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Grey's Anatomy Season 8 episode 1~2 (グレイズ・アナトミー シーズン8 第1~2話)

ネタばれあり。

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 地下の液状化によってシアトルの市内にできた巨大な陥没事故で、負傷者が続出した。Grace病院に運び込まれた負傷者たちは、チーフ・レジデントになったApril(Sara Drew)の指示に従って、治療手当ての重要度や手術の振り分けがされる。一方アルツハイマー病の臨床試験の際に、Grey(Ellen Pompeo)の違法行為を知ったDerek(Patrick Dempsey)は彼女への信頼が大きく揺らぎ、2人は別居となった。違法行為の責任追及の末、彼女は病院を解雇され、それに伴い養子縁組したZolaの親権の行方が危ぶまれる。妊娠していることを知ったCristina(Sandra Oh)は、悩んだ末1つの選択をする。


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チーフ・レジデントAprilにとって、初仕事の任務は重すぎた。多数の負傷者たちが突然運び込まれて、うろうろ&オタオタ。挙句の果てには、患者を取り違えて、手術の必要のない患者を手術室に送り込む、という失態を。頑張れ、April!


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GreyとDerekの間の不協和音を知ったソーシャルワーカーは、養子縁組の親としてあまりにも無責任であると判断し、Zolaを引き取りにやってきた。しかしここでも一悶着起きてしまう。


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外科医としてのキャリアを人生にかけているCristinaの中絶手術を受ける決心は、誰が何と言おうと変わらなかった。

ショッキングなエピソードでシーズン8が開幕した。相変わらず不穏な空気が流れ、この先どうなっちゃうのか?とても心配。しかもDerek先生を演じるPatrick Dempseyが、今シーズンを最後にこのシリーズから降板すると言っている。Derek先生のいないグレイズなんて有り得ない。2005年3月から始まったこのシリーズも7年目に入り、この先続けていくにしても、ネタ切れ?の感が強い。とても残念だけれど今シーズンで終止符を打つのが潮時かな、なんて思ったりする。本当にどうなるのかなぁ。

製作国:U.S.A.(ABC)
放映日:2011年9月22日
制作者:Shonda Rhimes
キャスト:Ellen Pompeo, Patrick Dempsey, Justin Chambers, James Pickens Jr, Sara Ramírez, Jessica Capshaw, Eric Dane, Chyler Leigh, Jesse Williams, Sandra Oh, Kevin McKidd, Sarah Drew ...


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by amore_spacey | 2011-09-30 00:31 | - TV series | Comments(0)

洋菓子店コアンドル

私のお気に入り度 ★★★☆☆(72点)

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【あらすじ】 東京で人気の洋菓子店“パティスリー・コアンドル”に、恋人の海(尾上寛之)を追いかけて上京して来た少女・なつめ(蒼井優)が訪ねてきた。しかし恋人は既に店を辞め、居場所が分からない。行く宛のないなつめは、泊り込みで働かせてくれと頼み込んだ。シェフ依子(戸田恵子)は渋々雇うが、仕事はのろくスタッフのマリコ(江口のりこ)とも喧嘩ばかり。ある日なつめは、自分のケーキをスイーツ評論家の十村(江口洋介)に食べてもらう。しかし、あっさり「0点」と。その日からなつめはケーキ作りに没頭する。


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次々に出てくるジュエリーのようなケーキ。加賀まりこや蒼井優ちゃんたち、何ておいしそうにケーキを食べるんでしょう。フォークを口に運ぶ時の、至福の表情。作品の出来は今一つで、突っ込みどころも満載だけれど、素敵なケーキを観ることができた、それだけで幸せ♪ ケーキを作る時の、優ちゃんの真剣な眼差しや手つきや姿勢がいいなぁ。パワーあるダミ声も可愛いョ。不器用で一途な職人気質を一心に演じた江口のりこは、かなり損な役回りだったけれど、何だか憎めないよね。幾つになっても加賀まりこは可愛い。そして戸田恵子扮するシェフ依子の、なつめに対する飴と鞭の匙加減が、絶妙!こんなお姉さんが欲しかった。

些細なことなんですが、コアンドルは、Coin de rue と書くんですよね?これって Rue de Coin(コアン通り)の間違い?それとも語呂がいいからコアンドルにしたのかしら?

製作国:Japan
初公開年:2011年
監督:深川栄洋
キャスト:江口洋介, 蒼井優, 江口のりこ, 尾上寛之, 粟田麗, 嶋田久作, 加賀まりこ, 佐々木すみ江, 戸田恵子 ...


