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The man from nowhere (アジョシ)

私のお気に入り度 ★★★★☆(85点)

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【あらすじ】 Tae-Sik(Bin Won)は、世間から遠ざかり街の片隅でひっそりと質屋を営んで生きている。彼は過去に起きたある出来事で心に闇を抱えていた。隣に住む少女So-Mi(Sae-ron Kim)は、母親に構ってもらえずひとりぽっちだった。そんな彼女はTae-Sikのことをアジョン(おじさん)と呼び、たった1人の友だちとして彼を慕っていた。しかしある日突然So-Miが姿を消す。麻薬中毒だったSo-Miの母親が犯罪に巻き込まれ、母親とともに組織に誘拐されたのだ。So-Miと母親を救い出すため、Tae-Sikはただ1人危険な企みへと足を踏み入れていく。


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参った!Tae-Sikを演じたWon Binが、めちゃくちゃクールでカッコイイ!鳥肌もの!ビョン吉に負けない腹筋もすごいぞー。彼が『母なる証明』のマザコン青年だった(言われるまで気づかなかったァ)なんてどうしても思えない全然別人振りに、度肝を抜かれたァ。流行らない質屋を営む謎だらけの青年。話が展開するにつれ、彼のまわりには死体だけがどんどん増えていく。「一体こいつは、何者なんだ?」と私たちは唸る。そして気がつけば作品の中に、どっぷりハマっているって訳。監督の手口にやられた。少女So-Mi役のKim Sae-ronも、タダモノじゃない。あどけない表情なんだけど、ちょっぴり大人びた喋り方がなんとも可愛い。


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マザコン青年から質屋のおじさんへの豹変振りにも驚いたが、作品の中でも前髪ぞろりん・げげげの鬼太郎から…


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こんなハードボイルド@刈り上げ男に大~変~身~!もぉーーー、めっちゃカッコイイんだからぁ。


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あ、カッコイイと言えば、血まみれ大格闘をした相手のこの方↑↑↑も、クール&ダークで素敵でした。名前が分かりません。情報求む!


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それから刑事らしくない刑事だったけど、気になったのがこの方↑↑↑ 彼の名前も分かりません。情報求む!


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そしてラスト・シーンにほろり。中弛みがなく、最後まで緊張を強いられるドキドキな展開が続くだけに、ラストでどわぁっと疲れが出るところでもあります(^^) いやぁ、ものすごくよかった。流血量&エグさが半端ない!暴力はいけないと思うんだけど、胸がスカッとする勧善懲悪モノって、最近少ないでしょ?^^

製作国:South Korea
初公開年:2010年
監督:Jeong-beom Lee
キャスト:Bin Won, Sae-ron Kim, Hyo-seo Kim ...


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by amore_spacey | 2011-06-05 23:54 | - Asian film | Comments(0)

La solitudine dei numeri primi (素数の孤独)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(72点)

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【あらすじ】 優れた数学の才能を持つ少年Mattia(Luca Marinelli)は、過去に犯したある罪のせいで、孤独の殻に閉じこもっていた。彼は家族や同級生と馴染めず、みずからを傷つけ続けた。片足が不自由になった少女Alice(Alba Rohrwacher)は、事故のきっかけを作った父を憎みながら育ち、足を引きずりながら歩く醜い姿へのコンプレックスから拒食の日々を送る。そんな少年と少女の出会いは必然だった。二人は理由も分からず惹かれあい、喧嘩をしながら、互いに寄り添いながら、共に大人になった。しかし小さな誤解が、二人の恋を引き裂く。


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静かな作品でありながら、謎解きの要素も盛り込まれて、気がついたらすっかり作品の中に入っていた。現在と過去を交錯させながら、大きな振幅が次第に小さくなり、少年と少女が抱えていたトラウマに近づいていく。このあたりの描写が素晴らしい。幼年期・思春期・青年期を演じた6人の役者も、それぞれによかった。特に傷つきやすく壊れやすい人間の心模様を演じさせると、Alba Rohrwacherは文句なくうまい。


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Aliceのパパには驚いた。「えーっ、こんな可愛い娘に、スパルタ教育するパパがイタリアにいるの?うそでしょ?」 私が知らないだけで、極少数ながらも、こんな教育パパがイタリアにもいるのか。青春時代のAlice(Arianna Nastro)と大人になったAlice(Alba)が、まるで別人28号だったのにはビックリ。話の流れからAlbaがAliceを演じているのは分かったが、途中から見た人は「これ、誰?」かもね。思春期のAliceを演じたAriannaがとてもよかっただけに、Albaへのバトンタッチは唐突だったな。

理解に苦しんだのは、思春期に同級生のViola(Aurora Ruffino)やその取り巻きにいじめられたり、Violaの偽りの友情のあと、手のひらを返したひどい仕打ちに遭いながら、彼女の結婚式にカメラマンとして出席するAliceの心境。分からないよ、ありえないよ。1歩間違えばひたすら重いだけの作品に、Kim Carnsの♪ Bette Davis Eyes ♪(音が出ます!)が効果的に使われ、未来へのかすかな光を感じた。

製作国:Italy, Germany, France
初公開年:2010年
監督:Saverio Costanzo
原作:Paolo Giordano
キャスト:Alba Rohrwacher, Luca Marinelli, Martina Albano, Tommaso Neri, Arianna Nastro, Vittorio Lomartire, Isabella Rossellini ...


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by amore_spacey | 2011-06-04 01:41 | - Italian film | Comments(2)

ラッシュライフ

私のお気に入り度 ★★☆☆☆(57点)

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【あらすじ】 道を見失い神に救いを求める青年・河原崎(柄本佑)は、その日もいつものように教団が経営する施設で動物の世話をしていると、突然教団の幹部から車の運転を依頼される。己の美学を貫く孤高の泥棒・黒澤(堺雅人)は、その日もいつものように部屋の中を物色していると、突然戻ってきた家の住人と思しき男とバッタリ鉢合わせしてしまう。不倫相手と邪な計画を進めるカウンセラーの京子(寺島しのぶ)は、その日ついにお互いの伴侶の殺害を決意し行動に出るものの、車で走行中に見知らぬ男を轢き殺してしまう。仕事も家族も失い街をさ迷うサラリーマンの豊田(板尾創路)は、その日もいつもと同じように駅前をふらついていると、コインロッカーの鍵をくわえた犬と遭遇した。ロッカーの中から拳銃を発見したことを機に、自分をリストラした男への復讐を決意する。4つの人生が交錯する時、生涯でたった一度きりの特別な1日が訪れる。


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4つの人生が交錯するというけれど、殆ど関連性がなかったな。堺雅人くんが出ている黒澤篇はそこそこ面白かったが、残りの3篇、とくに河原崎篇と京子篇は理解不能。堺くんが通う喫茶店のメロンソーダの緑色が印象的。リストラにあった豊田のあとをくっついていくワンコも、とっても可愛らしかった。それくらい、かなぁ。

製作国:Japan
初公開年:2009年
監督:真利子哲也, 遠山智子, 野原位, 西野真伊(東京芸術大学映像研究科生)
原作:伊坂幸太郎
キャスト:堺雅人, 寺島しのぶ, 柄本佑, 板尾創路 ...


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by amore_spacey | 2011-06-02 01:12 | - Japanese film | Comments(2)