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Sanguepazzo

私のお気に入り度 ★★★★☆(88点)

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【あらすじ】 ファシズムの嵐が吹き荒れる1930年代のローマ。下積み中のLuisa Ferida(Monica Bellucci)は、Golfiero監督(Alessio Boni)に見出されて大女優への道を歩み始める。彼女の憧れだった人気役者Osvaldo Valenti(Luca Zingaretti)との共演が実現し、2人の役者は公私ともに栄光と幸せの頂点に立ったかに見えた。しかしファシズムを支持しパルティザンと戦うDecima MASに加盟したOsvaldoの活動が、彼らの運命を決定的なものにするのであった。



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Luisa Ferida&Osvaldo Valentiと言えば、ファシズム体制下にあったイタリア人にとって忘れ難い役者で、若かった姑も彼らの名をよく見聞きしたという。その2人をMonica姐&Luca Zingarettiが共演、また女優に仕事上の立場を超えた恋慕の念を抱くGolfiero監督をAlessio Boniが演ずるなんて、夢のようなキャスティングではありませんか。しかもMarco Tullio Giordana監督の『輝ける青春』で共演したLuigi Lo CascioやAlessio BoniやSonia Bergamascoがこの作品で再会している。監督御用達の役者さんたちなんだろう。



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息の合ったLuca Zingaretti&Mocica姐が素晴らしかった。TVドラマ『モンタルバーノ警部』の柔和な表情は殆ど観られず、コカイン中毒でトリップしたり禁断症状に苦悩する様は鬼気迫る。コカインを買う金を工面するために、汚れた仕事にも手を染めるMonica姐の健気さや気丈さや悲哀は、ゴージャスで女王様的な彼女が演じたからこそずっしり心に響いた。この2人のベッドシーンはヨダレもの、うほほーっ!Alessio Boni様は今回もちょっぴり神経質なナイスガイで、わたくしを裏切らなかった(*^^*) 少しお痩せになったかしら?そんな彼とMonica姐。2人は決して言葉にしなかったけれど、あんな密やかな愛の形もあるのね、うるっ。

それにしてもLuca ZingarettiやMonica姐のような役者が、作品の中で別の作品(劇中劇)を演ずる場合、どういった役作りをするの?「役者は色んな役柄を演ずることによって、自分の新たな面を発見し、同時に自分の中に溜まったものを吐き出すことができる」と愛するKevi様は仰ってますが、劇中劇の場合も自分軸が揺らぐことはないのかしら?ないわよね、プロだもの。 

製作国:Italy & France
初公開年:2008年
監督:Marco Tullio Giordana
キャスト:Monica Bellucci, Alessio Boni, Luca Zingaretti, Luigi Lo Cascio, Maurizio Donadoni, Tresy Taddei, Luigi Diberti ...


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by amore_spacey | 2010-05-31 03:46 | - Italian film | Comments(0)

Il cielo e' sempre piu' blu

私のもやもや度 ★★★★☆(90点)

【あらすじ】 1990年初頭のローマのある一日を、58人の役者によって描かれた約30のオムニバス映画。

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4~5分足らずの話がフラッシュバックのように幾つも登場する。どこにでも転がっているような、誰でも経験するような出来事の中に、1つ2つショッキングな事件も組み込まれている。まとまりがなく曖昧でどんよりとした空気が流れ、ルーチンワークに退屈した人々。それを増幅する耳障りなBGM。「あなたも、あなたの隣に住んでいる人も、自動車整備士も作家もジャーナリストもセールスマンも…、み~んな似たり寄ったりの思いを抱えながら日々を過ごしているんですョ」ってなことがテーマだったのか?豪華キャストに惹き付けられて観たが、もやもや~~。



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最近CMでよく流れるシンガーソングライターRino Gaetano(1950~1981年)の♪ Ma il cielo e' sempre piu' blu ♪(音が出ます!)が、この作品に使われている。庶民の鬱屈した思いや叫びがぎっしり詰まっている。1975年に発表されたEP盤で爆発的な人気を呼び、その後他のポップス歌手によるカバーヴァージョンが出された。この曲が発表されてから四半世紀以上経っているのに、世の中の状況はそんなに変わっていないんだな。むしろじわりじわりと悪化しつつあるのかしら?(● _ ●;)

製作国:Italy
初公開年:1995年
監督:Antonello Grimaldi
キャスト:Luca Barbareschi, Claudio Bisio, Silvio Orlando, Gianmarco Tognazzi, Asia Argento, Margherita Buy, Monica Bellucci, Francesca Neri, Alessandro Baricco, Sergio Rubini, Dario Argento, Piero Natoli, Gabriele Salvatores, Daniele Luchetti ...