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by amore_spacey | 2011-09-28 00:21 | - Japanese film | Comments(2)

The Kids Are All Right (キッズ・オールライト)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(79点)

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【あらすじ】 Nic(Annette Bening)とJules(Julianne Moore)という“2人のママ”の下、娘のJoni(Mia Wasikowska)は大学進学が決まり、これが家族で過ごす最後の夏になりそうだった。弟のLaser(Josh Hutcherson)は、18歳になり出生の秘密を知る事ができるようになったJoniに、「父親の事を知りたくないかい」と持ちかける。2人が初めて会う“遺伝子上の父親”Paul(Mark Ruffalo)は、気楽な独身生活を送っていた。が、子どもたちがPaulに会っている事を知ったNicとJulesは動揺し、正式な顔合わせのためPaulを食事会に招くことにする。


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もはや同性カップルは市民権を得て、特殊でも何でもなくなっている。とはいえ、同性愛結婚の家庭ってどんな感じなの?彼らの日常生活はへテロ・カップルのそれとはやっぱり違うんじゃないの?という素朴な疑問や密かな期待があった。ところが、どこにでもある家庭なんですね(少なくともこの作品においては) 女同士のカップルが、夫的&父親的な人(=Nic)と、妻的&母親的な人(=Jules)、のように役割分担されるのは、とても興味深い。男同士でもそうなのかしら?一家に2人の主がいたら収拾がつかないから、これは自然な成り行きなのかもしれない。

ティーンの子どもたちが、自分たちの家庭にはない父性を求めて、生物学上の父親Paulと積極的に関わろうとする姿が、これまた微笑ましかった。特筆すべきは、食事のシーンの多いこと。そしてそこでワインをいかにもおいしそうに飲む大人たち。同じ食卓を囲むというのは、ささやかな幸せを象徴するイヴェントなのだ。家族の絆を取り戻すのは、同じ釜の飯を食う!そんなちょっとしたことから始められる。遺伝子上の父親Paulに対抗意識を剥きだしにするAnnette Beningが、男前で意地っ張りで素直で可愛らしい。Julianne Mooreが別の役者だったら、もっと楽しめたのに。

製作国:U.S.A.
初公開年:2010年
監督:Lisa Cholodenko
キャスト:Julianne Moore, Annette Bening, Mark Ruffalo, Mia Wasikowska, Josh Hutcherson, Yaya DaCosta, Kunal Sharma ...


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by amore_spacey | 2011-09-26 03:23 | - Other film | Comments(2)

Hanna (ハンナ)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 雪深いフィンランドで父親のErik(Eric Bana)と二人きりで暮らしている16歳の少女Hanna(Saoirse Ronan)。元CIA捜査官の父親から戦闘技術や語学を学んだ彼女は、初めて父親のもとを離れる。それはCIAのMarissa(Cate Blanchett)という女性捜査官を殺すためだった。わざとCIAの基地に囚われたHannaは、Marissaを殺し基地を難なく脱出し、父が待っているドイツを目指した。しかし殺したはずのMarissa、実は身代わりで、本人は生きていたのだ。MarissaはHannaを殺すため、殺し屋(Tom Hollander)ら追っ手を差し向けた。

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少女HannaがMarissaを消さなくちゃいけない、というのは分かったが、父親Erikが一体何をやろうとしているのかはっきりせず、もやもや&イライラ。Erikのキャラって、地味でパッとしないEric Banaそのまま、と言ったら酷すぎる?The Chemical Brothersの音楽や点滅するライトに心が掻き乱され不安になるが、雪に埋もれたフィンランドの森・モロッコの砂漠・ドイツの猥雑とした街・そして寂れた遊園地などの映像に、ほっ。

Saoirse Ronanちゃんの魅力がどんどん開花している。あの肌の白さは、Cate BlanchettやNicole KidmanやTilda Swintonのそれとはまた違う。誰も触れてはならない聖域のようなもの。そしてこの白い肌に映える青い瞳。妖精のような、ごくふつうのティーンのような、頑強なる女兵士のような、不思議なオーラをまとっている。冷酷で凶悪なCate Blanchettの、スーツをきりっときこなした姿が、彼女のシャープなキャラクターにピッタリ。彼女も七変化する役者だ。それにしても、あの歯磨きシーンは怖かったな。

製作国:U.S.A. U.K. Germany
初公開年:2011年
監督:Joe Wright
キャスト:Saoirse Ronan, Eric Bana, Cate Blanchett, Tom Hollander, Paris Arrowsmith, Olivia Williams, Jason Flemyng ...


