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Kevin Spacey in Sanremo 2009

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サンレモ音楽祭 2009でケヴィ様が歌ってま~す!!!

part 1 & part 2



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by amore_spacey | 2009-02-24 22:28 | Kevin Spacey | Comments(4)

グーグーだって猫である

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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愛猫サバを亡くした女性漫画家の麻子(小泉今日子)は、悲しみで漫画を描けなくなってしまう。ナオミ(上野樹里)らアシスタントも心配で仕方がない。そんなある日、麻子は小さな子猫と出会う。グーグーと名付けたその子猫と暮らしはじめて、麻子の日常は一変、元気な表情が戻ってきた。暫くしてグーグーの避妊手術のために動物病院に向かおうとした朝、グーグーが逃げ出してしまう。必死で探す麻子を助けてくれたのは、近所に住む青年・沢村(加瀬)だった。漫画家・大島弓子の自伝的エッセイ漫画を、『ジョゼと虎と魚たち』や『眉山』など繊細な人間描写に定評のある犬童一心監督が映画化。



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あぁ、猫を飼いたくなっちゃったぁ。麻子先生のところにやってきたグーグーがとっても可愛いんだもん。エリザベスカラーをつけて、すねた顔したグーグーも可愛いらしかった=^^= あの身体の模様は不思議なアブストラクトでしたね。学生時代によく行った吉祥寺界隈がこれまた懐かしいのです。ハーモニカ横丁?あそこに行ってみたい。春の井の頭公園は桜の雲海だろうなぁ。公園の猫たんたちはたくましく愛らしく生きているのね。



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懐かしいと言えば、大島弓子の『綿の国星』、あのチビ猫がとっても華奢ではかなげで可愛らしくて、意外に芯が強かったなぁ。ときどき怪奇的でぴりっと寂しくふんわり優しい大島ワールドに、またすっぽり包まれてみたくなりました。

製作国:Japan
初公開年:2008年
監督:犬童一心
原作: 大島弓子
キャスト:小泉今日子, 上野樹里, 加瀬亮, 田中哲司, 大島美幸, 村上知子 ...


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by amore_spacey | 2009-02-23 23:52 | - Japanese film | Comments(2)

Kevin al festival di Sanremo (ケヴィ様サンレモ音楽祭へ)

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サンレモ音楽祭を観たことがないんです。毎年ゲストが誰だ、司会者がどうだ、視聴率が年々低迷している…云々のはしゃぎぶり&騒がしいニュースを聞くだけでう~んざり。嘗てはもっと格式があったようにも思うのだけれど?!そんなごちゃごちゃを吹っ飛ばすニュースが入ったのであります。サンレモ音楽祭3日目のゲストに、ケヴィン・スペイシー様!ええーーっ?何で音楽祭にケヴィ様?いや、しかし、よくよく考えてみると、ケヴィ様は「Beyond the Sea」で吹き替えなしに最初から最後まで歌っているし、映画や舞台で御馴染みのあのヴェルヴェット・ヴォイスは、サンレモ音楽祭に相応しいではありませんか。

夜9時~深夜1時近くまで続くこの番組、ケヴィ様は一体何時ごろお出ましなんでしょう?夕食&シャワーを済ませ、準備万端でいざTVの前に陣取ったらいきなり睡魔が襲ってきました。「ケヴィ様が出てきたら起こして…」 家族に頼んで私は膝掛け布団をすっぽりかぶってソファーで爆睡。気がついたら「おーい、出てきたよ~」揺り起こされていました。はれれーーっ、ケヴィ様歌ってるぅ♪ 白のワイシャツにジャケットとカジュアルなスタイルで、Frank Sinatraの'Fly me to the moon'を歌ってるぅ(^^) ちょっと高音部が危なかったか?デコがますます広く後頭部のテカリも一段と磨きのかかったキューピー頭だけれど、ケヴィ様のあのヴェルヴェット・ヴォイスですよ。


