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L'ispettore Coliandro

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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Bolognaで起きる様々な事件を軸に、ちょっとドジなColiandro検査官(Gianpaolo Morelli)の身体を張り命を懸けた活躍や、彼を取り巻く人間模様が描かれる。旧市街の柱廊や2つの塔を筆頭に、数少ないBolognaの塔や赤茶けた屋根がフラッシュバックのように映し出される。BolognaがTV刑事ドラマの舞台となるのは初めてでしょう。



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ユニークなのは、上司や相棒や重要参考人には聞かせられないようなColiandro検査官のひとり言や思案が、声になって聞こえてくるシーン。「畜生、こんな仕事押し付けやがって…」「こんないい女とヤルことができたらなぁ。ありえねぇよなぁ、オレなんか…(と言いつつ結局ヤッてしまう)」「糞ったれ、誰だよ、こんな調書を取ったのは?」「警部なんて糞ったれの仕事だよなぁ」「ボローニャなんて糞ったれの街だー!」 

制服と帽子に身を固めて尤もらしい顔をしているが、考えていることは検察官も私たちも似たり寄ったり。本音で押し通すColiandroの若さがいい。風采が上がらず(そうかぁ?わたし的にはタイプ*^^* 母性本能くすぐられます^^)要領の悪さも手伝って、上司からはいつも軽んじられているが、事件の解決に結びつく決定的な証拠はいつも彼が掴んでいる。「今回もキミのお陰で事件が解決したよ、あっはっはっ」という黄門様のような上司の高笑いとともに一件落着、というお決まりのエンディングは、世界共通なのかしら。(公式サイト)


製作国:Italy (Rai 2)
公開年:2006年・2009年・2010年
原作:Carlo Lucarelli
ディレクター:Antonio Manetti, Marco Manetti
キャスト:Giampaolo Morelli, Gloria Bellicchi, Veronica Logan, Roberto Citran ...
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by amore_spacey | 2009-01-31 01:34 | - Italian film | Comments(0)

Australia (オーストラリア)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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第二次世界大戦前夜のオーストラリア。英国人貴族Sarah Ashley(Kidman)は、夫を捜しに北部の町Darwinにやって来た。彼女を迎えたのは無骨なカウボーイDrover(Jackman)。夫の領地に着いたSarahは、夫が何者かに殺されたことを知る。彼女に残されたのは、広大な牧場と1500頭の牛だった。牧場を立て直すため牛を売ることを決心したSarahは、Droverたちの力を借りて牛を引き連れ出発するが…。



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今年初のシネコン鑑賞。166分という長編にも拘らず瞬く間に過ぎました。これは21世紀版「風と共に去りぬ」ですね。Hugh Jackmanってムッキムキ!(驚) ぎゅっとハグされたら肋骨の1~2本くらい簡単に折れますね。Nicole Kidmanは相変わらず美しく気が強くてちょっぴりお茶目。上流階級の生まれでありながらその空気に馴染めず、やっと自分の居場所をDarwinやDroverの中に見つけた時には、可愛い女になってました(*^^*)

先住民であるアボリジニのスピリチュアルな生き方や、土地そのものが持つミステリアスな雰囲気や超自然的な力がこれまた魅力的でした。自然に密着した人間の持つ超能力を観たような気がします。日本軍によるオーストラリア爆撃のシーンでは、かなり居心地悪かったワタクシ。



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ただね、座席がねぇ、前から2番目で、観終わったあと後頭部から首にかけてカチカチに固まってましたー。しかも大スクリーンが目の前5cmだから、画面全体を把握するのに時間がかかるわ、目は疲れるわ。前評判のいい映画は初日に行っちゃダメね。

製作国:Australia, USA
初公開年:2009年
監督:Baz Luhrmann
キャスト:Brandon Walters, Hugh Jackman, Nicole Kidman, Bryan Brown, David Wenham, Gabriella Pession ...
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by amore_spacey | 2009-01-28 23:46 | - Other film | Comments(2)

Poesia Festival 2008 (2)

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シェークスピアになったKim様。
なんて美しいKimさまの指なの?
その指ピストルで狙い撃ちされたい★



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トークショーの司会者を促すKim様。



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朗読を終えた笑顔のKim様。



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ファンに囲まれるKim様。
ワタクシもここにいるはずだった(泣)
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【この項涙ながらに完】

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by amore_spacey | 2009-01-24 21:02 | - Italian film | Comments(2)

Poesia Festival 2008 (1)

今年から大殺界に入ったワタクシです。今頃になってこんな重要なニュースがワタクシの耳に入るなんて、、、まさに大殺界の幕明けにふさわしい出来事でありました(号泣)

去年秋Maranello市のAuditorium Enzo FerrariでPoesia Festival 2008が開催されました。会場にはあのKim様がいらしていたのでございます、わなわなわな(←震えている音、罠じゃありません)。Maranelloと言えばここから車で15分足らずのところ。すれ違いってこういうことを言うのね(号泣) 因みにトークショーが行われた2008年9月27日(土)20時30分以降ワタクシは一体何をしていたのか?去年のカレンダーをひっぱり出して確認してみたところ、、、わなわなわな ……友人宅で夕食なんぞご馳走になってましたデス。暫くの間立ち直れない大打撃 orz ...
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他のゲストと一緒にトークショーに参加するKim様。
背ぇ高けぇな、っつーか座高が長いのか?