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by amore_spacey | 2011-09-24 00:57 | - Other film | Comments(0)

休暇

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 刑務官の平井(小林薫)は、職場で当たり障りのない付き合いを続け、40歳を越えた今も独身だった。ある日姉の紹介でシングルマザーの美香(大塚寧々)と見合いをする。仲人に乗せられ会ったその場で、二人の結婚は決まったような雰囲気になる。平井はこの結婚にささやかな希望を持っていた。処刑の際、下に落ちて来た体を支える役をやれば、1週間の休暇が取れる。美香を新婚旅行に連れて行きたい平井は、「支え役」を自ら志願するのだった。


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受刑者の足下の床が抜けて、体が落下し、絞首になる瞬間、その床下位置で受刑者が暴れないように支え押さえる「支え役」。人の死に手を貸すような役割。支え役は、受刑者の断末魔の苦しみを、死の瞬間を、その生々しい感触を、一生忘れない。この衝撃的なシーンに、死刑制度や命の重みや死について、私たちは一歩立ち止まって考える。また執行に携わった刑務官たち、特に死の上に立つことでささやかな幸せが得られる平井という男について、任務とはいえ割り切れないものを抱える人々の気持ちに寄り添う。そして何とも苦い思いに苛まれるのだ。


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登場するどの人も多くを語らない。受刑者・金田(西島秀俊)が一体どんな罪を犯したのか?見合い相手の美香の前夫や前の結婚生活がどうだったのか?全く触れない。刑執行までの刑務所での日々と、見合いから新婚旅行までのプライベートな日々、この2つの時間軸が交互に綴られていく。淡々と進んでいく。こんなにも静かなのに、静かだからこそ、ぐっと胸に迫ってくる。心の奥底に眠っているものが揺さぶられる。何ともやるせない複雑な気持ちになる。その上にある平井のささやかな幸せ。

製作国:Japan
初公開年:2007年
監督:門井肇
キャスト:小林薫, 西島秀俊, 大塚寧々, 大杉漣, 柏原収史, 菅田俊 ...


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by amore_spacey | 2011-09-22 00:26 | - Japanese film | Comments(4)

Brucio nel vento (風の痛み)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(72点)

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【あらすじ】 東欧のとある国の小さな村に生まれ育ったTobias(Ivan Franek)は、15歳の時スイスに亡命した。昼は時計工場で働き、夜は作家を夢見てフランス語での執筆に励んでいる。しかし名前を変え過去を封印したはずのTobiasは、母と関係を持っていた小学校の教師で、実の父親であると知った男を殺したことが脳裏から離れない。スイスに来てからは毎朝5時に起きて工場に行き、同じ部品を作る単調な生活を送っていた。ある日Tobiasは、工場の食堂で見覚えのある女性を見かける。自分が殺した教師の娘Line(Barbora Lukesová)だった。彼は異母兄妹でもあるLineに、自分の素性を隠して近づく。彼女には夫と小さな娘がいたが、いつしか2人は愛し合うようになる。


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フランス語圏のスイスの暗い空、小さな山間の寂しげな集落。曲がりくねった道、雪に閉ざされた坂道。鬱々として悲劇的な色合いを帯びる。TobiasやLineにとってこの国はいつまでたっても外国人でしかなく、移民、特に亡命した者にとっては、孤独感が終始つきまとい、鬱屈した感情を溜め込んでしまう。留学や結婚や仕事という、前向きな目的があってこの国に来た訳ではない。だから何年経っても居心地が悪く、苦しくて仕方がない。機会があれば、どこか別の土地へ行きたい、と心の片隅で思っているのだ。

鉛のように重苦しく陰鬱で狂的なTobiasの瞳が突き刺さる。全身から放たれる「オレに近づくな」というオーラ。どこまでもLineを追う、Tobiasの不気味で偏執的な愛。どれもこれも痛々しいばかり。3つの殺人を犯しても、それに関しては不問のまま、淡々とストーリーが展開していく。この現実を直視しない捉え方ってどうなんだろう?逃避行の末、明るい陽射しの海辺に辿り着いたけれど、彼らにとってここが永遠の安らぎの土地になるとは、到底思えない。それにしてもTobiasを演じたIvan Franekの、深い孤独を湛えた強い眼差し。あんな瞳でじっと見つめられたら、ドキドキする。心に残る役者だ。

製作国:Italy, Switzerland
初公開年:2002年
監督:Silvio Soldini
原作:Agota Kristof
キャスト:Ivan Franek, Barbora Lukesová, Ctirad Götz, Caroline Baehr, Cécile Pallas ...