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歌が終わると椅子が2つ用意され、司会者のPaolo Bonolisとケヴィ様のトークショーへ。彼もオバマ新政権に期待を寄せているのね。アンチ・ブッシュで有名だったからなぁ。ロンドンではMini Cooperに乗って、うちではテリアのMiniを飼っている…Miniを掛けたジョークも、ぷぷっ。可愛がっていたラブラドールのLegacyは、暫く前にお星様になってしまったのね(涙) 退場間際に女優のGabriella Pessionと熱い抱擁を交わし、ケヴィ様は20代の青年のような軽やかな足取りでAriston劇場を去っていったのでありました


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by amore_spacey | 2009-02-21 01:09 | Kevin Spacey | Comments(4)

ありふれた奇跡

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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駅のホームで自殺しようとした中年男(陣内孝則)を助けたことがきっかけで、田崎翔太(加瀬亮)と中城加奈(仲間由紀恵)は出会う。人には言えない心の傷を抱えていた2人は、互いの距離を少しずつ縮めていく。フジテレビ開局50周年記念ドラマ。

『ありふれた奇跡』という全く対照的な言葉を繋いだタイトルからして意味深長ですね。山田太一氏の人間観察力にはさらに磨きがかかってさりげなく鋭い。どの人も多面性を持っている。グレーゾーンがある。普通(って何が普通なんだろう?)でもあり変でもある。単純にいい人悪い人に分けられるものではない。多かれ少なかれ心の中に凸凹や傷や秘密を抱えながら、笑顔を浮かべ何事もないかのように振舞っている。そうしたほうが物事がうまくいく場合が多いから。家族や友人に何でもかんでも洗いざらい話して理解を求める関係だけが、必ずしも理想的ではないのだ。『空中庭園』のような秘密を持たない家族というのは不自然で不気味で、ありえない姿であり長続きしない家族なのだ。

時にはお互いの尖った部分がぶつかりあって傷つけあい、ヒリヒリした傷口を抱えながら一人涙したり相手をなじったりしながらそれを越えていく。お互いの優しい丸い部分が触れ合い交わって、至福のひと時を過ごす。そんな日々の小さなことの積み重ねが人生を紡ぎ出していくのであろう。



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豪華キャストですねぇ。NHK大河ドラマの頃から思っていたのだけれど、仲間由紀恵ちゃんってホントに声がいい。『それでもボクはやってない』の加瀬亮くんのあの煮え切らない「あ、はい…」という返事がいかにも彼らしいんだなぁ。

2人の主人公を固める脇役陣がこれまた素晴らしく、それぞれの持ち味を生かして、うまい、うますぎるよ~!私は左官屋の家族になりたいなぁ。井川比佐志のじーちゃんがいいわぁ。『鎌田行進曲』の銀ちゃんの印象が強く残っている風間杜夫のとぼけ振りや、飄々とした岸部一徳がいいですねぇ。女装もメチャクチャ似合ってる(^^) ぼそっとした素朴な松重豊の親バカぶりにほっこりするし、母親や妻以外に女の部分をも演じ分ける戸田恵子もいい。三白眼の陣内さん、ちょっとコワイですが(減量しすぎ?)、、、こんな役もあいますね。食後に自分の部屋でこっそり日本酒をたしなむ八千草薫は、相変わらず可愛らしいんです。第6回まで終了して只今佳境を迎えているこのドラマの行方がとても気になります。

製作国:Japan(フジテレビ)
初公開年:2009年
脚本:山田太一
プロデューサー:中村敏夫、長部聡介、樋口徹
キャスト:仲間由紀恵, 加瀬亮, 風間杜夫, 戸田恵子, 松重豊, 陣内孝則, 井川比佐志, 岸部一徳, 八千草薫 ...


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by amore_spacey | 2009-02-18 22:42 | - Japanese film | Comments(2)

Umberto D (ウンベルト・D)

私のお気に入り度 ★★★★☆(88点)

ネタばれあり。


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Umberto Ferrari(Carlo Battisti)は約半世紀の間まじめで地味な官吏生活を送ったあげく、クビになった七十歳の老人である。今はわずかな恩給を頼りに愛犬Flickとアパート暮しだが、部屋代がたまって追いたてをくっている有様。アパートにはMaria(Maria-Pia Casilio)というやさしい娘が、意地の悪い女管理人(Lina Gennari)の小言をくらいながらもまめまめしく働いていた。つらい浮世を嘆く孤独な老人と娘は折にふれてなぐさめあった。