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シェークスピアになりきって熱く朗読するKim様。




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シェークスピアの一節を静かに朗読…
ん?Kim様、目ぇ閉じてます?
居眠りの瞬間芸?!



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会場にワタクシに微笑みかけるKim様。。。
妄想の世界にでも浸らないと
やってられないワタクシなの。



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会場のワタクシの質問に答えるKim様。。。

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by amore_spacey | 2009-01-22 22:58 | - Italian film | Comments(0)

Black Rain

私のお気に入り度 ★★★★☆(95点)

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松田優作さん、お元気ですか?わがやのグリたんがそちらで貴方のお世話になっていることと思います。あの子は人懐こくて決して噛んだりしない、とても優しい子でしょう?

ジーパン刑事の頃から拝見しておりました。貴方のような探偵と一緒に仕事ができたらいいなぁ(『探偵物語』)、貴方が私の家庭教師だったら人生観が随分変わったことでしょう(『家族ゲーム』)、などと思いつつ観ていました。最後の映画作品となったこのBlack Rainには、貴方の全てが集大成されているような気がします。あのカリスマ性は未来永劫のものでありましょう。



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勤務先の事務所があまりにもヒマなので(開店休業ってやつ)、データーを1つ打ち込んではぼんやり、また1つ打ち込んでははぁぁっとため息ついておりました。そんな時にふっとよぎったのが、なぜかBlack Rainのシーン。工場の煙突から煙がもくもく立ち込める大阪湾上空や、危なっかしい手つきでうどんを食べるMichaelや、屈託のないAndyの笑顔や、ほろ酔い加減で歌う高倉健さんなどなど。作品をきりっと引き締めるサントラも最高にいいですね。Hans Zimmerさん、好きです。

んでね、気がついたら、もしこの作品のリメイクが決定となり、私がキャスティング・ディレクターに抜擢されたら…なんて妄想の世界にどっぷり浸かっておりましたデス(滝汗) ちらっと浮かんだのが、Michael Douglas → Russell Crowe、高倉健 → 役所広司、松田優作 → 香川照之ってところですが、みなさんはどでしょ?何でRussellかと言えば、それはRidley監督からの厳命だからでしゅ。

製作国:U.S.A.
初公開年:1989年
監督:Ridley Scott
音楽:Hans Zimmer
キャスト:Michael Douglas, Andy Garcia, 高倉健, Kate Capshaw, 松田優作, 神山繁, John Spencer, ガッツ石松, 若山富三郎 ...
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by amore_spacey | 2009-01-16 22:53 | - Other film | Comments(4)

Sciuscia' (靴みがき)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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第二次大戦直後、ローマの街頭で靴みがきをしている少年PasqualeとGiuseppeは、いつかお金をためて馬の持ち主になることを夢みていた。ある日二人はGiuseppeの兄に頼まれて闇商売の片棒をかつぎ、その報酬と貯金をあわせて念願の馬を手に入れる。しかしその喜びもつかの間、二人は逮捕されて少年刑務所送りになってしまう。『Umberto D』『自転車泥棒』と並んでこれもずーんときますな。モノクロだから尚更重い。



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Sciuscia'とは米語のshoe shineをナポリ訛り風に読んだもので、この作品ではローマの高級ブティック街Via Venetoの街頭で靴みがきをしていた子どもたちのことをさす。Pasqualeを演じたFranco Interlenghiが当時を振り返る。「オーディションには街頭で靴みがきをしていた子どもたちが何百人も集まった。私は6時間も待ったあとDe Sica監督の前に出たんだが、次!と順番を飛ばされ、悔しくてまたオーディション待ちの最後列に並び直したよ。その根性が買われたのかどうか知らないが、監督の目にとまり主演の少年の1人を演ずる幸運に恵まれたんだ。」懐かしそうに語る。

社会の底辺に生きる子供たちを描くことで、戦争後の悲惨な状況や、子供たちを利用する大人たちの身勝手さなど、敗戦国イタリアの生々しい現実を映し出している。ネオレアリズモの代表作と呼ばれ、アカデミー特別賞まで受賞した名作ではあるが、あまりにも悲惨な結末を迎えるため、当時イタリア国内では非常に評判が悪かった。前妻との間に生まれた長女Emi De Sicaは、「暗い戦後の混乱期に市民は、アメリカ映画のようなあっけらかんと明るいハッピーエンドの作品を求めていたのに、父があんな作品を次々と作るものだから、知人からは金を返せってよく言われたものなのよ」と苦笑する。アメリカでは高い評価を得たが、それは戦勝国が敗戦国の姿を眺めた映画だったからか?皮肉なものだ。 
 