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by amore_spacey | 2010-05-29 01:36 | - Italian film | Comments(0)

Elio Germanoおめでとう!

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第63回カンヌ映画祭で最優秀男優賞を受賞!伊人役者としては1987年のMarcello Mastroianni以来という快挙であります。あれっ?Nanni Morettiが代理受賞?^^



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イタリア共和国を支えるイタリアの庶民に捧げたという
"La Nostra Vita"



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by amore_spacey | 2010-05-26 00:05 | - Italian film | Comments(2)

My Sassy Girl (猟奇的な彼女)

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 大学生のKyun-woo(Tae-hyun Cha)は、地下鉄の中でベロベロに酔っ払った彼女(Gianna Jun)と出会う。周囲に彼女の彼氏だと間違われたKyun-wooは、彼女を介抱するハメに。そこから2人の付き合いは始まるが、彼女は凶暴な性格でKyun-wooを家来のように扱う。しかし彼は彼女に惹かれていたのだ。



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猟奇的!なんて衝撃的なタイトルがついているから、バラバラ殺人事件とか生首ホルマリン漬けが登場するのかと思ったら、ラブコメだったのね、ほっ。韓国映画のホラーって、トコトンやるから実は不安だったのだー、ホラーだったら観るのをやめようって(苦笑) 幾つもの伏線が徐々に解き明かされ、ラストシーンで「そうだったのかぁ」と唸った。観終わったあと全てが分かったので、またもう1度きちんと観たい!と思いました。オレについて来い!な彼女とKyun-wooの関係が21世紀らしく、彼女にかしずく彼が微笑ましくて面白い。彼女がぽろりとこぼす涙にドキッ★ さらさらのロングヘアに清潔な色気♪ あのゲロはとてもリアルだったな(滝汗) 『イル・マーレ』のGianna Junだったのね。

製作国:South Korea
初公開年:2001年
監督:Jae-young Kwak
キャスト:Tae-hyun Cha, Gianna Jun, Jin-hie Han, Sook-hee Hyun, Il-woo Kim, In-mun Kim ...


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by amore_spacey | 2010-05-24 04:25 | - Asian film | Comments(2)

Ex (元カレ/ カノ)

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 転勤で国を越えた遠距離恋愛になってしまうカップル、離婚するにあたってお互いに子供の親権を放棄しようとする夫妻、元恋人をあきらめきれず、新しい恋人が出来ようものなら脅迫して別れさせようとするストーカー警官、結婚間近なのに神父になったかつての最愛の恋人に出会ってしまったスーパーのレジ係など、問題を抱えた様々な年齢のカップルや夫婦の6つのエピソードが絶妙に織り交ぜられながら、愛の素晴らしさや切なさが描かれる。



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エピソードを盛り込みすぎて尻切れトンボに終わった『バレンタインデー』と大きく異なり、こちらは登場する男女が多いにもかかわらず、各々の繋がりや絡み具合に無理がなく(あんな偶然はありえない!という無粋な突っ込みはやめよう)、どの役者もハマり役で巧い!Silvio Orlando扮するLucaと妻が繰り広げる汚い言葉てんこ盛りの罵りあいは、イタリアのどこかで日々展開されているリアルな喧嘩そのもの。だから私たちは腹を抱えて笑いながらも、あのシーンに自分の姿を重ねて、ふっと恥ずかしくなり内省するのだ。

親権放棄をしようとする夫婦に「大切なのは家族の絆ですよ」と正論を振りかざす判事が、家に帰れば長年連れ添った妻に暴言を浴びせる、なんてのはよくある風景だ。Silvioの逆切れぶりがすごいや(≧∇≦) ああいうシーンはイタリア女(Giovanna Mezzogiornoの十八番)だけのものと思ってたけど、男もやるじゃないか。彼と言いAntonio Albaneseと言い、ずんぐりむっくりで見るからに風采が上がらない。地味な哲学者や実直な公務員がピッタリで、何を考えているのかちょっぴり謎。でも本音をむき出しにした時に人間味が滲み出る可愛い男たちである。状況を冷静に客観的に判断する子どもたちには、いや、参った。うちの娘と似たり寄ったり(汗) 真実を突いているだけに、大人は口をあんぐり。どのエピソードも丸く収まるかに見えるが、同じようなことが第2ラウンド、第3ラウンド…と続くんだろうな。



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しかし、たまげた。1997年のサンレモ音楽祭で優勝したJalisseの♪ Fiumi di parole ♪(音が出ます!)を、こんなところで聞くとは!後にも先にもヒット曲はアレだけで、優勝後ポップス界から姿を消したと思っていたのに、地方巡業や温泉町で細々と歌っていたのかしらん?大好きなBiagio Antonacciの♪ Tu mi piaci ♪(音!) がとても効果的に使われていたのは嬉しかった(^^) 日本語タイトルもうまいっ!