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とうとうアパートから追い出されたUmbertoは、せめて愛犬のために安らかな住いを見つけてやろうと足を棒にして探すが、この犬をかわいがって置いてくれそうなところはどこにもない。ぎりぎりまで追い詰められた彼は、愛犬と一緒に死のうと決心する。列車が近づいて来た。一瞬犬は大声で鳴き叫んだ。そして轟然とともに列車が通過して行った。Umbertoは残り少ない人生をこの犬と生きて行こうと決めた。何の希望もあてもなく辛いことに違いないが、一匹の犬が自分の命を救ってくれたのだ。老人は愛犬の名を呼び、道端の松ボックリを拾って遠くへ投げると、再び犬と連れ立って歩きはじめた。

絶望や現実を超えた飄々とした中に、じわりと哀愁が漂うCarlo Battistiの演技は素晴らしかった。ああいう押さえた演技が、いつまでも心に残るのだ。ワンコも可愛かったなぁ、うるうる。ご主人の命を救ったんだもの、あのワンコこそ忠犬でございます。このUmberto老人のような背中を見て育ったのが、Vittorio De Sicaなんですね。

製作国:Italy
初公開年:1952年
監督:Vittorio De Sica
キャスト:Carlo Battisti, Maria-Pia Casilio Lina Gennari, Ileana Simova, Elena Rea, Memmo Carotenuto ...
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by amore_spacey | 2009-02-14 23:27 | - Italian film | Comments(0)

歩いても歩いても

私のお気に入り度 ★★★★☆(92点)

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ある夏の終わり。失業中の良多(阿部寛)は妻(夏川結衣)と息子を連れて兄の命日に実家を訪れた。開業医だった父(原田芳雄)と昔から反りの合わない良多は現在失業中ということもあり、気が重い帰郷である。姉・ちなみ(YOU)の家族と共に楽しく語らいながら、母(樹木希林)は料理の準備に余念がない。その一方で相変わらず家長として医師としての威厳にこだわる父。台所、食卓、墓参り、海への散歩。どこにでもある日常の風景。息子を亡くした傷の深さ、兄へのコンプレックス、受け入れ難い親の老いなど、何気ない会話からそれぞれの複雑な感情があぶり出されていく。誰もが自分自身と重ね合わせずにはいられない作品であろう。


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真っ暗なスクリーンに、ゴシゴシ音だけがきこえてくる。人参と大根を調理する手のアップに続いて、母娘らしき2人の会話が始まる。冒頭のこのシーンに目が釘付けになった。昔ながらの台所に並んで、母は包丁で人参を娘は皮剥き器で大根を剥いている。小気味のよい手さばきでミョウガを薄く切っていく。茹でた枝豆に塩を振り、ざるを上下させながら塩を満遍なく全体に行き渡らせる。鞘から出した大量の枝豆とミョウガを寿司飯に入れてさっくり混ぜ合わせれば、枝豆とみょうがの混ぜ寿司が出来上がる。母の十八番料理は、大粒のとうもろこしを使ったコーンの掻き揚げ。「早くおあがり。揚げ立てがおいしいんだからね。」 そして冷やしたスイカやお持たせのシュークリームや店屋物の鰻重。食卓の風景は何度見てもいい。

大事件が起こるわけではない。激しいアクションや感極まる幸せや悲しみなどもない。海の見える坂の町のごく平凡な住宅街に暮す、平凡な人々のある夏の一日を淡々と描く。是枝監督は役者の一瞬の心の動きをも取り逃がさないかのように、役者の動きをかなり長いスタンスで撮影している。使い込まれた昭和の家の中の何気ないショットや、役者たちのセリフや表情や仕草が心の奥深くにじわっと沁みて、懐かしく面映くぎこちない感情が目覚め、家族や人のことをとてもいとおしく思えるのである。