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by amore_spacey | 2011-09-19 00:10 | - Italian film | Comments(2)

Agata e la tempesta (アガタと嵐)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(72点)

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【あらすじ】 ジェノヴァで書店を経営する40代の女性Agata(Licia Maglietta)が、常連客の若い男性Nico(Claudio Santamaria)に愛を告白され、初めは拒否するのだが、徐々に心が傾いていく。ところがAgataの弟Gustavo(Emilio Solfrizzi)の隠された過去が明らかになり、平穏だった姉弟それぞれの日常生活が一変する。『ベニスで恋して』のキャスト&スタッフが再結集したコメディー。


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エンドロールになった瞬間、「へっ?」「それで???」 何もかも中途半端なまま放り出して、終わらせていませんか?消化不良気味の気持ちを、どこにもって行けばいいの?この割り切れないもやもや感は実生活そのものなんだけれど、せめて映画の中ぐらい夢を見させて欲しいと思う時もあるよね。Agataも弟Gustavoも、あれでいいわけ?Gustavoの妻Ines(Marina Massironi)とは、その後どうなったの?Agataと年下の男Nicoの関係は?私の大好きなGiuseppe Battistonが、今回も何かやらかすのかな?なんて期待していたのに、彼の持ち味が今ひとつ活かされず精彩に欠けていたし。『ベニスで…』がとてもよかっただけに、期待しすぎたその落差は大きかった。あまりにも退屈な作品にがっかり。同じ監督の作品とは思えない(Ф_Ф;)

Agataの書店で働くちょっぴりエキセントリックなMaria Libera(Giselda Volodi)や、『ベニスで…』の時にも怪しげなエステティシャンだったGustavoの妻Inesを演じたMarina Massironiの微妙にキレた感じや、Gustavoの建築事務所に長年秘書として仕えていた品の良い夫人の、定年退職届けを告げる時の折り目正しい口調…など、女性の脇役陣は一癖も二癖もありそうで、面白かった。

製作国:Italy
初公開年:2004年
監督:Silvio Soldini
キャスト:Licia Maglietta, Giuseppe Battiston, Emilio Solfrizzi, Marina Massironi, Claudio Santamaria, Giselda Volodi ...


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by amore_spacey | 2011-09-16 02:44 | - Italian film | Comments(0)

スイートリトルライズ

私のお気に入り度 ★★★☆☆(60点)

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【あらすじ】 人気テディベア作家の瑠璃子(中谷美紀)は、夫の聡(大森南朋)と結婚して3年目。周囲からは理想的な夫婦に見られるが、最近は体の関係がなくなり、聡は自室でTVゲームをする時間が多くなっていた。そんな時瑠璃子はベアの個展で春夫(小林十市)という青年と出会い、情熱的な春夫のアプローチによって2人は恋に落ちていく。一方聡は大学のサークルのOB会で、自分に好意を寄せる後輩・しほ(池脇千鶴)と再会する。そして彼女と情事を重ねるようになった。


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空気のような透明感のある江國作品。吟味して選んだお洒落なインテリア。刺激はないけれど、ナチュラルで穏やかな時間と空間。それが瑠璃子&聡の暮す家。だけど私には苦痛で退屈な家。自分の部屋にこもって、1人でTVゲームをする夫の聡って何なんだ?喜怒哀楽が全くない、枯れ木のような男。楽しいの?美味しいの?辛いの?怒ってるの?うちのハムスターでさえ、もっと感情のメリハリがあるのに。そんな男、早くやめちゃいなよ。結婚生活3年、夫婦喧嘩は全くなし?そりゃ変ではないけれど、仲がよいことにもならない。まだまだ若いはずの瑠璃子も、老けちゃってるし。です・ます調の他人行儀な会話には、もはや付いていけませんでした。

この夫婦には現実感やセクシュアリティというのが殆ど感じられなかった。人間の形をしたロボット。情事においても男女関係がもつ情熱や生々しさ、狂気や嫉妬がなく、いつもどこかで理性が働いている。折り目正しい。退屈。そんな中で衝撃を受けたのが、テディベアの目を縫い付けるシーン。あれは怖かった。

製作国:Japan
初公開年:2010年
監督:矢崎仁司
原作:江國香織
キャスト:中谷美紀, 大森南朋, 池脇千鶴 小林十市, 大島優子, 黒川芽以 ...


