮廷のヅラの有無で、全く別人になっていたのが笑えた(Stanly Tucciも)けれど、優しさと厳しさが有り、国王という余所行きの仮面を脱いだときの、まるで普段着のAlanのような気さくさがとてもよかった。難を言えば、BBC制作なので、フランスが舞台なのに英語を喋っている、という不自然さですかね。



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by amore_spacey | 2016-09-02 01:04 | - Other film | Comments(2)

胸騒ぎのシチリア (A Bigger Splash)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (72点)

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【あらすじ】 世界的な人気を誇るロック歌手のMarianne Lane(Tilda Swinton)は、痛めた声帯と心を癒す為、年下の恋人のPaul De Smedt(Matthias Schoenaerts)とシチリアのパンテレリア島で優雅な時間を過ごしていた。ところがMarianneの元彼でカリスマ音楽プロデューサーHarry Hawkes(Ralph Fiennes)が、セクシーな娘Penelope Lannier(Dakota Johnson)を連れて押しかけてくる。歌って踊り続けるエネルギーの塊のようなHarryは、実はMarianneとの復縁を狙っていたのだ。一方若さを持て余したPenelopeは、Paulへの好奇心を募らせていく。Marianneの焦りが最高潮に達した時、思いもよらない事件が待ち受けていた。(作品の詳細はこちら

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お久しぶりです。日本に一時帰国していました。これからしばらく機内で観た作品のレビューを書いていく予定ですが、ぼんやりした頭で観たのと時間が経過していることから、超手抜きレビューになりそうな予感がしています。それでは、機内上映第1弾。

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ということで、年下の恋人のPaulを演じているMatthias Schoenaertsが、「この先有望なイケメン役者」と聞き、しかもTilda SwintonやRalph FiennesやDakota Johnsonなど豪華キャストが揃っているので、か・な・り・期待して観始めた。


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が、何と言ったらいいのか?内容が薄っぺらいのに、始終はしゃぎまくりの異様にテンションの高いRalph Fiennesが妙に浮いていて、目が点&ドン引き!天真爛漫なRalphも決して悪くないし、嫌いではないけれど、あの作品の中では、ただイタかっただけでした。ゴメンなさい、きっと脚本や演出が悪かったんだと思う。Matthias Schoenaertsも私好みでなくて、ガッカリ。彼、プーチン大統領に似てませんか?


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by amore_spacey | 2016-09-01 00:31 | - Other film | Comments(0)

Hail, Caesar! (ヘイル、シーザー!)

ネタばれあり

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 1950年代、テレビの台頭に危機感を抱いたハリウッドは、命運をかけた歴史スペクタクル超大作映画Hail, Caesar!の製作に乗り出す。ところが、その撮影中に主演俳優のBaird Whitlock(George Clooney)が何者かに誘拐された。映画スタジオ内で起こるどんなトラブルにも対応する汚れ仕事請負人Eddie Mannix(Josh Brolin)は、事件解決に向けて動き出すが、その行く手で様々な騒動が起きる。(作品の詳細はこちら


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実在の人物たちをモデルにした作品だが、1950年代に流行ったハリウッド映画や、当時の政治的な背景を知らないと、心から楽しむことが出来ない。私も心から楽しめなかった1人で、最初から最後まで全く共感できずに終わってしまった。が、当時のマネージャーの仕事ぶりには、ビックリ仰天。今のように役者ごとに秘書やマネージャーがいた訳ではなく、何人もの役者の公私両方の面倒を、1人で見なくちゃならなかった。必殺仕事人は多忙すぎて、あれじゃ過労死します。


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誘拐されたBaird Whitlockは、台詞を覚えられない大根役者だが、人気がある。彼がいなくちゃ、撮影は進まない。早く探し出せ!そしてこの事件を発端に、頭を抱える問題が次々に起きる。


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次は売り出し中の女優DeeAnna Moran(Scarlett Johansson)が、事もあろうに身ごもっていた。しかも未婚の母になりたいと駄々をこね始める始末。当時は未婚の母など言語道断だったから、ゴシップが洩れないように、もみ消さなければならない。ここでも必殺仕事人が登場。


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華々しい芸能界の裏では、ThoraとThessaly(Tilda Swinton)の双子のゴシップライターが、ハイエナのように嗅ぎまわってネタを探している。この双子は一卵性双生児だが、性格がまるっきり違うのだ。それをTilda Swintonが、まことに面白おかしく演じ分けてくれた。必殺仕事人は、ハイエナをうまくかわす術にも長けている。