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反りが合わないから父と2人だけになると、良多はいっそう間が悪く居心地が悪い。いったい何を話してよいのやら。気を揉んだ挙句の果てに出て来た言葉にうろたえ、さらに気まずくなって自己嫌悪する。同じような光景が私の子どもの頃にもあった。原田芳雄が演ずる父は、わが父そのもの。亭主関白で家長としての威厳に拘る父の存在は疎ましかった。可愛がってくれているのが分かるから、尚更その狭間にいた私は鬱陶しかったのだ。彼が上機嫌な時には楽しいが、一旦雲行きが怪しくなると、彼の一喝で盛り上がったその場の雰囲気が一気にしぼんでしまう。嵐が来る前にそれぞれの部屋に逃げ込む。

そんな気持ちを今でも引きずっているから、父と電話で話すのは苦手で苦痛だ。こちらから電話をかける時には、「母が出ますように」と真剣に心の中で祈ってしまう私は、まだまだ大人になりきれない。しかし父の声を聞くと母が電話口に出た時より妙にほっとするのだから、人の気持ちは一筋縄ではいかない厄介なものだ。良多がつぶやく「いつもちょっとだけ間に合わない」、それは自分の人生や年老いた両親への親孝行や子育てにおいてもいえること。きっちり帳尻のあう人生は少なく、概ね人々はそうした小さな後悔を背負いながら生きているのだと思う。



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樹木希林が巧い、巧すぎます!家に迷い込んだ蝶を追うシーンは鳥肌モノでした。『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』での母親役を超える巧さでありました。ルックスだけで?勝負していた若い頃に比べると、阿部寛は独特のオーラをまとい確実に味のある&存在感のある役者になってきて、すごくいいのだわぁ(^^) いしだあゆみの「ブルー・ライト・ヨコハマ」は、リアルタイムで覚えてますョ。

製作国:Japan
初公開年:2007年
監督:是枝裕和
キャスト:阿部寛, 夏川結衣, YOU, 高橋和也, 田中祥平, 加藤治子, 寺島進, 樹木希林, 原田芳雄 ...
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by amore_spacey | 2009-02-08 18:25 | - Japanese film | Comments(2)

Il Generale della Rovere (ロヴェレ将軍)

ネタばれあり。

私のお気に入り度 ★★★★☆(84点)

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第二次大戦末期の1944年。連合軍は南伊を解放し、ナチスの支配する北伊に迫っていた。ナチス占領下のGenova市に、Grimaldi大佐と自称する中年男がいた。本名をVictorio Emanuele Bardone(Vittorio De Sica)という彼は、バクチと女に身をもちくずし、ナチス司令部の下士官と結託して、イタリア・パルチザンを釈放してやると称して家族から金をせしめている詐欺師だった。

その頃連合軍は北伊のパルチザンと連絡をとるため、イタリア人のRovere将軍を秘かに南伊に潜入させたが、ナチスに発見され射殺された。そこでナチスの司令官は偽のRovere将軍を仕立て、彼をオトリにパルチザン組織を探ることを思いつく。替え玉に選ばれたGrimaldiはRovere将軍になりすましてミラノの刑務所に送りこまれる。しかしナチスの手先となり国のために闘うパルチザンを裏切って卑怯者の密告者として生きるより、勇敢な愛国者Rovere将軍として銃殺の刑に処せられることを選ぶのだ。



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この作品はVittorio De Sicaの独壇場でしょう。人の弱みに付け込んで甘い言葉をささやく詐欺師から将軍になりすましたナチスのスパイという複雑な役まで、、、お見事でございましたっっ。あんな素敵なオジサマに耳元でささやかれたら、ありったけのものを貢いでしまいますわ。それが詐欺だと分かって一文無しになっても、「いい夢見させてくれたから」許してあげられるわ、きっと。

ところでここまで書いてきてふっと疑問が湧いてきました。ナチとナチスの違いって何?

製作国:Italy
初公開年:1959年
監督:Roberto Rossellini
キャスト:Vittorio De Sica, Hannes Messemer, Vittorio Caprioli, Sandra Milo, Giovanna Ralli, Anne Vernon ...
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by amore_spacey | 2009-02-06 02:20 | - Italian film | Comments(0)

空中庭園

私のお気に入り度 ★★★★☆(81点)

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「何事もつつみ隠さずタブーをつくらず、できるだけすべてのことを分かち合う」 母親らしいことを何ひとつしてくれなかったさと子への反発から、いつも笑顔で幸せな家庭であり続けようとする絵里子が決めた京橋家のルールである。だが家族はそれぞれに秘密を持っていた。夫の貴史はふたりの愛人の間を行き来し、娘のマナは不登校を続け、建物に興味を持つ引きこもりがちな息子のコウは、父の愛人と知らずミーナを家庭教師に迎える。幸せごっこを続ける絵里子は、この家族は、これからどうなるのか?