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by amore_spacey | 2011-09-14 01:20 | - Japanese film | Comments(0)

Public Enemy (公共の敵)

私のお気に入り度 ★★★★☆(84点)

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【あらすじ】 元ボクシング選手の刑事Kang Cheol-jung(Kyung-gu Sol)は、いつも問題ばかり起すアウトロー刑事。ある大雨の夜、張り込み中に住宅街で黒いレインコートを着た男とぶつかり、そこで喧嘩した彼は相手のナイフで目元を切られた。それから一週間後、同じ地区で刃物によって滅多刺しにされた老夫婦の腐乱死体が発見されたが、手掛かりはなし。Cheol-jungは、雨の夜の男が犯人だと直感するが、身元が判明したその男Jo Kyu-hwan(Sung-jae Lee)は殺された老夫婦の一人息子で、社会的にも一目置かれるエリート証券マンだった。


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韓国映画ならではの血生臭いシーンが幾つもあるけれど、とても分かり易くて面白かった。容疑を吐かせるためなら、殴る・蹴るは日常茶飯事な暴力刑事といい、部下の頭を平気で殴る上司といい、「それでいいのか?」的な突っ込みどころも満載。ひたすら凶悪犯を追うだけでなく、クスッと笑えるシーンがタイミングよく入っているので、あっと言う間の2時間だった。喜怒哀楽や正義 vs 悪徳のメリハリがあったからでしょう。Cheol-jung刑事が赤井英和に、エリート証券マンのKyu-hwanが桑田真澄に、似てませんか(^◇^?)


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脇役のキャラ設定がこれまた絶妙で素晴らしい。ったくしょうがないヤツだなぁと思いつつも、Cheol-jung刑事に理解のある懐の深い上司、刑事のご機嫌とりのような果物屋のあんちゃんや、刑事の世話になっている顔見知りのチンピラ連中や、刑事を密かに追う変な秘密探偵たちが、刑事の存在をユニークなものにしてくれた。

製作国:South Korea
初公開年:2002年
監督:Woo-Suk Kang
キャスト:Kyung-gu Sol, Sung-jae Lee, Shin-il Kang, Jeong-hak Kim, Yong-gu Do ...


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by amore_spacey | 2011-09-12 01:22 | - Asian film | Comments(2)

Rabitt Hole (ラビット・ホール)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 閑静な住宅地に住むBecca Corbett(Nicole Kidman)とHowieCorbett(Aaron Eckhart) 夫妻。彼らは一人息子のDannyを少し前に事故で亡くし、大きな喪失感の中で暮らしていた。そのため妻のBeccaは妹の妊娠も素直に喜べず、夫に誘われて行ったグループセラピーでも苛立ちを隠せなかった。ある日Beccaは車の中から見かけた少年の後をつけた。少年は高校に通うJason(Miles Teller)、Dannyを車で轢いた高校生だった。彼もまた心に傷を負っていた。やがて二人は交流を持つようになる。


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Nicole Kidmanが演じる母親は、生活臭が殆どなく(それはそれでいいんだけど)、床の間に大切に飾っておきたいような現実味の薄い女性、という印象が強い。しかも幼い愛息を亡くした壮絶な状況にありながら、理解し難い言動が続くので、まったく作品の世界に入ることが出来なかった。彼女は美しすぎるんです。そんな美しいNicoleが、「私って、こんな辛い役、母親役もできるのよっ」的なオーラを、身体中から出しているのが嫌味だなぁ。←単なる私のやっかみデス。Jasonを演じたMiles Tellerが、年齢不詳の不思議な存在感を漂わせて光っていた。彼が描いたジョウロの口のような絵。何十個とジョウロの口を描き、それを切り抜いて台紙に貼りつける。さらに色をつけジョウロの口の部分に、3人家族の顔を書き入れていく。徐々に絵が完成していく様子を見るのは、とても楽しかった。

製作国:Japan
初公開年:2010年
監督:John Cameron Mitchell
キャスト:Nicole Kidman, Aaron Eckhart, Dianne Wiest, Miles Teller , Tammy Blanchard, Sandra Oh, Giancarlo Esposito ...


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by amore_spacey | 2011-09-07 00:07 | - Other film | Comments(0)