製作国:Italy
初公開年:2009年
監督:Fausto Brizzi
キャスト:Claudio Bisio, Elena Sofia Ricci, Nancy Brilli, Cristiana Capotondi, Fabio De Luigi, Alessandro Gassman, Claudia Gerini, Silvio Orlando, Gianmarco Tognazzi ...


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by amore_spacey | 2010-05-21 00:01 | - Italian film | Comments(4)

Generazione 1000 euro (1000ユーロ世代)

ネタばれあり。

私のお気に入り度 ★★★★☆(85点)

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【あらすじ】 Matteo(Alessandro Tiberi)は優秀な成績で大学の数学科を卒業したが、ある会社のマーケティング部門の契約社員というポストに甘んじている。大の仲良しでプレイステーション・オタクのルームメイトFrancesco(Francesco Mandelli)は、しがない映画館の映写機係。ある日MatteoはValentina(Francesca Inaudi)から、付き合いを一旦休みましょうと告げられた。またマーケティング部門に新しく就任した副部長や職場のAngelica (Carolina Crescentini)や新しいルームメイトBeatrice(Valentina Lodovini)の登場で、それまでのMatteoの人生が大きく変わろうとしていた。



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アパートの床が抜けたり、契約社員にビッグなプロジェクトが舞い込んだり、官能的な女性がルームメイトになったり、と有り得ないエピソードはあるが、Matteoが自分の身の丈にあった生活を選ぶという締め括りに共感を覚え、そんな1000ユーロ世代に心から応エールを送りたい。世の中捨てたもんじゃないよ、というメッセージがラストシーンに込められているようにも見える。

しかしこれを観て、「バカ言ってるんじゃないよ」「そんなうまい話があるわけねぇよ」と毒を吐きたくなる若者は多いに違いない。『見わたすかぎり人生』のMartaのように、イタリアの若年層は学校を出てもコネがなければなかなか仕事に就けない。さらにこの不況の追い討ちで、大学を出たはいいが仕事が見つからず、専攻分野とは無関係の仕事や短期バイト&派遣を転々として食い繋ぐ。それでも仕事がないよりはマシと慰め割り切る。そんな状況に甘んじている。そして優秀な頭脳は国外流出。不況が晩婚化やシングル化や実家へのパラサイト化を加速させていることは、否めない。



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主人公のルームメイトFrancescoを演じた冴えない男の子Francesco Mandelliは、MTV&Radio105のパーソナリティ&役者として大活躍している。若いながら味のある役者で、『イタリア的、恋愛マニュアル』では、Tommaso(Silvio Muccino)のルームメイトとして登場。コメディ畑でならしただけあって、彼の突っ込みはシニカルだが的を得ていて鋭い。MTVのI Soliti Idioti(音が出ます!)では、色んな馬鹿キャラを演じ分けて(あれはメイクも凄すぎ!)笑わせてくれる(≧∇≦) 彼の今後の動向に注目!Valentina Lodoviniは今回も官能的&魅力的♪ 彼女のあんな谷間を見たら、男ならそそられるよね、じゅるっ。

製作国:Italy
初公開年:2009年
監督:Massimo Venier
キャスト:Alessandro Tiberi, Carolina Crescentini, Valentina Lodovini, Paolo Villaggio, Francesco Brandi, Francesca Inaudi, Francesco Mandelli ...