まさか映画を観ながら眩暈を起こすとは思ってもみませんでした。円を描き続けるカメラワークに、不覚にも途中で酔ってしまいました。あれを観ながら何とも嫌ぁな浮遊感を体験しちゃったんです(汗)

これは家族再生の物語というより、絵里子の精神の再構築と回復を描いた作品でしょう。「子どもの頃から自分の誕生や存在を喜ばれなかった」「幸せな家庭を築かなくちゃいけない」「家族に秘密があってはだめだ」という思い込みが、逆に彼女の精神を追い詰め、憎しみと絶望はどんどんエスカレートしていく。彼女は陰ばかり見ていて、光のあたった部分は全く目に入らなかったのだ。



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ぐうぜん実家で一枚の写真を見つけたことによって、彼女の中に過去の記憶や思い込みに対する疑問が沸く。病身の母は母なりに懸命に自分のことを思いやってくれていたのに、気づかなかった。親に守って欲しかったのに守ってもらえず(と思い込んでいた)、自分で自分を守ろうと少女の頃から必死に生きてきた絵里子、ギリギリのところで自分を保っていた彼女の中で、その時何かが弾けた。慟哭と号泣が団地のベランダに響き渡る。封印されていた憎悪や絶望や怒りが雨と一緒に流れるのである。うーむ、あそこは何も血の雨でなくてもよかったのでは?

母のさとこ(=おばあちゃんのさっちゃん)が、家族というものを一番分かっていたのではないかな。 「繰り返せばいい、やり直せばいい。」 自分自身も家族も日常生活もそれでいいのだ。四角四面に考えて追い込むことなんかない。さすがは大楠道代!彼女がビシッとしめてくれました。浮ついて散漫でどっちに向いて進んでいるんだか分からないストーリーが、彼女の登場で徐々に収束しましたからね。ものすごい求心力の持ち主です。

たかだか家族が誕生日を覚えてくれていたくらいで、過去の苦い思いが清算されるほど、絵里子が負った傷は浅くない。あのフィナーレはかなり安易でございます。と、最後に文句を1つ、2つ。

製作国:Japan
初公開年:2005年
監督:豊田利晃
キャスト:小泉今日子, 板尾創路, 鈴木杏, 広田雅裕, 永作博美, 瑛太, ソニン, 大楠道代, 國村隼 ...
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by amore_spacey | 2009-02-04 23:03 | - Japanese film | Comments(0)

Il Commissario Montalbano

私のお気に入り度 ★★★★☆(84点)

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孤高のインテリ中年警部Montalbanoが活躍するTV刑事シリーズドラマ。Luca Zingaretti演じる頭テカテカのMontalbano警部は、頑固なシチリア人気質で、美しい女性にはめっぽう弱い。しかしその鋭い勘と大胆な捜査で次々と難事件を解決して行く。彼をとりまく個性的な登場人物も人気の秘密。シチリア各地で撮影された事件現場の風景や劇中に登場する食卓などの日常生活も見所なのであーる。



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食事のシーンがいいんですよね。魚介類のスパゲッティが出てきた日には、夕食後だというのにもう1度スパが食べたくなっちゃう。海の見える広いテラスでの食事のシーンもいいわぁ。打ち寄せる波の音を聞きながら、Montalbanoと2人っきりでお食事(*^^*)



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しかしMontalbanoのイメージが強烈すぎて、Luca Zingarettiが他の作品の全く違う役柄を演じても、、、Montalbano警部なんです(汗)

製作国:Italy
公開年:1999年~
原作:Andrea Camilleri
キャスト:Luca Zingaretti, Peppino Mazzotta, Angelo Russo, Davide Lo Verde, Jennifer Ehle, ...
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by amore_spacey | 2009-02-01 17:49 | - Italian film | Comments(2)