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全く使えない若手役者に、最初は懇切丁寧に説明するLaurence Laurentz監督(Ralph Fiennes)だが、あまりの頭の悪さにブチ切れ、必殺仕事人にコイツを何とかしてくれと嘆願。

件のBaird Whitlockはというと、誘拐され拷問を受けて殺された訳ではなく、赤狩り真っ只中の時代に、10名ほどのハリウッドの脚本家が集まって、共産主義や芸術などについての勉強会をする会場に連れて行かれた。そこで彼は多くのことを学んで、再び撮影セットに戻ったときには、台本以外にもアドリブで台詞を喋り、まわりはビックリ。誘拐先が功を奏して、めでたしめでたし、のドタバタ劇だった。


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by amore_spacey | 2016-07-05 01:01 | - Other film | Comments(2)

1000 times good night (おやすみなさいを言いたくて)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (77点)

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【あらすじ】 世界屈指の報道写真家Rebecca(Juliette Binoche)は、アフガニスタンの首都カブールで、自爆テロに出向くための女性に密着取材をしていたが、自爆テロの爆風で瀕死の重傷を負ってしまう。海洋学者で大学教授の夫Marcus(Nikolaj Coster-Waldau)に付き添われ、彼女はアイルランドの自宅に帰ってきた。そこで夫・高校生の長女Steph・小学生の次女Lisaが抱いていた様々な思いを知り、Rebeccaは葛藤の末ある決断をする。(作品の詳細はこちら


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Nikolaj Coster-Waldauが出ているからという、ごく単純な理由で観始めた。が、冒頭の衝撃的なシーンに、ガツンとやられた。ポスターとタイトルから、戦争がもたらす悲恋物語?な~んて的外れなストーリーを、お気楽な私は予想していたからなのです。


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報道写真家に関しては、『バンバン・クラブ』の記事にも書いた。今回は主人公の写真家が、妻であり母である。愛する家族がいるのだ。しかしRebeccaの使命感やプロ意識が強まるほど、自宅で待つ夫や娘たちを苦しめてしまうという、皮肉な状況を生み出す。家族は常に、Rebeccaの死に怯えながら暮らしているからだ。


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「家族にそんな酷な思いをさせてまで、仕事を優先するRebeccaは、エゴイストだ」「家族を犠牲にしてでもやり通すのが、プロフェッショナル」「家族も仕事も…と言うなら、妥協策が必要」などなど、思うところはある。グチャグチャになったRebeccaの気持ちも、分からないではない。

しかしそれ以上に彼女の身勝手さが目立ち、残念ながら全く感情移入できなかった。彼女に憤りすら覚えてしまった。それからあからさまに母親を嫌悪していた娘が、いつの間にかアフリカ行きを決め母親に感謝?この心変わりの早さに、ビックリ。Rebeccaに比重を置きすぎたため、あちこち省略せざるを得なかったに違いない。 


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by amore_spacey | 2016-06-11 00:02 | - Other film | Comments(2)

Carol (キャロル)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 1952年、冬。ジャーナリストを夢見てマンハッタンにやって来たTherese(Rooney Mara)は、クリスマスシーズンのデパートで、玩具販売員のアルバイトをしていた。彼女にはRichard(Jake Lacy)という恋人がいたが、なかなか結婚に踏み切れずにいる。ある日Thereseは、デパートに娘へのプレゼントを探しに来たエレガントでミステリアスな女性Carol(Cate Blanchett)に、ひと目で心を奪われた。それ以来2人は会うようになるが、Carolは夫Harge(Kyle Chandler)と離婚訴訟中であった。生まれて初めて本当の恋をしていると実感するThereseは、Carolから車での小旅行に誘われ、ともに旅立つが…。Patricia Highsmithのベストセラー"The Price of Salt"(1952年)を映画化。(作品の詳細はこちら