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by amore_spacey | 2010-05-19 00:00 | - Italian film | Comments(0)

The Tudors season 4 episode 2-5 (チューダー朝 シーズン4 第2~5話)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 Henry VIIIの5番目の妻として選ばれたKatherine王女(Tamzin Merchant)は、Anne Boleynの従妹で20歳にも満たない世間知らずのうら若き乙女である。何とかして王の跡継ぎを生もうと頑張るが、一向にその兆しが見えないばかりか、老体&病体の王は夜の生活から遠のくばかり。そんな倦怠感から抜け出すように、彼女は婚外交渉にスリルを求めていく。その相手は王の側近Thomas Culpepper(Torrance Coombs)であった。しかし甘美な逢瀬はいつまでも続かない。王の大逆鱗に触れ、愛人2人とともに反逆罪に問われて王女は処刑される。



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ああぁ、王女ともあろう方が一体何てことをしでかしたのだ!Henryを怒らせちゃうなんて。①王女が処女ではなかった。②彼女は宮廷入り前に肉体関係を持った男を側近として採用させた。③王の側近と何度も肉体関係を持った。こりゃ、王の逆鱗に触れるわな。男の沽券にかかわるノダ。夜の生活は遠のいても、残虐な血は騒ぐ。情け容赦ないよ。

イタリアの古城や城砦を訪れると、拷問の間や拷問道具の展示がお約束ですが、実際に使うのはこのドラマで初めて見た。手足の爪を、健康な歯を、1枚ずつ抜き取っていく生殺し。生き馬の目をくりぬく、という例えがあるけれど、この時代は生身の人間が目をくりぬかれていた。ぞわぁぁぁ~。痛そー。と言いながら、血生臭い残酷なシーンを見たいという相反する気持ち。



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浮気を重ねる若き2人がもっと賢ければ、肉欲に身を任せなければ、こんな事態を引き起こすことはなかっただろう。壁に耳あり、障子に目あり。いつの世にもチクリ屋はいる。側近だから侍女だからと安心するなんて、とんでもない。奴らは噂話やスキャンダルに飢えているのだ。いつの世も同じね。さそり座は2012年10月7日まで浮気をすると碌なことが起きない星回りらしいので、そちら方面は自粛します。

製作国:USA
初公開年:2010年
番組制作:Michael Hirst
キャスト:Jonathan Rhys Meyers, Henry Cavill, Tamzin Merchant, Joely Richardson, James Frain, Annabelle Wallis, Alan Van Sprang, Joss Stone ...


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by amore_spacey | 2010-05-17 03:10 | - TV series | Comments(0)

200 Pounds Beauty (カンナさん大成功です!)

私のお気に入り度 ★★★★☆(88点)

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【あらすじ】 身長169cm・体重95kgのダイナマイトボディを持つKang Han-na(Ah-jung Kim)は、唯一の取り柄である美声と歌の才能を活かして、スター歌手のゴースト・シンガーをしている。スポットライトのあたらない裏方でも、想いを寄せるプロデューサーSang-jun(Jin-mo Ju)に会える仕事を楽しみにしていたが、偶然Sang-junの本音を聞いてしまう。「才能があっても美貌のないKang Han-naなど、せいぜい利用すればいい」 決定的な現実を突きつけられた彼女は、命がけの全身整形を決意するが…。



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ふざけたタイトルから、韓流コメディにありがちなドタバタ劇かと思ったら、そりゃ有り得ないだろう?な大胆な美容整形には突っ込みたくなるが、そんな些細なことなんかどうでもよくなるような心温まる作品だった。整形することによって得たものや失ったもの、そして彼女の揺れ動く心模様が丁寧に描かれていた。テンポのいいストーリー展開や音楽の使い方、そして脇を固めるKang Han-naの女ともだち・レコード会社社長の息子・出前の店員(No-shik Park 『殺人の追憶』)・タクシーの運転手・おまわりさんなど、ウィットに富んで個性的な役者が揃い、最後の最後まで楽しめた。気がついたらうるうるしている自分にビックリ。



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Blondieの♪ Maria ♪(音が出ます!)が流れた時には、ビビッときたね。好きだったから。彼女のハスキー・ヴォイスも好きだけど、Kang Han-naが歌う♪ Maria ♪(音!)も伸びのある瑞々しい声で耳に心地よい(^^) あれって吹き替えじゃないの?ちょっと、ちょっと、Jin-mo Juって『ハッピーエンド』に出ていた?ひょっとして不倫の相手?ぜんぜんイメージが違う。恐るべし!

製作国:South Korea
初公開年:2006年
原作:鈴木由美子
監督:Yong-hwa Kim
キャスト:Ah-jung Kim, Jin-mo Ju, Yong-geon Kim, Dong-il Song, Hyeon-shik Lim ...