毎週土曜日の夜11時過ぎに始まるLa valigia dei sogni、この番組は映画が終わったあと作品のロケ地を訪ね、出演者や監督にインタビューする。50~60年前の街と現在の対比(殆ど変わってませんねぇ、現在の映像をモノクロにすれば戦後のイタリアの街に早変わり!)が面白く、役者の生の声を聞くこともできるので楽しみにしている。

製作国:Italy
初公開年:1946年
監督:Vittorio De Sica
脚本:Cesare Zavattini, Adolfo Franci, Cesare Giulio Viola, Sergio Amidei
キャスト:Franco Interlenghi, Rinaldo Smordoni, Annielo Mele, Bruno Ortenzi, Emilio Cigoli ...
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by amore_spacey | 2009-01-11 18:22 | - Italian film | Comments(2)

あの空をおぼえている

ネタばれあり。

私の辟易度 ★★★★★(99点)

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明るい笑い声が絶えない4人とワンコのいる深沢家は、絵に描いたように幸せな家族だった。10歳の英治と6歳の絵里奈の幼い兄妹が、交通事故に遭うまでは。生死の境を彷徨った英治は一命を取りとめるが、絵里奈の短い生涯は残酷にも終わりを告げる。英治は事故直後に空を飛んだ不思議な体験を誰にも打ち明けられないでいる。悲しみのあまり抜け殻のようになってしまった両親の笑顔を取り戻そうと、絵里奈に代わって健気に振る舞うのだが…。

      「みんな泣いて、強くなる」…?けっっ、舐めるんじゃない。


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『ゴッドファーザー』を観たあとだから尚更、竹野内豊の薄っぺらさや陳腐さ、水野美紀のぎこちなさに辟易しました。あんな表情や台詞ってないよ。蝿のようにあちこち飛び回る吉田理琴、ったく、鬱陶しいったらありゃしない。彼女の五月蝿い演技は、鬱々とした空気が漂うストーリーに清々しさと一層の悲しみを、表裏一体で刻印する効果を狙ったつもりなのだろうが、大人たちの演技がなっちゃいないから、まるっきり浮いていた。子どもたちだけで描いたほうがまだマシだったかもしれない。そしてこの期に及んで、オルフェウスを授業に取り上げるって、、、喧嘩売ってんですかァ?強いて言うなら、小日向文世のヅラとワンコに救われた…かしら?!

製作国:Japan
初公開年:2008年
監督:冨樫森
キャスト:竹野内豊, 水野美紀, 吉田理琴, 広田亮平, 中嶋朋子, 小池栄子, 小日向文世 ...
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by amore_spacey | 2009-01-09 22:22 | - Japanese film | Comments(0)

Godfather I~III (ゴッドファーザー Part 1~3)

私のお気に入り度 ★★★★☆(90点)

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マフィアとその家族の絆、名誉と復讐と縄張り争い。彼らは別の世界に生きているかのようにみえるが、生きることに伴う日々の喜びや辛苦は、誰にも同じように用意されているような気がする。Vito Corleoneを演じるMarlon Brandoは素晴らしかった。コメントのつけようがありません。こんな父親や男性が少なくなってきましたなぁ。



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父の後を継いだ三男Michael Corleone。いやぁ、Al Pacino!若いねぇ、美しいねぇ。クールで私情を挟まない、公私混同しない。もう神経にビリビリきますわぁ。



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若き日のVito Corleoneを演じるDe Niro、きゃーーっ、スリムッ☆ ニヒルに笑うところは変わっておりませぬ。彼もクールでした。



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Michael Corleoneの後を継いだVincent Manciniを演じるAndy Garciaがこれまた初々しくていい。『アンタッチャブル』の彼もよかったぁ(*^^*) Vincentは若いだけに切れると何をしでかすか分からない危うさはあるものの、Corleone一族の新しい幕明けを期待させるものはあったが、さすがにこの続編はないだろう?

この世に真っ白・清廉潔白なものはありえない。政界財界は言うまでもなく、ヴァチカンまでもがマフィアと手を結ぶ、これは1970~80年代の大スキャンダルでありました。家族を守るためにやってきたことが自分をどんどん孤独に追い込むことになったMichaelの生涯。最後の一枚の葉が枯れ木からはらりと落ちるように、彼は両親のもとへ静かに旅立っていった。あのワンコが愛らしかったな。Nino Rotaの調べは不朽の名作でございます♪

うちにDVDがあるのに、お正月のTVロードショーで3夜連続で観てしまいました。巷ではパートIIIの評判が宜しくないようですが、Andy Garciaが加わったことで雰囲気が若返り?年を重ねたAl Pacinoとの息も合って、なかなかようございましたョ。

製作国:USA
初公開年:1972 1974 1990年
監督:Francis Ford Coppola
音楽:Nino Rota
キャスト:Marlon Brando, Al Pacino, Robert De Niro, James Caan, Robert Duvall, Diane Keaton, Talia Shire, Andy Garcia, Sofia Coppola ...
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by amore_spacey | 2009-01-08 02:44 | - Other film | Comments(2)