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これほど期待ハズレの作品が最近なかったから、軽いショック。いやはや、参りました。小さな娘がいる40代の既婚女性が、夫とは離婚訴訟中。同年齢と思われる女性との関係に一旦終止符を打ち、新たに出会った若い女の子をつまみ食いするお話と言っては身も蓋もないが、事実そうなんだから仕方がない。いい年した大人の女性が、心の隙間を埋めるために無責任な行動に走っただけ。情緒不安定なCarolの身勝手さばかりが目について、イライラしました。あれじゃ、Thereseが可哀想ではありませんか。火遊び的な不倫を純愛と言われても、全く共感できないどころか、却って気持ちが冷めてしまった。ベッドシーンに至っては、言うに及ばず。


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とはいえ、画面の色調や舞台背景、50年代の衣装やバックに流れる曲などは素晴らしく、Cate BlanchettとRooney Maraの競演も見応えがあった。無言の中に漂う空気や2人の指先に多くを語らせるような演出、心の動きの移り変わりをちょっとした表情で表現するRooney Maraは、Cate(今回はやっつけ仕事的だった?)に勝るとも劣らない演技で、なかなかよかった。


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by amore_spacey | 2016-06-01 00:42 | - Other film | Comments(4)

Men & Chicken (メン&チキン)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 奇妙な性癖のある兄Elias(Mads Mikkelsen)と冴えない大学教授の弟Gabriel(David Dencik)は、死に際に残した父親のメッセージから、育ての親が実の親ではなかったばかりか、それぞれ母親も違うことを知った。そこで本当の父親を訪ねて行った彼らは、さらに3人の異母兄弟と遭遇する。家畜だらけの寂れた屋敷で、クセ者揃いの男たちが巻き起こす、奇想天外なルーツ探し狂想曲。(作品の詳細はこちら


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デンマーク映画だしポスターが強烈だったから、何かやらかしてくれるだろうと予想はしていたが、ストーリーが展開するにつれ、バイオレンスやブラックユーモアやシュールな場面が畳み掛けてきて、これらがまた恐ろしくナンセンスでバカバカしくて、前半は大いに笑いました。5人のうちの誰かが出てくるだけで、おかしいんだから。これは、監督や脚本や役者たちの演技力に尽きるでしょう。Madsの風貌や挙動不審や切れっぷりに笑い、弟とのすれ違いや自制心の欠如に悶々とする姿に、切なくなる。


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Eliasはところ構わずマスターベーションを始めるし、お化け屋敷に住む3人の異母兄弟たちは、異常なまでに凶暴で、いい年をした男たち5人が皿の模様(これ、伏線だったのね)を巡って大喧嘩したり、和やかに始まったはずのバドミントンが、血まみれの取っ組み合いに終わったりする始末。哲学や編み物や読み聞かせやハクセイ製作…など、それぞれ素晴らしい特技を持つ一方で、精神面が全く成熟していないため、うっかり地雷を踏んでしまうと血を見ることになる。そんな中で唯一Gabrielだけが‘まとも’といえるかもしれない。が、この作品を観ていると、‘普通’とか‘まとも’の基準が分からなくなってくる。というより、こういったカテゴリー化に意味ある?

家畜だらけで謎の多いお化け屋敷の秘密や、不気味な5人の異母兄弟の出生の秘密が明らかになるにつれ、終盤は猟奇的な空気が色濃くなる。ある意味『ハンニバル』を上回るようなシーンが出てきて、小学校の理科実験室にあった薄暗い一角を思い出し、気分が悪くなった。ホルマリン漬けとか・・・やめてくれェ。


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このまま絶望的なエンディングを迎えるのかと思いきや、父親の実験のせいで重い運命を背負った、凶暴な5人の野生児が、徐々に社会性を身につけ、彼らなりに新しい人生を切り開いていこうとする。実際こんな人たちが隣に住んでいたら、不安と恐怖でおちおち眠ることもできないし、何か事件でも起こそうものなら、速攻で警察を呼ぶに違いない。そんな人たちなんだけど、トコトンまで憎むことができず、何となく愛おしくすら思えてくるから不思議だ。ま、映画の中の出来事だから、都合のいいことを言ってられるんだけど…ね。



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by amore_spacey | 2016-05-24 23:42 | - Other film | Comments(2)

The Dressmaker (ザ・ドレスメーカー)

ネタばれあり!