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by amore_spacey | 2010-05-15 00:51 | - Asian film | Comments(4)

La Prima Linea

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 1989年11月TorinoのLe Nuove刑務所で1人の男、イタリア左翼ゲリラ組織Prima Lineaを結成したSergio Segio(Riccardo Scamarcio)が、自分の辿ってきた過去を語り始める。折り合いが悪かった両親、生涯の友人との仲違い、Susanna(Giovanna Mezzogiorno)に初めて出会った日のこと、結成したゲリラ組織、そして1982年3月Veneziaに集結した仲間とともに、Rovigoの刑務所に投獄されているSusannaら4人を助け出そうという計画…のことなどを。



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鉛の時代(anni di piombo)と呼ばれた1960年代終盤~1980年代初頭のイタリア、それは『野良犬たちの掟』(映画TVドラマ)にも描かれているように、武装したテロリストが暗躍し爆弾テロや要人暗殺が横行、また学生や労働者をも巻き込んだ労働運動が各地で勃発した暗黒の時代である。同じ頃日本では1969年に共産主義者同盟赤軍派(通称赤軍派)が結成され、武装闘争の時代に突入しようとしていた。テロリストによる革命の嵐が世界中に吹き荒れた時代であった。しかしどういう訳か?鉛の時代についてイタリア国内では、あまり議論されない傾向にあるらしい。クサいものには蓋?だからこの時代を映画化するには、監督の着眼点や力量が問われるに違いない。



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武装闘争の時代でありながらこの作品のようにむしろ静寂が時に心地よく、時間軸に囚われないでSergioの現在と過去を交錯させた描写に好感が持てた。しかもSergioの過去のほんの幾つかに的を絞ったことにより、あの時代を知らない者にも比較的分かりやすい流れになっていたように思う。Riccardoくんは甘ったるい恋愛モノより、こういった硬派な作品が断然向いているね。今後の成長に期待!驚いたことに今回はGiovanna Mezzogiornoが、1度もヒステリックに叫んだりわめいたりしておりませぬ!(爆) 肩の力を抜いた淡々とした役者たちの演技が、武装闘争に狂走したあの時代の若者たちのリアルな心情に寄り添うことができたのではないかな?

製作国:Italy, France, U.K., Belgium
初公開年:2009年
監督:Renato De Maria
キャスト:Giovanna Mezzogiorno, Riccardo Scamarcio, Michele Alhaique, Awa Ly, Lucia Mascino, Fabrizio Rongione, Lino Guanciale, Daniela Tusa ...


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by amore_spacey | 2010-05-14 00:03 | - Italian film | Comments(2)

Iris Season 1 episode10-20 (アイリス シーズン1 後半10話)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(68点)

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【あらすじ】 背信感と喪失感で悪夢のような時を過ごしたHyeon-Jun(Byung-hun Lee)は、仇を討つために南北統一を控えた韓国に帰って来た。大統領の助けによりNSSに復帰した彼は、自分の随行員になった北側最高の要員だったSeon-Hwa(So-yeon Kim)とともに、統一を邪魔しようとする勢力を阻むため動き始める。Hyeon-Junは統一準備委員会発足式を無事に挙行させるため、式が行われる釜山ベックスコ現場を徹底的に封鎖する。統一を邪魔しようとする勢力Irisという秘密団体に、彼は全てをかけた孤独な戦いを挑むのであった。



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長い!シリーズがあまりにも長すぎっ!10話程度で完結できるのに無理矢理20話にまで引き伸ばしたから、間延びしまくり(苦笑) 第8話あたりからはかったるくて、早送り連発しました、ごめんなさい(>.<) このお話は韓国の南北統一問題に、『美しき日々』のような男女三角関係を絡ませたストーリということですかね。あ、そんな簡単にまとめちゃったらダメじゃないですか(殴!) Seung-hee(Tae-hee Kim)やIris首長の正体など、多くの謎を残してシーズン1が終わったけれど、ビョン吉がいないシーズン2を観ることは、、、ないでしょう。彼ってばアングルによっては新庄剛志?^^;


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可愛いんだけど
喋る時の口元が気になるSeung-hee(Tae-hee Kim) 


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ショートカットがめっちゃ似合うSeon-Hwa(So-yeon Kim)

製作国:South Korea
初公開年:2009年
監督:Kim Gyu-Tae, Yang Yun-Ho
キャスト:Byung-hun Lee, Tae-hee Kim, So-yeon Kim, Jun-ho Jeong, Seung-hyeon Choi, Seung-woo Kim, Jang Dong-Jick ...


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by amore_spacey | 2010-05-10 02:45 | - Asian film | Comments(4)