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 1951年、Tilly(Kate Winslet)は心身を病んだ母親Molly(Judy Davis)の面倒をみるため、オーストラリアにある生まれ故郷の小さな町に帰ってきた。彼女は10歳の時、男の子を殺した疑いをかけられて、追われるように町から出て行った。ヨーロッパ各地を転々としたあと、パリで有名なファッションデザイナーから仕立屋のトレーニングをうけ、ドレスメーカーとして成功をおさめた彼女は、垢抜けない地元の人々を素晴らしいドレスで大変身させていく。しかし彼女はいつまでたっても、未解決の男児殺人の呪縛から逃れられない。そんな彼女を唯一理解し支えてくれたのは、Teddy(Liam Hemsworth)だった。(作品の詳細はこちら


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前半はコメディタッチで展開していくが、どこか素直に笑えないブラック・ジョークが多い。しかも殺された男の子ときたら、意地悪で性格が悪く、「不審な死に方をしても、自業自得だよね」と思わずにはいられない。もやもやした気持ちの中で、パッカーンと突き抜けていたのが、Kate Winsletの衣装だった。原色のドレスが目にも鮮やかで、熟しきった貫禄のあるボディや美しいブロンドの髪を引き立ててくれる。

さて、Kate扮するTillyの帰郷の本当の目的は、殺人の罪をなすりつけた人々に復讐すること。この町の住人にとって、Tilly&Molly母娘は、目障りで邪魔な存在だったから、男児殺人事件の現場にTillyがいたとなれば、邪魔者を消すには好都合という訳だ。しかしこの町の住人たちも、Tilly&Mollyに負けず劣らずの変わり者だから、物事が平和に運ぶはずがない。


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この作品の中で唯一いいヒトTeddy役のLiamは、目の保養&心のオアシス。彼が登場するたびに、胸がドキドキしました。「ひょっとして、(下着の)パンツまで脱いじゃう?」なんて、余計な期待心配までしちゃった。Chris兄貴よりずっとイケメンで可愛いじゃないか。LiamとKateが友人で同年代という設定は、どう考えてもあり得ないが、ま、いいのだ。

なのに、Teddyのあんな退場って…(絶句) 私、ぎゃん泣きしました(T^T) Teddyがいなくなって、重苦しい空気に拍車がかかる。もう観るの、やめようか?(やめなかったけど)


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数奇な人生を歩んできたTillyの母Mollyは、娘の気持ちがよく分かる。しかし、如何せん、天邪鬼で捻くれているため、真っ直ぐ娘を愛することができない。母娘の関係が実に面倒くさくて紆余曲折するが、娘のために最後はヒト肌脱いだ。決めるところはビシッと決める。かあさんの娘を思う気持ちに、うるうるです。


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知らなかったけれど、Hugo Weavingってあちこちで女装を披露してるんですね。えっ、私生活でも?(爆) 女装癖のある警官の登場で、重苦しい空気が幾らか軽くはなったが、いやはや、後味の悪い作品だった。


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by amore_spacey | 2016-05-10 02:31 | - Other film | Comments(2)

Amore, cucina e curry (マダム・マロリーと魔法のスパイス) 

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (75点)

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【あらすじ】 インドのムンバイでレストランを営むKadam家の次男として生まれたHassan(Manish Dayal)は、名料理人の母から絶対味覚を受け継ぐ。だがある晩、彼らの店は選挙絡みの暴動により全焼し、母親まで失ってしまった。失意の父(Om Puri)は子供たちを連れてヨーロッパに移住し、南フランスにある自然豊かな山間の小さな町にたどり着く。(作品の詳細はこちら


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フランスを舞台に、格式あるフレンチレストランのMadame Mallory(Helen Mirren) と、インド料理店の経営者(Om Puri)のバトルが、イタリアのTVドラマBenvenuti a tavolaに登場する、Conforti一家(ミラノ) vs Perrone一家(南イタリア)のバトルに似ていて、可笑しかった。2人のベテラン役者の、落ち着いた佇まいは、さすがキャリアや年の功だなと思う。


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食欲をそそる彩り豊かな料理が登場した。中でもHassanの母親が大鍋に作っていたウニのスープ(ソース?)や、Madame MalloryがHassanと一緒に作ったスパイシーなオムレツ、この2つがとてもおいしそうで気になった。ウニのスープに具は何も入ってないのかなぁ?


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Kadam家の次男Hassanを演じたManish Dayalは、インドのイケメン青年!目の保養になりました。邦画のタイトルは、、、何だかなぁ。


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by amore_spacey | 2016-04-05 01:11 | - Other film | Comments(2)